ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

6月も終わり、今年も半年が過ぎ・・

2023-06-30 09:57:53 | 自然

さて、今日は6月30日。今年も半年が過ぎたわけです。

振り返ってみると、私自身の目が周囲の人間たちから自然へと移っていったのを感じます。

まずは、はやぶさ2が持ち帰ったりゅうぐうの石を見て、宇宙に想いを馳せ、

「宇宙兄弟」で宇宙飛行士たちのことを知り、

公園で鳥や虫たちと出会い、

自然の中にいることの心地よさを感じ始めた。

身近なところに宇宙はある。

人間社会もあいかわらず面白いのだけど、

視点を少し変えてみると、これまで気づかなかったいろんなものが見えてくることに気づいた、という感じかな。ようやく。

その時々で見えてくる景色って全然違ってくるのだなあ。

家の片付けも少しずつ進んではいるのだけど、暑いので動きが遅くなってきました。

さて、今日も朝から蒸し暑い天気。

公園のカイツブリもカモたちも元気でしたが、雨が降ってきたので早めに帰ってきた。

梅雨空はいつまで続くのだろうか。

7月には星空観測に行きたいと思っています。

まずは明日(7月1日)三鷹天文台のプラネタリウムに行ってきます。

8月には友人とJAXAに行く予定です。今からすごく楽しみ!

冒頭の写真はアメリカを旅行してきた友人のお土産です。

宇宙食。フリーズドライのアイスクリームだって。

宇宙飛行士になった気分!

 

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ジョウビタキ

2023-06-29 10:25:10 | 散歩

今朝は公園でこの子を見つけました!

ジョウビタキ。

(これはwikipediaの写真です)

動画も撮ったのですが、アップ方法がわからず(すいません不勉強で)。

facebookのリール動画に載せています。

いつも思いがけない出会いがある公園です。

池の上ではシオカラトンボや赤トンボがしきりに行き交っています。

赤トンボというのはアカネ族(アカトンボ属)の総称で、世界で50種もいるそうです(wikipediaから)。

一般的に体の赤いトンボをさしますが、最近池の周囲でよく見かけます。

赤トンボって秋の昆虫だと思っていたけど、調べてみると、秋に産卵し、土の中で冬を過ごして、6月頃に田んぼなどで孵化してヤゴになり、7月頃にヤゴから羽化し、成虫になる・・そうです。

夏の間は涼しい山間にいて、秋になると里に下りてくる。だから赤トンボというと秋のイメージがあるのですね。

なので、池の上を飛び交っている赤トンボたちは羽化したばかりのトンボたちのようです。

これからやってくる猛暑の夏を彼らはどこで過ごすんだろうか。

そして、秋になって戻ってきて、産卵し、一生を終えるんですねえ。

そう思って見ると、小さなトンボたちも一生懸命生きてるんだなあと思います。

カイツブリは元気です。

カモのヒナたち(小)もしっかり潜水しています。

大人のカモは潜水しないので、子どものうちだけなのか、それともカイツブリを見て学んだのか?

今朝はヒキガエルは見かけませんでした。無事だといいのだけど・・

6月というのに、今日は朝から猛烈な蒸し暑さで、この夏が思いやられます。

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公園のヒキガエル 

2023-06-28 11:24:27 | 散歩

今朝は公園の入口でヒキガエルを見つけました!

ちょうど昨日、YouTubeでヒキガエルの動画を見たばかりなのでびっくり。

へえ、こんな身近にいるんだ、と思いました。

でも、動きが鈍くてね、ちょっと弱ってる感じだった。帰りにはもういなくなってた。

無事逃げたのならいいのだけど、小学生の登校時間だったので、いたずらされてないかとちょっと心配。

池のカイツブリは無事です。

今日は二羽そろっているのを見た。

一羽(葦の茂みで抱卵していた方)がもう一羽より大きいことがわかった。

つがいじゃないのか?それともメスの方が体が大きいのか?

引き続きウォッチングしていきます。

昔、小金井公園のそばに住んでいたことがあって毎日通ってました。

当時の小金井公園は、鬱蒼とした松林や雑草の生い茂る一帯なんかがあって、もっと雑然としていて、街中の公園というよりは原始的なエネルギーに満ちた場所でした。

一歩、公園に足を踏み入れると、世俗のことをすっかり忘れることができた。

まるで秘密の花園に入り込むような、そんなわくわく感がありました。

子どもたちと公園タイムを楽しんだものです。

気が付いたら何年もの時間が過ぎていて、まるでリップ・ヴァン・ウィンクルのようでした。

今、うちの近所にある公園は、小金井公園ほど広くはないけれど、やっぱり心のよりどころなのかもしれない。

公園に一歩足を踏み入れた瞬間に別世界が開けてくる、というのは同じだから。

ここは私の世界、カイヤの湿地のような場所なのかもしれない。

なので、毎朝、私の世界は大丈夫かどうか、異変はないか、健全かどうか、見回りをするのです。

入口のアプローチに足を踏み入れた瞬間に吹いてくる風とか、円形広場の空間の広がりとか、広場でサッカーの練習をする子どもたちとか、犬の散歩の人たちとか・・

で、今朝はアプローチでヒキガエルに出会ったのでした。

池ではカモやカイツブリやカワセミが自分の縄張りを主張し、カラスもガアガアと鳴きたて、

アジサイとノウゼンカズラの花盛りで、噴水は勢いよく水しぶきを上げ、ジョギングの人たちは汗を滴らせながら何周目かに挑んでいる。

そんな見慣れた風景が、実はとっても貴重な人生の一コマ、幸せなひと時なのだとふっと思ったりします。

カイツブリのヒナはいつ生まれるんだろうか・・

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「オデッセイ」

2023-06-27 22:44:02 | 映画

この映画のことは知っていたのですが、まだ見てなかった。

ようやくディズニー+で見ました。

もっと早く見ればよかった。

「オデッセイ」(リドリー・スコット監督 2015年)

主演はマット・デイモンです。彼いいよねえ。「グッド・ウィル・ハンティング」が大好きです。

「インターステラー」でも彼は一人取り残されますね。そういう運命なのか?

宇宙でたった一人取り残されたら、人間は一体どうなるんだろうか・・

「ゼロ・グラビティ」ではドクター・ストーン(サンドラ・ブロック)が人工衛星のデブリで破壊されたスペースシャトルから逃れて、一人で生き延びて地球に生還します。最後までハラハラドキドキの連続で、宇宙空間で放り出されるとあんなふうに回転し続けたりするのか、と思った。

また「パッセンジャー」では人工冬眠から90年も早く目覚めてしまった宇宙飛行士ジムが一人じゃ寂しいからと、人工冬眠から強制的に目覚めさせた女性オーロラ(ジェニファー・ローレンス)を恋人にしちゃいますね。ちょっとおバカな映画だったけど。

宇宙でたった一人になったら、人間はどうやって生き延びるんだろうか。果たして生き延びれるんだろうか。

それに対する答えが「オデッセイ」には詳細に描かれています。

火星の中継基地やローバーやロケットなどがすごく詳しく描写されていて、リアルな宇宙サバイバル映画です。

実際にこんなことが起きるかどうかはわからないけど、人間の適応力や知性、技術というのは凄いもんだと改めて思いました。 

何しろ火星では水を作るところから始めないといけない。

そんな過酷な状況の中で、マーク・ワトニー(マット・デイモン)はジャガイモを育て、地球から迎えが来るまでの日数を計算し、あらゆる努力を重ねていくのです。

その一つひとつが実に興味深く面白い。

最後に、地球に帰還した彼は、宇宙飛行士候補生たちの前でどうやって生き延びたかについて語ります。

「まず始めるんだ。問題を一つ解決したら、次の問題に取り組む。そうして解決していけば、帰れる」

もちろんそんなに簡単じゃないのだけど、これは人生で起きる諸問題にもあてはまりますね。

未来を不安がるより足元の問題を一つひとつ解決していく。

「アナと雪の女王2」でエルサをなくしたアナが絶望の中から立ち上がるシーンがあって、いつもそこで泣いてしまうのですが、アナが歌う歌の中にこんな台詞があります。

And do the next right thing. (次にできることをしなきゃ)

そして、

next breath/ this next step/ this next choice is one / that I can make
(次の一息を、次の一歩を、私の選ぶべき次の選択は一つだけ)

と続きます。

いやあ、映画って(映画に限らず物語って)いろんなことを教えてくれますね。

「宇宙兄弟」全42巻はまだ読み途中です。

 

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「母という呪縛、娘という牢獄」齋藤彩著(2)

2023-06-26 09:55:15 | 

昨日書いた記事の反響が大きくてびっくりしています。

来訪者が一気に1700人を超え、閲覧数も2000PV近くまでいったのですから。当弱小ブログには非常に珍しいことです。

それだけ関心があるということでしょう。

昨日はこの本の著者に言及しなかったので、今日はそれを書いておきたいと思います。

著者である齋藤彩氏は弱冠27歳でこの本を上梓しました。

すごい才能だと思います。

それだけではなく、彼女の熱意を隅々まで感じました。

何としてもこれを世に出すのだ、という使命感のようなものを随処で感じました。

齋藤氏がこの本を書くと決めてから2年の間に、高崎あかり氏との間に30通を超える書簡のやり取りがあったことが「謝辞」に書いてあります。

彼女は2年という時間をかけて、入念にこの本を書きあげたのです。

その功績は非常に大きく、世の女性たち、女性のみならず家族問題に苦しんでいる多くの人たちに救いの手をさしのべることになるのは間違いないと思います。

ともすれば、こうした猟奇的な殺人事件の話は、一過性の興味本位の話題として人々の関心を呼びますが、やがて過ぎ去り忘れられていきます。

でも、決して忘れてはいけない、これは一人高崎あかりだけの問題ではなく、私たち自身の問題でもあるのだ、という強い思いがこの本にはこめられていると感じました。

齋藤彩氏は共同通信の記者でしたが、この本を書くにあたって会社を辞めています。

興味深いのが、彼女の経歴です。

北海道大学理学部地球惑星科学科卒

北海道大学のサイトにはこんな説明が載っていました。

「地球惑星科学部門は、3つの研究分野から成ります。地球惑星ダイナミクス分野では、地球深部の構造やダイナミクス、地震や火山活動、地殻変動、表層および地下水、そして大気海洋循環について、地球物理学的な手法を通じて研究し、地球惑星システム科学分野では、火山や化石、岩石・鉱物学、隕石の同位体、地球の生物圏—地圏の進化、プレートテクトニクスなどの研究を行います。また宇宙惑星科学分野では、地球や惑星大気のダイナミクスや、太陽系や惑星の進化について研究します。このように地球惑星科学部門における研究領域は、分子レベルから太陽系の規模にまで渡る広範な空間スケールを、また、ミリ秒から数10億年にまで渡る時間スケールを対象としています。」

彼女の専攻がこのうちのどれだったのかはわかりませんが、とにかく地球及び宇宙規模のダイナミックな学問を学んできた人が、猟奇殺人事件の犯人の実像に迫るノンフィクションを書いた、というだけでも非常に興味深いことです。

一度お会いしてみたい(まあ無理だけど)。

齋藤氏はまだとても若く、今後も著述家として活躍されることと思います。

これからも応援したいと思っていますし、あまり気負わずにご自身の追及したいテーマを追いかけてほしいと思っています。あえて私が言うまでもないことですが。

今後も注目の若手作家です。

 

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