きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

20111015

2011年10月15日 19時26分19秒 | ニュース7

2011年10月15日(土) NHKニュース7

  • 普天間移設問題~アメリカ「具体的進展(日本政府から仲井真知事へ6月までに埋め立て申請求める)を~」
    • アメリカの軍事・財政事情~
  • 日本地震学会シンポジウム(静岡、500人参加)「なぜ予測できなかった」反省・批判
    • 多額の予算を使っているのに、100年程度のデータしか使っていなかった。
  • 格差解消を~抗議行動アジアにも伝染~
  • 民主党全国幹事長会議
  • G20(パリ)今夜、共同声明~信用不安~
  • 東日本大震災ガレキ、来年にもハワイへ
  • 紀伊半島せき止め湖警戒~
  • 再生可能導入進める~農相視察~
  • 仮設住宅の確保支援(の考え)~平野復興相
  • 体操世界選手権~内村航平、史上初3連覇
  • 男子ゴルフ日本オープン3日目 佐藤信人(41)首位
  • プロ野球6試合
  • サッカーJ1 7試合

沖縄は独立して琉球に戻るんですか?

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◆「KAGEROU」齋藤智裕

2011年10月15日 12時03分08秒 | 読書とか

KAGEROU」齋藤智裕 2010ポプラ社
第5回(最後)ポプラ社小説大賞受賞作

読めましたよ。
酷評する人たちが多かったようですが、賞金の大きな賞を受賞しているので仕方ないでしょう。
この金額(2000万円)の賞に値するほどの作品かといえば・・・無理だと素人ながらに思う。

社会問題なども軽くまぶして、それなりに飽きさせないイレギュラーな展開。
読めましたよ。ちゃんと。

 

主人公に少女と顔を合わせさせるために、同じバンを2台並べるという作者の都合だけの不自然な仕掛けが悪すぎる。
結構大きな組織で金のかかった管理がされているらしいのに、提供者とドナーの移動を同じタイミングにするか?たまたまってこともあっちゃいかんでしょ。どちらもコントロールできるのに。運転手や看護師(付き添い)も居るんじゃないのか。それ以前に、死体のダミーを運び込むタイミングで主人公を運び出せるはずでしょうに。だから、これは「全ド協」の仕組んだことだと思いながら読んだのね。違ったけど。主人公を心理的に誘導するために、美少女に会わせて英雄気取りで気持ちよくさせるのかと。違ったけど。そして、本当に移植されるのは政治家とか財界の大物か、それとも暴力団の親分かと思ったのね。違ったけど。(全ドナーを見ると、一部合ってもいたけど)

あのね、ドナーのキャンセルで心臓以外がまだだったというのにも違和感。それはないだろう。え?ああ、そうか。まあ、それくらいのことは当たり前にあることなのかもしれない。だって、「全ド協」はかなり大きな組織らしいから。品質管理と効率でそうなったんだろう。そう思ったらね、部屋を抜け出したときに他の眠らされている患者の群れを見るかと思ったの。そう、「マトリックス」みたいにさ。無かったわ。その景色を見てどう反応するのかというようなことを期待したのに。無かったわ。ま、ゼンマイのネジを巻くハンドルね、これはかわいいよ。「日常」のなのちゃんを思い描いてしまったじゃないか。

脳移植・・・無いわ・・・
キョウちゃんの意思なの?なのなの??
部分移植なんだろうけど。
ああ、それだけの重要人物・・・なのなの?・・・無いわ・・・
この終わり方なら、もう少し恋心を描いて欲しかったかな。
あ、そうそう、キョウちゃんも少女に恋していたっていうことになれば、また一つのハッピーエンドになるぞ。

あ、そうか・・・
実は「全ド協」はそんなに大きな組織じゃないんだ。
黒幕はキョウちゃんの親族の医者か政治家か暴力団なのだろう。
だから、キョウちゃんは脳移植をしてでも助けたい重要な(大切な)人物なのだ。
だから、病院の前に2台のバンが並んでしまったんだ。管理できていなかったんだ。
病院(全ド協)スタッフのレベルの低さがそれを証明している。

つまり、読み解くべき「KAGEROU」は主人公ではなく、キョウヤだったのだ。その立場と心理。
わずかに書かれたその部分から、この作品全体よりも多くの情報を読み取れと。
(本当にそうだったらすごい作品かもしれないが、それで?と何を伝えたいのかまた迷うのだった)

読めましたよ。

読者の想像力以下だったけど。

 

 

この作品がずっと晒されるのかと思うと、作者が気の毒な気もする。
次の作品で是非、名誉挽回してもらいたい。(または、この作品を書き直す?)


続編、改訂版空想

 国家を超えた世界的なプロジェクトが進行していた。まだそれは形になっていない。何人もの中心になる人物が、それぞれの場所できっかけを作り、それが徐々に集まって形になっていく。
 その中心になる人物たちがある人の墓前に入れ替わり訪れていた。
 そう、それが「KAGEROU」の主人公。ばらばらになって老若男女の命を救った存在。彼はその残された時間の中で望む社会の姿を描いた。その思いが命を救われた人々に受け継がれ、それは行動となって互いを呼び合う。彼の優しい思いが、それを受け継ぐ人々の活動で世界を覆っていく。世界が彼になっていく。

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