濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

言霊についてもう少し・・

2014年10月16日 | ひとりごと・・

何気なく使っている「ありがとう」という言葉
普段は感謝の気持ちを「ありがとう」と表現するのが普通
しかし、難が有ったからこそ「ありがとう」と言うべき・・だそうだ

つまり、
○つらいことがあったら「ありがとう」
○悲しいことがあったら「ありがとう」
○イヤなことがあったら「ありがとう」

そう言われりゃ「ん・・・・」と唸ってしまうが、言霊とは「言葉に宿るエネルギー」
イヤなことを「イヤ」と言えば「イヤなことのまま」
「イヤ」が好転することなく未来までずっと「イヤ」を引きずっていくという

しかし、イヤなことに「ありがとう」と言えば、
「イヤなこと」は「自分に何かを気づかせる為に起きた感謝すべきこと」に変わるという
難が有ったとき「ありがとう」と言うと「悪いことを断ち切れる」というわけだ

これからは、オイラも感謝の気持ちを伝えるときだけでなく、難が有ったときこそ!
心から「ありがとう」と言えるよう!努力したい・・・

また、「ごめんなさい」は、漢字で「御免なさい」と書くが、
○「御」… 相手への敬意・丁寧さ
○「免」… 許す

「どうか免じてください」や「寛大な心でお許しください」という意味である
ただし、「相手に許しを求める」という一面が見えてしまうため、あまり申し訳なさが
伝わらないこともあり、とくに、目上の人やビジネスシーンには相応しくない

さらに、「すみません」は、「済まない」の丁寧語
「謝るだけでは済まないことをしました」という意味がある
相手に許しを求めていないところは「ごめんなさい」よりも謝意が深いというわけだ

申し訳ありません(ございません)
語尾は「ございません」の方がより丁寧な表現になる

「申し訳」というのは『言い訳』のこと
つまり、言い訳の余地がないと「すべてが自らの非」であることを認める言葉だ

これこそが、ビジネスシーンで謝意を伝えるのにふさわしい言葉だと思う
これらの言葉を使い分けるのなら、
「ごめんなさい」<「すみません」<「申し訳ございません」となる

このように、言霊を意識してきちんと謝意を伝えられる人は、人として素晴らしい!
なぜなら、相手に敬意を払える人、つまり「気遣いのできる人」ということ

間違うことは誰にだってある。間違わない人なんていない
だから、間違ったときは素直に謝らなくちゃいけない。人間らしく!

ちなみに、踏音開言花(金木犀)の花言葉は「謙虚」
検挙!いや、謙虚・・オイラに一番足りないものかもしれない・・・

やべーっ!!

2014年10月16日 | ひとりごと・・

今朝、いつものように根岸線に乗車、電車が山手駅を出て、麦田のトンネルを
抜けた瞬間、うっすらと雪化粧した富士山を見ることができた

その間、僅か数秒!しかし、朝から富士山が見えると何か得した気分になる
画像は、オイラの秘密基地がある山中湖から撮った晩秋の富士

富士山に初冠雪が見られるちょうどその頃、金木犀が香る季節でもある
甘く強いあの香り、心地よいものにもかかわらず、オイラの年齢以上の人は、
とっさにこう言うだろう・・「あ、トイレのニオイ!」

いまじゃ「石鹸の香り」だとか、「レモン・グレープ」などの柑橘系が主流だけど、
これまで、トイレの芳香剤といえば「金木犀(キンモクセイ)」が定番だった

福島生まれのオイラ、都会に比べりゃインフラが進んだのはつい最近のこと!?
ガキのころは汲み取り式のトイレがほとんど
そのため、戸を開けた瞬間!卒倒しそうな悪臭を放つトイレというのも多かった

そのニオイを消すためには、悪いニオイに負けない、より強い香りが必要となり、
それが、甘めで、かつしっかりした香りの金木犀を植えること・・だったようだ

このように、かつては、トイレの近くに金木犀を植える家庭も多く見られた
しかし、金木犀の「天下」は、70年代初頭に始まり、90年代前半で終息・・
その名残として今もなお、あちらこちらで金木犀が数多く甘い香りを放っている

ところで、金木犀の正式名称をご存じだろうか
実は、オイラも知らなかった・・・
踏音開言花(フミオエコトバナ)と書く

その由来は、
ちょうどこの時期、金木犀が黄金色の花を咲かせ甘い香りを漂わせている
すると、人間がその香りに惹かれて、金木犀に近づいていく・・・

その時、人間が大地を踏みしめる音が出て、その音(踏音・フミオ)に共鳴して
金木犀が開く(開・エ)と云われる

つまり、
フミオ(踏音)→ エ(開)→ コトバナ(言花)
うまいこと当て字を考えたもんだ!昔の人ってーのは本当に粋だね~~

暑い夏を過ごして、人の身体に疲労が蓄積される
やがて秋になり、金木犀が黄金色の花を咲かせ、甘い香りを発する
その甘い匂いに誘われ、人は金木犀に吸い寄せられてしまう・・・

するってーと、〝踏音開言花“の本領発揮!金木犀は、人の気配を察知すると、
新たなエネルギーを開き(発散)、夏の疲労を回復させてくれる!!
金木犀には、そんな神秘的なパワーが秘められているそうだ

そういう「言霊」を秘めた花(コトバナ)が金木犀
誰だい?軽々しく便所の香りなんて言ったやつは!

さて、言霊ってーのをもっと!もっと!大事にしなくちゃいけないねエ~~
昔から、声に出した言葉がすべての事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、
良い言葉を発すれば良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こると云われる

だから、神主は、祝詞(のりと)を奏上する時には絶対に誤読が許されない!
結婚式の司会者は、忌み言葉(「去る」、「終わる」、「切る」など)を言っちゃいけない!
こういうのは、言霊の思想に基づくものなんだろうね

タイトルの「やべーっ!!」
なにげに普段から無意識に使っている言葉である
何かをやらかしたときによく使う「やべーっ!!」

近ごろ、いいこと、美味しいものに対する「やばい!」とはその意味が大きく異なる
「やばい」とは、「具合の悪いさま」「不都合」を意味する言葉だ
もとは盗人や香具師(テキヤ)などの隠語であったそうだ・・・

先日、「取材拒否の店」てーいう番組を見ていたとき
取材交渉のすえ、そこで食事をする。すると、バカなタレントが満面の笑みを浮かべ、
発した第1声が「やばい!」

すると、店の主人が優しくこういった
「日本人なら言霊を大事にしなくちゃ。やばい!じゃなくて美味しい!と言って」
そりゃ~そうだ、美味いのに「やばい」、綺麗なものをみて「やばい」
これが標準化したんじゃ日本も終わりだね

言霊・・・って大事にしなくちゃ!
オイラも、「てめ~!このやろう!!」というような愛情表現を改めなくちゃ!