立川の映画館で「ドクター・ストレンジ」を見てきました。
今年初めての映画館。
やっぱり映画は映画館がいいね。
「ドクター・ストレンジ」はマーベルのアメコミ映画ですが、
主役がなんたって、ベネディクト・カンバーバッチ! とくれば行かずばなるまい。
天才的な外科医であるドクター・ストレンジが車の事故で大事な両手の機能を失い(神経がズタズタになる)
失意のどん底で、ある人からネパールにある寺院の名前を教えられ、藁にもすがる思いで修行に行きます。
そこでエンシェント・ワンという師と巡り合い、
肉体を超えた技(気功のもっとすごいヤツ、というか魔法)を習得すべく修練するのですね。
そうすれば手の機能も回復すると言われて。
私たちにとって、病は気から、というのはわりと自然に納得できますが、
ドクターストレンジの最初の拒絶ぶりは、西欧人だなあと思わず苦笑。
でも、彼は非常に優秀な外科医であったように、修行においても優秀で、
あっという間に弟子の中でも秀でた存在になっていきます。
でも、
世の中には悪いヤツもいるもので、
実はエンシェント・ワンたちは、世界を乗っ取ろうとしている悪者(出ました!)
と対峙していたのでした。
ここまで来ると、もうお約束の世界ですね。
スター・ウォーズの帝国VS反乱軍とか、アベンジャーズとか。
前半はけっこう面白い。
おお、そう来たかという場面もあり、
でも、後半になると・・
なんでこうもワンパターンなのかしらねえ、とため息が出てきます。
ま、水戸黄門のアメリカ版だと思えばいいので、
毎回手を変え品を変えして、
いろんなヒーローを引っ張りだしてくるのですね。
アイアンマン、キャプテンアメリカ、マイティー・ソー、ハルク、アントマン・・
そして、今度はドクターストレンジ。
ヒーローたちが悪と戦って世界を守っているらしいのだけど、
果たして彼らは世界を守っているのだろうか。壊してるんじゃないのかい。
でも、NYの街がぐるぐる回転したり分裂したりといった映像は、
「インセプション」のはるか上をいっていて、
見応えがあります。
気(魔法?)の使い方も、ほんとに荒唐無稽で、
アメリカ人の考える武器っていつもこうだよね、
とは思うものの、アイデアはなかなかすごい。
時間がキーになるところも面白い。
ま、肩の凝らないエンターテイメントとして見れば楽しいです。
ちなみにエンドロールの後にもうワンシーンあるのは、
マーベルのお約束みたいで、ここでけっこう大事な報告があったりするので、
最後まで席を立たないほうがいいです。
これも次回に続くみたいで、
次回が楽しみです。
次は一体何がぐるぐるしたり分裂したりするんだろうか・・