ソメイヨシノはすでに葉桜になりましたが、八重桜は今が見ごろ。
桜ばかりでなく、いろんな花が咲き競い、いよいよ春爛漫の季節になってきました。
先日、南大沢の八重桜スポットに行ってきました。
南大沢はなつかしい場所です。
フレスコ南大沢で10年以上にわたり、ゆうきの会という児童文学サークルに参加していました。
月に一度南大沢を訪ね、サークルの人たちに会うのが楽しみでした。
メンバーさんたちも高齢化し、いつのまにか散会となったのですが、
その南大沢に住む友人が、八重桜が見ごろなので見に来ませんかと誘ってくれました。
今回、初めて南大沢の団地群周辺を散策し、
南大沢って、緑豊かで実にいいところなのね、と改めて思いました。
葉桜になったソメイヨシノの緑道があり、渦巻き状の水路がある児童公園があり、
住宅地の中を通る道はどこも緑のトンネルで、
駅までの距離もこの道を歩くなら楽しいに違いないと思いました。
赤レンガの屋根や壁で彩られた団地はどこか南欧風で、
ここって日本だったっけ、と思わせてくれます。
都心からはちょっと距離があるけど、
ここなら都心に行かなくても十分豊かな生活ができるよね、と思いました。
南大沢の駅前には大きな商業施設も映画館もあり、
三井アウトレットパークや都立大学まであって、
まるで一つの小さな地方都市のようです。
昔、ゆうきの会のメンバーさんの一人と帰りに時々駅近くのサンマルクでお茶をして、
窓から見える異国情緒ある建物群を眺めながら、
また外国に行きたいなあ、今度はイタリアがいいかしら、
などと話したものです。
彼女は今どうしているのかしら。
いろんな想いが交錯します。
南大沢は、確かに私の人生の一コマを刻んでくれた街です。
また機会があれば訪れてみたいと思います。