濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

山笠!めぐりあわせ

2007年07月07日 | 博多祇園山笠
山笠には7つの流れがあり、つまり、7年に一度、「一番山笠」が
めぐってくる。

7月15日の追い山、一番山笠にだけ櫛田神社の境内で「祝いめで
た」を歌い、手一本が許される。それに必要な時間が約1分・・・
だから、4時59分という中途半端な時間に一番山笠が櫛田入りする
ってーわけ。

さて、一番山笠は注目の的であり、そのときに台上がりするってー
ことは大変な名誉である。

また、台上がりは、長年の積み重ねが評価されて実現するものであり、
いくら大金を積んでも乗せてはくれない。

通常、櫛田入りで台上がりできるのは、流の「総務」、つまり、最高
責任者を中心に、流の三役が脇をかため、一世一代!の晴れ舞台!!
栄誉ある一番山笠の台上がりを務めるのである。

ところで、台上がりは、山笠の台のうえ、表(おもて)に3人、
見送りに3人、計6人しか台上がりできない。

なかでも表の台上がりは「華」であり、のぼせもんの夢なのである。
集団山見せでは、市長をはじめ、街の名士たちが台上がりしているが、
追い山となると話は別、いくら街の名士といえど、台上がりはできない。

しかも、台上がりできるのはその年の当番町会であることが条件。
つまり、各流はいくつかの町会で構成されており、そのまた町会は
何ブロックかに細分化されている。

となると、
条件1 一番山笠である・・・・・・・・・・・・7年に一度
条件2 当番町である(10町会あれば)・・・ 10年に一度
単純に、7×10=70年に一度しかそのチャンスは巡ってこない。

因みに、西流は15のブロックで構成されているから・・・
なんと、105年!に一度しかそのチャンスはめぐってこない!!
しかも、そのときに役員でなければ台上がりができない!!!

さらに、そのチャンスが巡ってきたとしても、喪中であれば台上がりは
もちろん、祭りにすら参加することができない。

めぐりあわせ!?それとも運!?

こうした“めぐりあわせ”があるってーことを知ったうえで一番山笠の
櫛田入りを見て欲しい。

めぐりあわせ・・・・その日、台上がりできた男達は、櫛田入りすると、
てのごい(手ぬぐい)をはずし、背筋をピーンと伸ばて、少し頬を紅潮
させながら「祝いめでた」を歌う。

できれば生で見て欲しい。その感動(感激)は言葉では表現できない・・




最新の画像もっと見る

コメントを投稿