(たぬ吉が六甲でもらってきたアジサイ。茎が短すぎて水盤に置いた。)
火曜日に関西テレビの「
ちゃちゃいれマンデー」という番組を観ていた。
和歌山県だったか、運動会で歌う歌というのがあるらしい。
ねこ吉は見ている途中で、頭の中に電気がついた。
ねこ吉の小学校にも、運動会が終わったときに歌う歌があった。

運動が超苦手、徒競争はいつもビリ。
運動会の日ほど嫌な日はなかったわ。

しかし、毎年病気にもならず、いやいや学校に行く。
そのせいか、運動会の終わりに歌う歌は声高らかに歌っていた。

夕日ぃ~西に落ちぃ~
そのメロディ~が口をついて出た。
確か、

難波の学校の~

というフレーズもあったなぁ。
早速思いついたことを全部入力して検索。
青森県弘前市の歯科医の方のブログがヒットし、コメント欄に

みんなで遊んだ1日よ~
楽しい遊戯の数々よ~
夕日~西~に落~ち~
運動会は終わります~
先生皆~さん有難う~
最後にお口を揃え~
難波の学校の万歳を~
声の限りに唄いましょ~
の歌詞が出た。
これだ!ねこ吉は叫んだ。
最後まで大きな声で歌ってみた。懐かしい。
その歯科医の方は尼崎出身で、ねこ吉と同じ難波小学校を卒業していた。
ブログを読むと、ねこ吉より5歳年下で、ねこ吉と同じ難波幼稚園を卒園。
ねこ吉は卒園アルバムを引きずりだしてきた。
ねこ吉が1年だけ通った幼稚園は、キリスト教の幼稚園だった。
ねこ吉は「ひつじ組」だった。松組とか梅組とかが多い時代に、「何組?」と大人に聞かれ「ひつじ組」と答えるのは嫌だった。
前にブログにも書いたけど、母と一緒に行った婦人会の旅行のバスの中で、ねこ吉は回ってきたマイクを取って「空の鳥は」を歌って母に恥をかかせた。
賛美歌ばかり習ってた。
卒業証書を持ってうつむき加減に写っているクラス写真。
ねこ吉の左隣に座っている男の子は、ブログを書いている歯科医の方と同じ苗字だった。
もしかして・・・。
コメント欄で、「難波幼稚園を卒園なさったお兄さんはいらっしゃいませんか?」

と聞いてみた。
まもなく、「それは、兄です。現在西宮で歯科医をしています。」とのお返事を頂いた。
ふと見たテレビ番組から、ネット検索でここまで知ることが出来たことに感動。
厚かましくコメント欄に投稿したねこ吉に、丁寧なお返事を下さった弘前の歯科医の方にもお礼を申し上げます。
まだ、ねこ吉は興奮冷めやらず・・・。
運動会の終わりの歌のメロディーは、何処かで聞いたことがある。
元歌を知りたい。
夕飯の支度も歌いながら・・・。
「たぬ吉、この歌聞いたことない?」
「それは、『向こう横丁のタバコ屋の可愛い看板娘~』ちゃうか?」
検索したら「
タバコ屋の娘」と出た。
「タバコ屋の娘」を検索していけば、賛美歌「
まもなくかなたの」という歌だと分かった。
YouTubeで聴きながら、運動会の終わりの歌を歌ってみた。
ぴったりやわ!
3日間で、謎も解け、懐かしいことも一杯思い出し・・・。
パソコンが無ければ判らなかった。パソコン万歳!

「ねこ吉の検索力は凄い。

」と自分で自分を褒めた。誰も褒めてくれないから・・・。
追記
これは卒業記念にもらった聖書の見返しに、園長先生が書いてくださった言葉。
田中花子なんて、教科書の例文に出てくるような名前だね。
「光の子らしく歩きなさい。」
この年まで、そんなに陽の当たる道は歩いてこなかったなぁ・・・。
日向は苦手、自分をシダ植物だと言っているから。
何度も引っ越しをして多くの本を処分してきたのに、何故クリスチャンでもないのに、この聖書を今も持っているのは謎である。
引きずり出した卒園アルバムの最後のページの寄せ書きには、
「かみわあいなり」と書いていた。
「は」と書かず「わ」と書いてる。
アホですわ。何人かはねこ吉と同じ間違いをしているから、マァよしとするか・・・。
ほとんどの子が、「かみはあいなり」か「ひかりのこらしくあるきなさい」と書いている。
先生にどちらかを選ぶように言われたんだろうな。
ねこ吉は字数の少ない方を選んだんだと思う。言葉の意味など判ってないし。
当時から面倒臭がりだったんだわ。
追記その2
卒業アルバムをスキャンしてみた。
左から2番目が田中花子園長先生。
ほとんど着物を着ておられた。
肖像権?50年以上も前のことだからお許しくださいませ。
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