万物がけがれなく清らかで生き生きしている
花が咲き、鳥は歌い、空は青く澄み、爽やかな風が吹き、
すべてのものが春の息吹を謳歌する頃
ハマのサクラも満開、水仙、菜の花、チューリップなど、
春を代表する草花が咲き、町も賑やかに
さて、今日から24節気は「清明(せいめい)」
清明は「清浄明潔」の略
江戸時代に書かれた『暦便覧』という本に、
万物発して「清浄明潔」なれば、此芽は何の草としれる也
と、書かれてある
空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、全てがはっきり
鮮やかに見える頃
つまり、霞も薄れ、ものがはっきり見える時期ということ
そのため、芽吹いたこの草も何という草なのか?てーことが
よく分かるということ
われがベイスターズもこれにあやかり、ペナントレースの
先行きが鮮明になってくれればいいけどね
きょうの先発はルーキーの今永、あとは打線の援護だけ
ところで、清明といえば、
沖縄では、三大行事の一つ「清明祭(シーミー)」がある
清明の節の期間に先祖のお墓に親戚が集まり、線香や花、
重箱につめた料理をお供えし供養する
基本的には清明の入りから15日以内に行うのが基本
しかし、現代では休日に行うことが多い
そのため、沖縄のお墓の前は「清明祭」をするための広い
スペースがちゃんと設けてあり、ここで、お重を囲んで
盛大な宴が催される
さて、芝浦運河の渡り鳥も日に日に数が減ってきた
春の訪れとともに北帰行
代って、そろそろツバメが南からやってくる
72候も「玄鳥至(つばめきたる)」