ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

2022年を振り返る

2022-12-30 23:25:47 | 映画

2022年もいよいよ残り一日となりました。

今年は、何より外反母趾で一カ月入院したという異例の年であり、

しかもまだ完治しておらず、医師に再手術まで勧められ・・

こんな風にして少しずつ体が動かなくなり、年を取り、意欲が衰え、老婆になって死んでいくのか・・

と嫌な予兆を感じた年でした。

気持ちだけはまだ若いんだけどね、

時間が過ぎるのがどんどん速くなってきて、それが何より怖い。

さて、年末恒例の

今年見た映画を振り返ってみたのですが、大した収穫はなかったなあ。

映画自体あまり見てないし。

そうそう、先日、東宝シネマで友人と「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を見てきました。

何しろ3時間12分という長尺の映画なので、水分を極力取らず食事も控え、万全の体制で臨んたところ、一度もトイレに立つことなく、3時間12分をクリアできたので、我ながらよくやった、と褒めてあげたい気分でした。

「アバター」の前作も劇場で観てるのだけど、私にはイマイチでした。今回も同様。

ストーリー自体に驚きがなく、反戦映画という評判のようですが、

ジェームズ・キャメロン監督って、実は戦争大好きなんじゃないのって思った。

でも、3Dの立体映像で見る海の世界は素晴らしかった。

まるで本当に海の中を泳いでいるようで、CGもずいぶん進化したものだなあ。

何より、海に行きたいなあ~と思った。

今年はCG使いまくりの映画が流行しましたね。

「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

「スパイダーマン/ノーウェイホーム」

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」

マルチバースもやたら流行しました。

でも、感動したのはマルチバースやCGじゃなくて、やっぱり、

「スーパーノヴァ」や、ついに完結編を迎えた「ベター・コール・ソウル」でした。

年のせいか、ちょっとやそっとでは感動しなくなったのが寂しい。

で、結局古い映画など見て、そうよね、映画ってこうでなくちゃ、

なんて思ったりしています。

「ローマの休日」とか「慕情」とか、ヒッチコックの作品とか、古い映画がよい。

入院中に見た「セントラル・ステーション」もよかったなあ。

それにしても、今年の収穫はなんて少ないんだろう。

とはいえ、とにかく無事2022年を終えることができそうなことに(まだ1日あるが)感謝しましょう。

そして、

来年はもっとたくさん映画を見て、人と話して笑って、人生を楽しまなくちゃって思ってます。

皆さんもよいお年をお迎えくださいませ。

(にゃん)

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ジュリア・キャメロン「ずっとやりたかったことを、やりなさい」から一年

2022-12-28 09:50:35 | 日記

去年のちょうど今頃(12月18日)、

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」(ジュリア・キャメロン著 サンマーク出版)

という本を紹介しました。

それからしばらくの間、

モーニングページやらアーティストデートやらを実践しました。

アーティストデートは、「散歩日和」というテーマで、ここでも何回か取り上げました。

結果、歩きすぎて外反母趾が悪化し、今年の手術に至った、

(重症の外反母趾なので長時間歩くと悪化することを最近になって知った)

という訳で、考えてみるとアホな話ですが、

あれはあれで楽しかった。

私には何でもすぐ試してみたがる癖があり、しかもやり過ぎてしまう傾向があって、

それが裏目に出ることが少なくない。

自分の状態を把握する前に飛びつく、という悪い癖です。

健康体じゃない、というところがすっぽ抜けていたわけです。

痛みがないのも、歩けるのも、強い薬を大量に使用し、足裏の魚の目を削りながら、何とかだましだまし体を使っていたからだ、ということをすっかり忘れていたのですね。

自分の身体を大事にしてこなかったツケがまわってきたというわけ。

それを今回思い知らされました。

自分の身体を自分で管理しないでどうする。

でも、慎重になりすぎても人生つまらない。

せっかく地球に生まれてきたのだから、やっぱり冒険しないとね、となって、

つい、面白い方、楽しい方に走ってしまう癖はどうにもならない。

入院生活を経験したので、少しは自重するようになったのですが、

これって、どうやら、左脳の言語脳でモノを考える癖がついているせいかもしれません。

5月20日の記事に書いた、ジル・ボルト・テイラーの本、

「奇跡の脳/脳科学者の脳が壊れたとき」

にもありますが、おしゃべりな左脳が壊れたとき、隠れていた右脳が働きだし、まるでニルヴァーナにいるような恍惚感を覚えたとあります。

私たちの存在というのは、自分で自覚しているよりはるかに大きなもので、

大きな可能性を秘めていることがわかります。

なので、自分の身体に気をつけるのはもちろん大事ですが、

それで制限を設けてしまうと、やはり行動が限られてくる。

悩ましいところです。

これからはどんどん体力が衰え、行動範囲も狭まっていくことでしょうが、

どうすれば、この制限だらけの肉体をもう少し自由に使えるようになるのか、

考えているところです。

そうね、まずは、お掃除から始めようかしら。

 

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「エッセイ集 樹下聴風の記」寒河江淳二著

2022-12-23 09:09:33 | 

前回の長尾重武氏に続いて、明眸社のエッセイの会から、

「エッセイ集 樹下聴風の記」寒河江淳二著(明眸社 1980円)

が出版されました。

私家版ですが、今回からAmazonで販売されることになったそうです。

私の「ないない島」も近いうち、Amazonで紙の本が購入できるようになるそうなので(現在はKindle版)、

その節はお買い上げのほど、よろしくお願いします。「ないない島」も私家版で残部わずかなので早い者勝ちです。

寒河江淳二氏は、建築家で彫刻家、美術評論家で声楽家、日展の審査員もされているという、多方面で活躍されている方です。

明眸社のエッセイの会はなかなか優れた方たちが多く、私なんていつも味噌っかすで末席を汚しておりますが、

こういう方たちと同席すると学ぶことが多いと実感しています。

その中の一人である寒河江淳二氏による、8年間のエッセイをまとめたのがこの本です。

彼の専門である彫刻や美術方面のエッセイには、素人の私もつい引き込まれる魅力があります。

専門的なことが多いのですが、文章が読みやすくわかりやすい解説なので、へえ、そうだったのか、

という発見が多数あり、なかなかエキサイティングなエッセイ集です。

もちろん、美術関係ばかりではなく、

「スモウアズナンバーワン」とか、彼が最近ハマっている韓国ドラマから韓国と日本の歴史について思いを巡らせたり、はたまた地球温暖化は事実なのか、と彼独自の説を披瀝したりと、ただのエッセイではなく、物事の本質をどんどん掘り下げていき、神髄に迫ろうとするその姿勢が何より面白く、興味深く、また読むたびにすごいなあと感心させられます。

寒河江淳二氏は、明朗快活で健啖家、お酒もけっこうイケます。

暑気払いや忘年会の席ではいつも美声を披露してくれますし、エッセイの会の仲間で旅行に行った際には、長尾氏と共に建築家として詳しい解説などもしてくださるので、

本当にこういう方と一緒だと興味の対象が広がっていき、世の中ってこんなに面白いのねと想像も広がっていきます。

上下2段組で340ページという大部ですが、一つひとつが短編のエッセイなので、好きなところから読み始めることができます。

興味のある方はぜひAmazonからお買い上げくださいませ。

 

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外反母趾の手術・その後6

2022-12-18 14:09:30 | 日記

先日、退院後3カ月の外来診察がありました。

骨はほぼくっついてきたのですが、やはり親指と人差し指が少し曲がり始め、中指の骨が足裏に少し出てきて、ここが裸足になると当たって痛いのです。

(手術三か月後の右足。テーピングは常時している)

先生曰く、親指と人差し指の骨を短くしたので、中指の骨が足裏に少し出てきたのだとか。

「中指ももう少し短くしましょうか。親指のボルトを抜くときについでに手術しましょう。一週間くらいの入院でできますから。なんならついでに左足の手術もしちゃいますか?」

外科医って人の足切るのが好きなのか? 

ってちょっと思った。

一週間の入院でもけっこうきついのに、まして左足も同時となると、一カ月の入院は避けられない。さらに、回復までに三か月かかるとなると、来年の秋まで旅行には行けなくなる・・

「考えておきます」と返事をすると、

「じゃあ、また次回の様子を見てから決めましょう」

ということで、次回2月の診察予約を取ったのですが、

いやはや、病院もコロナで患者が減ったので患者獲得にやっきになってるのか、なんて邪推してしまいました。

とはいえ、下北沢病院て私はけっこう好きです。担当の先生たちも好きです。

何かいいのよねえ。

古巣に戻ったような、何ともいえない気分になるのですよ。

入院中は決して快適とはいえなかったのですが、看護師さんたちに見守られ、三食昼寝付きで小さな窓のある病室で自分の身体の痛み以外のことを考える必要はなく、ただひたすら退院の日を待ちわびていた・・

あの一カ月は、思い返すたびに、そう悪くない経験だった気がしてくるのです。

もう一回くらいなら行ってもいいかも、

なんて思い始めるところがヤバい、と思っています。

患者になる、ということは、健常者との間の一線を超えて病気の世界の住人になることで、

そのおかげで一定期間のあいだ、娑婆の喧騒から逃れる免罪符がもらえる、ということでもあるのです。

もちろん、引き換えに自由を失い、社会から隔絶され、病院のルールを守らねばならず、チョコもアイスもビールもワインもご法度で、外の世界と接触することもかなわない。

いわば囚人なのですが、

この囚人には、医師や看護師、理学療法士という看守がいて、脱走しないよう見張られながら、同時に守ってもらえる、という大きなアドバンテージがあるのです。

これまでずっと誰かを守らねばならない立場にいて、誰かに守ってもらったり世話してもらったことのない、特に専業主婦たちにとっては、これは大きなアドバンテージでもあるのですね。

私もまた、あの狭い空間に閉じ込められるのはもう嫌だと思うと同時に、もう一回くらいならやってもいいかも、

と思ったりするのも、そういう訳なのでしょう。

でも、守ってもらえるのは特定の病気に関してだけであって、そのせいで足腰が弱くなっても体力が落ち頭がボケてきても、当方は責任は負いませんということなのだけどね。

どっちを取るか、足裏の骨の痛みを取るか、とりあえず歩ける間はこのままでもいいとするか、

思案のしどころです。

数か月したらまた状況が変わるかもしれないしね。

それまでは、自分でしっかりリハビリすることが必要なようです。

同時に、体力の回復も必要なのでそろそろジム通いを復活させようかと思っています。

確実に言えるのは、右足に関しては手術前より格段に良くなったこと。

病院で作ったインソールを靴に装着すると、痛みを全く感じることなく1時間くらいなら歩けるようになりました。インソールの威力は凄い。

購入後一年半が過ぎたら、保険でまた新しいインソールが作れるそうです。外の靴用と室内履き用にもう一足作ろうかと思っています(一足47700円もするので保険適用されないと無理)。

足指の感覚も戻ってきていて、日に日に回復しているのを実感しています。

だからね、来年こそは旅行に行くつもり。

手術なんてしてらんないよ。

 

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リンゴのキャラメル煮

2022-12-14 13:44:39 | 日記

劇場版「きのう何食べた?」の中で、シロさんが作るリンゴのキャラメル煮、

これがね、すごく美味しそうなので作ってみたら、

けっこうイケるのですよ。

アップルパイ大好きだし、リンゴ系スイーツには目がないので。

最初にリンゴのふじ2個で試して美味しかったので、誰にもあげないで全部自分で食べた。

今日は小ぶりのふじ3個で作りました。

すごく簡単で美味しいので紹介します。

 リンゴは皮を剝いてくし形に16等分くらいに切り(シロさんは皮ごと煮てるけど、皮剝いたほうが私は好き)

 鍋に砂糖100gを入れて煮詰めるとキャラメル色になるので、

 そこにリンゴを投入。

 鍋底にキャラメルがこびりつかないよう全体を混ぜて煮込む。

 リンゴから水分が出るので水は必要なし。

 リンゴと砂糖のみ。

 しばらくするとリンゴがくたっとなって、しゅわしゅわ泡だってくる。

 あまり煮詰めるとリンゴの食感がなくなるので、ここら辺で火を止めて保存ビンに移す。

 (やわらかいのが好きな人はもう少し煮詰めてもよい。実物は写真よりもう少し茶色っぽい)

これで完了。

シロさんケンジがやってたみたいに、朝トーストに乗っけてシナモンを振りかけて食べると絶品です。

今は寒いのでアイスは乗せない。夏になったらアイス乗せよう。

マイブームがあるって楽しいね♫

料理はからきしダメなのだけど、好きなものは時々試してみます。

というわけで、

リンゴのキャラメル煮、お試しあれ。

 

 

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