ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

ウクライナ侵攻に思うこと。「あなたとSDGsをつなぐ『世界を正しく見る』習慣」

2022-03-14 14:19:26 | 戦争

ロシアがウクライナ侵攻を始めて2週間以上が経過し、

戦況は泥沼化しているようです。

21世紀になった今、このような戦争が起きていること自体、驚くべきことですが、

実は、戦争は世界で絶え間なく起きており、私たちが知らないだけだった、

ということを教えてくれたのが、

原貫太という人です。

フリーランスの国際協力詩師を名乗る青年で、アフリカで難民支援などの活動をしてきた人です。

最近、この人のYouTubeを見る機会があり、なかなか凄い人ではないか、と思い、

微力ながら、皆さんにお伝えしようと思った次第です。

まずは彼のYouTube動画を見てください。たくさんありますが、とりあえずはこれ。

戦争のニュースを見て不安な方へ【冷静さを保つ3つのコツ】

ウクライナで起きている戦争のニュースが連日のように報道されています。 冷静さを保ち、理性で考えるため「抑えるべき3つの本能」という話をしま...

youtube#video

 

彼は本も出版しています。

「あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣」(KADOKAWA 2021年)

冒頭、

「便利な生活は誰かの犠牲の上に成り立つ」

という言葉から始まります。

アフリカはなぜ今も経済的自立ができないのか、という問題提起から、

今流行りのSDGsについても鋭く切り込んでいます。

以前ここでも紹介した本、ハンス・ロスリング著『ファクト・フルネス』(2021年4月6日の記事参照)

の共訳者上杉周作氏をはじめ多分野の専門家の監修を受けて書かれた本です。

「ファクト・フルネス」同様世界で起きている様々な事柄をきちんとしたデータを基に考察しているので、

非常に説得力があります。

とりあえず目次だけ紹介します。中身がおおよそわかるかと思います。

第一章 アフリカはなぜ今も経済的自立ができないのか。

第二章 「衣服ロス」から考える大量廃棄社会

第三章 肉食が水不足に繋がる「不都合な真実」

第四章 世界最悪の紛争とスマートフォン

第五章 データをもとに「アフリカ」を正しく読み解く

第六章 なぜ近年、日本で貧困が叫ばれるのか

アフリカの問題から日本の貧困まで幅広い視野で、データを基に、わかりやすい言葉で書かれています。

是非、一読をお勧めします。

TVを見ているとウクライナ情勢一色で、しかもアメリカをはじめとした西側の情報しか流れてきません。

本当は世界で何が起きているのか、私たちには知らされていないのかもしれない。

ここはやはり冷静になってみる必要があると思います。

原貫太氏は他にもたくさん動画をアップしていますので、

是非ご覧になることをお勧めします。

世界がどういう場所であれ、自分にできることをできる範囲でやっていくことが大事だと彼は語っています。

 

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