この時期に降る雨を“百穀春雨”という
本来、地上にあるすべての穀物に必要となる“天からの恵みの雨”という意味であるが、
今年に限っては、恵みの雨とはならず、被災地では二次災害の発生が心配される
また、24節気も昨日から「穀雨(こくう)」、春季の最後の節気である
あと2週間も経てば「立夏」となり、季節も確実に春から夏へと向かい始めている
また、72候は穀雨の初候である「葭始生(あしはじめてしょうず)」
水辺の葭が芽吹き始め、山の植物、野の植物が緑一色に輝き始める頃
本来であれば、一年を通じて、最も過ごし易い時期だった・・・
しかし、余震も収まる気配がなく、むしろ広範囲に渡って震源域が拡大している
すでに損傷を受けている家屋、そして、亀裂の入った傾斜地など、住民の居住域には、
大きな危険性が幾らでも潜んでおり、気が休まる余裕などないと思う
自然の驚異!自然の恐ろしさ・・・
東日本大震災以降、日本列島の北から南まで、地下のマグマの活動が活発になっている
いつ・どこで地震や火山が噴火しても不思議ではない
ところが、今回の熊本地震では、先の大震災での教訓がまったく生かされていない
報道では、要救助者の捜索ばかりがクローズアップされるが、10万人を超える避難者!
この人たちに対するケアは全くと言っていいほど行われていない
さらには、留守宅での火事場泥棒、アホな政治家はこの震災を選挙に利用!!
ヘリをチャーターし、被災地に笑顔で駆け付けた某美容整形外科の院長!!
これを取り上げたマスコミも如何なものか?
警察、消防、自衛隊をはじめ、自治体もある意味“命がけで”戦っている
政府与党は、余震にビビらず、首相、大臣自らが現地入りして陣頭指揮を執るべき
その成果を国民が評価する。その場が参議院選挙・・・これこそが本当の政治では?