
明治・大正期に撮影された浅草の写真に、浅草寺の五重塔ではない塔が写つてゐるものがある。
その塔は、高さ52m、赤煉瓦造十階・上部二階は木造の「凌雲閣」といふ建物である。
「浅草十二階」とも呼ばれた凌雲閣は、日本で初めてエレベーターが設置された建造物でもある。
凌雲閣は1923年の関東大震災により八階で折れてしまひ、残つた部分は陸軍により爆破解体され、以後再建されなかつた。
跡地は現在、焼肉屋が建つてゐる。
浅草十二階跡地附近の路地裏を三毛猫が走る。
(2008年5月、台東区浅草、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO400,プログラムオート)
(参考文献)
田中聡「名所探訪 地図から消えた東京遺産」(祥伝社黄金文庫:1999年)
「起きてた」の猫ちゃん、覚えています!
三度目の正直ですネ(^0^) 今度は起きてて待っていてくれたのでしょう♪
にゃプチーノさんが、おっしゃっていた、まつ毛!!ありますね~♪かわいいですね~
浅草には上野や銀座ほどではありませんが、よく行きます。
「起きてた」の写真を撮影した日は、「駆け寄る猫」のキジトラや「頭の怪我」のロシアンには会へませんでした。