はやいもので甲子園も決勝戦だ
注目は、仙台育英が、初めて真紅の優勝旗をもって白河(福島)の関所越えとなるか?
東北(福島)出身、現在、神奈川県民のオイラであるが、願いは、東北に初の優勝旗を!!
さて、沖縄を除き、お盆も過ぎ、今週からいつもの生活が始まったという人も多いはず
先週までは北海道をはじめ、富士山頂以外!?は、どこもかしも猛暑!
しかし、今週は天候も不安定・・日を追うごとに過ごし易くなってきた
こういうときに「夏バテ」になる
猛暑が続いているときは「熱中症」に注意が必要だが、けして「夏バテ」にはならない
しかし、暑さが一段落したころ、急にダルくなり、「夏バテ」に陥るケースが多い・・
そのためには睡眠が一番!その次は浅草「色川」のうなぎ!!
ところで、先に「沖縄を除き・・」と書いたが、
沖縄の各種行事は旧暦で行われるため、毎年旧暦7月13日~7月15日までがお盆
今年は、新暦でいうと、来週8月26日から28日までが沖縄のお盆だ
沖縄では、お盆は各家庭にとって先祖供養の大切な行事となっており、そのため、
お盆の前後、平日でありながら帰省するひとで飛行機のチケットがとりにくくなる
このように、沖縄の暦は特別であり、内地とは違って旧暦の暦が大半を占める
さて、タイトルのエイサーと福島・・・
沖縄に行ったことがない人でもエイサーを知っている!見たことがある!と人は多い
エイサーとは、お盆の時期に、現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するため舞踊
お盆になると、若者たちが歌と囃子に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩く
最近は、関連のイベント等も多く開催され、沖縄の重要な観光イベントにもなっている
オイラもお盆前、仕事で那覇に数週間ほど滞在したことがあるが、日が暮れると、
どこからともなく太鼓の音が聞こえてくる・・・
祭り好きのオイラ、太鼓の音を聞くだけで血が騒ぐ!!
その音につられて行ってみると、若い衆が、汗だくになり、エイサーの練習をしている
それから毎日のようにその練習を見に行くのが習慣となった
同じように、毎日、その練習を見に来るオバアたちと仲よくなった思い出がある
ところで、このエイサーとオイラが生まれた東北の福島とは深い縁がある
1603年から3年間、福島出身の袋中上人(たいちゅうしょうにん)というお坊さんが
那覇(首里)に滞在、浄土宗を布教した
これを契機に、沖縄では王家や貴族の間を中心として念仏が広まっていく
これがエイサーの原点と云われている
袋中が渡来する前の琉球には、既に臨済宗や真言宗が伝わっていた
しかし、難解な仏教に比べ、ただ念ずることによって救われるという浄土信仰の教えは、
土着信仰の根強かった琉球においても身近なものとして浸透していく
ちなみに、袋中上人生誕の地、福島県いわき市では、古くから「じゃんがら踊り」という、
鉦、太鼓を打ち鳴らしながら新盆を迎えた家などを供養して回る念仏踊りが伝わっている
じゃんがら踊りがエイサーの原点と云われる所以だ
仏門を極めようと明へと向かうため、袋中上人が滞在した琉球王国
結局、明への渡航は叶うことがなかったが、時の琉球国王である尚寧王の帰仰を得て、
後に尚寧王から、ご親筆の賛辞と肖像画が袋中上人に送られている
このことからも、上人と国王との親交の深さが窺える
《福島県いわき市のじゃんがら念仏踊り》
遠く離れた福島と沖縄
しかし、こうした縁でオイラの地元福島と沖縄とは繋がっている
ちなみに、沖縄ではコメが収穫でないため、主食用のコメの大半は福島産だ
これもなにかの縁・・・