ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

しあわせの絵具 愛を描く人モード・ルイス

2019-07-26 10:27:29 | 映画

 

いよいよ梅雨明けでしょうか。暑くなってきました。

さて、今日は

「しあわせの絵具 愛を描く人モード・ルイス」
 
(2018年 カナダ・アイルランド合作 アシュリング・ウォルシュ監督)

を紹介します。これも実話。最近、実話が多いなあ。
実話の映画化が全て面白い、というわけではないのですが、やはり事実の重みというのはあるかもしれません。

この映画の主人公、モード・ルイスはカナダの有名な絵描きさんです。

最初、モーゼスおばあさんの映画かと思ったのですが、違います。似てるけど。

二人とも素朴派(ナイーブ・アート)の画家で、独学で絵を学んでいます。
また二人とも、リウマチを患っていた、というところも同じです。

リウマチを患いながら絵を描き続けた画家としては、ルノワールやデュフィなどが有名です。ルノワールの晩年は手の変形で絵筆が持てず絵筆を手に括りつけて描いていたそうです。

私もリウマチ患者の一人として、その壮絶さの一端はわかります。

ストーリーはシンプル。
母を亡くして実家を追い出されたモードは、小さな田舎町の伯母の家に引き取られます。
彼女は若年性リウマチを患い、足をひきずりながら歩くので、子どもたちに石を投げられたりしますが、実はとても賢い。
しかし彼女を預かった伯母は事ある毎にモードをいじめます。彼女は何としても自立したい。

そこで、エべレットという男の家に家政婦として志願します。
このエベレット、孤児院で育った非常に粗野で乱暴な男です。
モードのたっての願いで彼女を雇いますが、おまえは我家では犬以下の存在だと宣言します。キッチンと寝室のみの小さな家に、モードは家政婦として住み込むのです。

それから40年の間、二人は共に暮らします。この二人の半生を描いたのがこの映画。

モードを演じているのが、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンス。彼女の怪演は見どころの一つ。夫のエベレットを演じているのが、イーサン・ホーク。

エベレットは粗野な男の例にもれず、威張り散らし時にモードを殴ったりしますが、モードも負けてはいません。

彼女はエベレットの中にある人間性と優しさに気づき、実に巧みに彼を懐柔していきます。
決して彼に逆らうことなく、気がつけばいつのまにか彼女の望み通りになっている、という辺り、昔の女性の男性操縦法が(いいかどうかは別として)あますところなく描かれます。
モードは実に賢い女性なのですね。

でもねえ、見ていて辛くなるのですよ。
リウマチを患い足をひきずりながら歩くモード。その彼女が、家事をすべてこなし(そうしないと解雇すると脅されているから)、大きくて重たい鍋を苦労して運ぶのを傍で見ながら、決して手伝おうとはしないエベレット。

おまえは犬以下だと宣言され、それでも無抵抗にうなずくしかないモード。

彼女の絵を最初に認めたのは、この土地で夏を過ごすNYから来たサンドラという女性でした。

サンドラに
「何があなたをかりたてているの?」と聞かれ、
モードは絵筆と窓があれば満足なの、と答えます。

「私は窓が好き。鳥が横切ったり、ハチが来たり、毎日違うわ。命があふれている。命の輝きがひとつのフレームに、そこにあるの」

モードにとって、絵を描くことは生まれながらの才能に導かれたものであると同時に、セラピーでもあったのだろうと思います。

絵を描くことがなかったら、彼女はとっくにエベレットとの生活を諦め、あるいは逃げ出していたのではないでしょうか。

でも、逃げ出すわけにはいかない。彼女には行くところがないから。そんな彼女を助けたのは絵を描くこと。そして、エベレットもまたそんな彼女に助けられたのでした。

でもねえ、これ、1930年代から約40年間の話、しかもカナダの辺鄙な田舎町での話なので、仕方ないといえば仕方ないのですが、男尊女卑にも程がある。

モードは実に賢い女性なのですが、それでもあまりある苦労を強いられます。この話のどこがラブストーリーなんだ、純愛物語なんだ、と私は強く思うのです。

もちろん純愛の部分もあるし、エベレットがどれだけモードに救われたか知れないとも思うけど、でも、これを純愛物語として片付けてはいけない気がするのです。

「おしん」の時代じゃあるまいし、これを今さら美談として映画化するってどうよ、と思うわけですよ。

エンドロールにある実際のモードとエベレットはもっと幸せそうです。エベレットの笑顔を見ると、彼が決して映画のような粗野で荒々しい男だったとは思えない。

この映画が私たちに何を告げようとしているのか、今いちど考えてみる必要がありそうです。
美しい音楽とかわいらしいモードの絵に彩られ、美談に仕上がってはいるのですが、騙されちゃいけない。

うかうかしてるとこの手の美談に乗せられて、愛こそすべてよねえ、みたいな価値観に持っていかれそうになるから。
自分をしっかり保っていましょうね。

 

 

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マダム・フローレンス/夢見るふたり

2019-07-23 10:14:28 | 映画

(これは2018年9月3日の記事です)
先日、暑気払いの飲み会があって、そこでカラオケに行ったわけです。
私も歌ったのですが、周囲はさぞ迷惑したことでしょう。だってすごい音痴なんだもん。
でも、歌うって楽しい!

その話を友人にしたら、こんな映画を教えてくれました。

「マダム・フローレンス!/ 夢見るふたり」
メリル・ストリープ&ヒュー・グラント主演。2016年イギリス映画。

これ、音痴の人、必見!
しかも、実話です!
実話の映画化はよくありますが、こういうのも映画にしちゃうんだ、と思った。

1940年代、アメリカにフローレンス・フォスター・ジェンキンスという大金持ちの女性がいて、金に飽かせてカーネギーホールを借り切って歌のリサイタルを開いちゃうのですが、このマダム・フローレンス、凄まじい音痴。
でも、彼女自身は自分が音痴だとは思っておらず、兵隊たちを慰めるためにリサイタルを開くのだと自信満々に宣言します。

あわてた夫(ヒュー・グラント)は周囲に根回しをし、彼女が音痴であることがバレないよう買収しまくります。

人のいいピアニストを雇い(このピアニストがまたいいのよ!)、酷評の出た新聞を買い占めて彼女の目に触れないようにします。

まあ、言ってみれば、金持ちが金に飽かせてリサイタルを開いた、というだけの映画なのですが、彼女と夫の奇妙だけど純粋な愛の形を描いた映画でもあり、また、マダム・フローレンスのピュアで一途な音楽愛が周囲を巻き込んでいくという喜劇でもあります。

もうね、抱腹絶倒!
久しぶりで笑い転げた。
メリル・ストリープがすごい。彼女はオペラの訓練をした後に、少しだけ音程をはずす訓練もしたそうです。

でも、メリル・ストリープは音痴ではないので、映画の中ではそこそこ聞ける歌になっていますが、実際のマダム・フローレンスの歌声が残っているので、聴いていただければ、彼女の音痴ぶりがよくわかります。

https://www.youtube.com/watch?v=JsvmieZmL_8

最初のひと声を聞いただけで、ぶったまげること必至です。

ものすごいインパクトのある歌声ですが、彼女のレコードがベストセラーになったというのは、なぜかわかる気がしてきます。

すごく音痴。でも、聴いているうちに笑いだし、幸せな気分になれる。
好きなことをとことんするって楽しい! そして、
ああ、これでいいんだなあ、と力が抜けてくるのです。

でも、オペラのような難しい歌はそんじょそこらの人には歌えない。
マダム・フローレンスは歌の訓練を重ねた結果、ここまで歌えるようになったそうです。心底音楽が好きで、歌うことが好きだったから。でも、専門家によると、彼女の音感とリズム感は完全に狂っており修正不可能、だそうです。それなのにこの魅力!

音痴の人もそうでない人も、勇気をもらえる映画です。

また、不思議な形の夫婦愛も描かれます。こういう愛もあるのだなあ。

そして、何より、彼女が活躍したのは、第二次大戦中。
日本では「贅沢は敵だ」「欲しがりません勝つまでは」のスローガンと共に、音楽を楽しむなんて言語道断、非国民、という空気が蔓延していた中で、アメリカではマダム・フローレンスのような人たちが従軍兵士を慰安するためにコンサートを開き、敵国ドイツのオペラを堂々と歌っていたわけです。

日本が勝てるわけがない。

というわけで、音痴の私は大いに勇気をもらったのでした。

背景にマダム・フローレンスの過酷な人生も描かれ、ただの金持ちの余興ではなかったことも伺えます。

音痴の人もそうでない人も見るべし!

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ベター・コール・ソウル 等

2019-07-19 10:06:25 | 映画

 

 

(これは2018年の記事です)
寒さが身にしみる季節になってきました。
皆さん、お元気ですか?

今年もあとわずか。
今年は、例年になく忙しい年でした。

日本語教師として、週に4回各2時間のレッスンをしてきました。
JLPT(日本語能力検定試験)に向けてのレッスンが中心なので、楽しいけれど気が抜けません。毎回準備にけっこう時間もかかる。

エッセイの会も続けています。
毎月締め切りがあるので、それまでに一編書かなくてはいけません。

また、久しぶりに長編小説にも挑戦していて、ようやく完成間近なのですが、
そんなこんなであっという間に時間が過ぎていったのでした。

時間が飛ぶように過ぎ去ることを、英語でも"Time flies."といいますが、文字通り、時間は飛ぶんですね。(時々記憶も飛ぶけど)
昔はせいぜいスズメ並みだったのに、やがてツバメになり、ハヤブサになり、今ではロケット並みに速度を上げ、大気圏外に飛び出しそうな勢いです。
宇宙空間に飛び出したら、あとは天国直行便・・かしら。

こうして年を取っていくんだなあ、というのがひしひしと感じられる今日この頃です。

「来年こそ○○をしよう、来年こそ○○な年にしよう・・」
というのは、来年が来ることを前提としてるわけで、
やがて「来年」は来なくなる。
あるいは来るかどうか定かじゃなくなる。

誰にでも訪れる真実です。
切迫した未来ではないけれど、かといってそんなに遠い未来でもない。

もしも、無事「来年」を迎えることができたとしたら、それはすごくラッキーなことだと思わなくてはいけない、そんな年になってきました。

ともあれ、まだ生きているので、しばらくは私の名前が同窓会の訃報欄に載ることもないでしょう。たぶんね。

今年は映画もたくさん見たけど、Netflixを導入して以来、すっかりドラマ三昧です。

中でも、一押しなのが、
「ベター・コール・ソウル」です!!
「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品ですが、私的にはこっちの方がずっと面白かった。来年、シーズン5が配信されるようですが、もう待ちきれない。

何しろ、このドラマ、兄弟の確執について語っているので人間模様がハンパない。今年見るべきドラマNO1です。

「ストレンジャー・シングス」は子どもたちが主役のドラマで、これも面白かった。
「マンハント/ユナボマー」「マインドハンター」の2編はFBIのプロファイラーたちの話です。
特に「マンハント/ユナボマー」は超お勧めです。
実話を基にしたドラマで、サスペンスフルで見応えがある。

最近見た中では、「ブレッチリー・サークル」が面白かった。

映画「イミテーション・ゲーム」(ベネディクト・カンバーバッチ主演)に登場したブレッチリー・パーク(ドイツ軍のエニグマを解読した場所)に暗号学校があったという設定で、
ここで働いていた女性たち4人が、戦争が終わってしばらく後に、連続殺人事件を解決するというミステリーです。
地味だけど見応えあり。女性が主役(脇役ではなく)のミステリーってあまりないけど、これは女性だけが主役です。

Huluでは「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」がシーズン2まで配信され、最後まで見ました。ディストピアの物語で、ギレアドって日本じゃないのかしら、と思えてきます。
最後はやはりシーズン3に続くようで、来年が楽しみです。

というわけで、忙しいと言いつつドラマは見てるんだなあ。
今年はまだひと月あるので、またきっと面白い映画やドラマに出会うことと思います。

皆さん、風邪ひかないようにね!!

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ある女流作家の罪と罰

2019-07-16 10:57:21 | 映画

 

あいかわらずどんよりとした天気続きですね。

さて、今日もアマプラ(amazonプライム)で見つけた映画を紹介します。

「ある女流作家の罪と罰」
(マリエル・ヘラー監督作品 2018年)

これも地味だけどとてもいい映画でした。しかも、これまた実話。
真実は小説より奇なり、ってことかな。

(以下ネタバレ)
一時は伝記作家としてベストセラーを出したものの、その後は全く売れない作家、リー・イスラエル。
メリッサ・マッカーシーが演じていますが、彼女がとにかくいい!

51歳という役柄もそうだけど、背が低く、太っていて、ぶかっこう。一見、男のような外見。

リーはファニー・ブライスの伝記にとりかかっていますが、出版社はファニー・ブライスは古すぎて誰も読まないといって取りあってくれない。校正の仕事も首になり、困窮し家賃も払えずアパートを追い出されそうになります。
NYのボロアパートで悲惨な生活を送りつつ、作家として成功する夢だけは捨てないリー。

というか、この人、頭の中だけで生きているのですね。目の前の現実が見えない。作家には往往にしてこういうタイプがいるようです。

ある日、リーは図書館の本に挟まれていた作家の手紙を発見します。
それを盗んで書店に持参したところ、予想外の値段がつきます。
味をしめたリーは、それ以来作家の手紙の偽造を始めるのです。

つまり犯罪に手を染めるわけ。
でも、そこがリー自身の作家の手腕の見せ所。
彼女が偽造した手紙は高値で引き取られるようになります。

そこに、ジャック・ホックというヤクの売人でゲイの男が現れます。
ジャックを演じているのが、リチャード・E・グラント。
この二人の関係が絶妙。

男と女だけど、バディの関係。

でも、そもそもリーは自己中で人に優しくない。
ジャックを使って偽造した手紙を売りさばく売人の役をやらせるのですが、ジャックを邪険に扱います。

リーは手紙の偽造でそこそこ稼ぎを得ますが、悪いことは長続きしない。
やがて偽造は見破られ、ジャックはリーを裏切り、彼女はFBIに逮捕されてしまうのですが、それまでに、彼女が造った偽造の手紙は400通にのぼるというから驚き。

裁判の席で彼女は言います。

「いろいろな意味で人生の最高の時期でした」
「唯一自分の作品に自信が持てたのです。実のところ私の作品とはいえませんが」

彼女の才能は文書偽造という形で発揮されたのですが、目的が間違っていた。

判決は執行猶予5年という比較的軽いものでした。

やがて彼女はジャックと和解し、事件の顛末を描いた自伝を書くことになる。それがこの映画の原作。

最後のジャックとの和解のシーンがいいのよねえ。
リーはようやく(過去の伝記の人物ではなく)目の前の一人の人間に気づくのです。

この映画の肝は、やっぱり人間、そして友情。
血の繋がった家族ではなく、男と女の友情です。
もしかすると、恋愛や結婚より長続きのするいい関係かもしれない。

猫も出てきます!
作家には猫よねえ。

本当に、しみじみといい映画です。

それにしても「女流作家」って??
男の作家は「男流作家」って言わないでしょ。
タイトル、古すぎ。

原題通り「Can You Ever Forgive Me?」がいいのでは? 

これはリーが偽造したドロシー・パーカーの手紙の言葉(つまりリーの創作)です。
あるいは、「リー・イスラエルの罪と罰」なんてのはどうかしら。

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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

2019-07-13 11:21:04 | 映画

 

さて、今日は、

「ボブという名の猫/幸せのハイタッチ」を紹介します。
(2016年イギリス)

ずっと見たかったのだけど、amazonプライム(アマプラ)で500円とかしてたのよね。それがアマプラで、ついに、タダで配信され始めたのでさっそく見てみました。

とってもいい映画でした!

好きなもので、が出てくればそれだけで全部OKなのですが、この映画は何とが主人公なのよ!

そして、主人公のボブを演じているのが、実際のボブ!というところがすごい。
主人公を主人公が演じている、しかも、猫が

ボブって天才猫だ。

昔、我家には歴代の猫がいまして、それぞれとても個性的だったのですが、ってほんとにそれぞれで、すごく利口なもいれば、とんでもなくおバカなもいました。

一番長くつきあった黒猫は庭でジャンプして雀なんかつかまえていましたね。ある日、目覚めると私の枕元にネズミが置いてあって、ギャーッと叫んで跳び起きたのですが、あれはからのプレゼントだったみたい。うちのご主人はろくなモノ食べてないから栄養つけてあげなくちゃ、って思ったんだろうな。

というわけで、となると話が尽きないのですが、映画の話を。

これ見た日は、なんか胸の中があったかーくなって、ぐっすり眠れました。

ストーリーはシンプル。
ロンドンの路上でストリートミュージックで何とかしのいでいたホームレスのジェームズ。彼はドラッグからなかなか抜け出せない。ある日、一匹のが彼のもとにやってくる。こののおかげで、彼は薬物を絶ち、父親とも和解する、というお話。実話です。

実話の持つ重みというのは、毎回感じますが、ずしりときます。

しかも、ですよ!

もうね、ここで書くのをやめてもいいくらい。見てみてね、終わり。

・・というのもナンなので、
この映画のキモは、ジャンキーの青年と青年を見捨てた父親との絆回復のストーリー、というところにあります。

つまり、親子の物語。

日本の家族と違って、西欧圏の家族のあり様はかなりシビアです。日本みたいに、家族なんだからと何でも許しちゃう風土はない。ジャンキーだときっぱり捨てられます。

それぞれが自分のアイデンディティーを持っていて、家族といえども個人と個人なのですね。

従って、ホームレスになろうが、手を差し伸べることはしない。

でもねえ、ジェームズはかなりかわいそうな子ども時代を送ってもいます。それって両親の責任なんだけど、彼はそれを自身の責任として引き受け、辛さのあまり薬物に手を染めるのだけど、実はとてもイノセントな人なのです。最後に父親と和解し、父親も彼に謝るのですが。

この辺が日本映画とは大きく違うところです。
が主人公の映画だけど、やっぱり人間が主人公。家族についての物語。

人間にとって何が一番大事か、ということを常に問いかけている映画が西欧圏には多い気がします。

でも、裏返せば、そこが欠落しているからこそ描くのかもしれません。
(日本の場合は、欠落がないのではなく、欠落を認識していないのだと思う)

いずれにせよ、
猫のボブがいいのよねえ。

背景に流れる音楽もいい!

好きにはたまらない映画です!
ぜひ見てみてね。
(↓はボブじゃなくて、私の娘んちのです)

 

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