パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

立山と富山旅行

2020年01月30日 | 

8月頭に1回目の入院が終わり無事退院。

この入院は治療と検査が目的であり、採取した組織を検査した結果で今後の方針が分かるというもの。

良ければこれで終わりだけれど悪ければ闘病が続くと…。

結果が出るのは盆明けということですので、それまではあまり病気のことは考えずに恒例のアルプス遠征に行ってきました。

簡単なものとはいえ一応手術してますので軽めの立山。

雄山ピストンとなりました。

 

初日は博多より新幹線で名古屋まで。例によってネカフェ泊。

名古屋からはローカル線。

のんびりと列車に揺られます。登山客多め。

次はケーブルカー

そしてバス。

おお、剱様!

私にとっての初めての北アルプスの山は立山です。

実は立山はついでで目的は剱岳。

せっかくだから近くにある立山も登っとくか、ぐらいのノリでしたが登ってみてその魅力を知りました。初の3000M峰でもありますね。

もう6年前になります。

あの時は室堂から雄山、大汝、別山と縦走して剣山荘泊まり。翌日剱岳をピストンし室堂で1泊して下山という行程でした。

それに比べると今回は雄山ピストンを2日に分けてやるだけという何ともさみしい計画。

しかし旅行と考えれば非常に贅沢ではないですか。

さあ室堂に着きました!登山をせずにこの絶景だからスバラシイ。

是非一度は来てほしい場所です。

立山に向かって歩き出します。

残雪!

この雪渓を渡るのですが結構滑って怖いのです。

渡り終えて振り返ると…夏の北アですなぁ、まさに!

見上げれば立山。

チングルマが輝く。

急登を終えると平らな一の越に着きます。

室堂を見下ろす。

本日の宿。

雄山登頂は明日の朝にとっておきます。1時間くらいですけど。

絵になる知らない2人。無言でしたが言葉はいらない関係なのでしょう。たぶん。

今日の部屋

2人で1部屋という贅沢さ。

白エビうめえ!

ぐ~。

夕暮れ。

夕食を頂きよく眠りました。

 

あくる朝。

好天!

しかし相棒熱を出すの巻!

1人で登ることになりました…。

とぼとぼと登って行くと

絶景!薬師岳、黒部五郎岳、笠が岳、槍ヶ岳と名峰が連なります。

山頂に着くと日の出。

雄山からの眺めです。

来てよかったと思える光景。

剱様、またお会いしましたね。

そちらまで行けぬこの身体がもどかしいであります!必ずや再びあの頂へ!

大汝までいこうと少し進みましたが、やはり少々体がきついので途中で見つけた休憩適所をこの日の頂上としました。

今日の頂上より雄山。遠くには槍ヶ岳。

この日の夜明けには力をもらった気がします。

どうであれ全力を尽くそうと思えるのが山のてっぺんという場所なのです。

まだ登っていない山々を観たのも良かったのでしょう。

次に登る山を決める場所でもあるのです。

良いところですよ、山というのは。

良い気分で下山しました。

 

その後は体調も回復した残念だった人と室堂散策。温泉にも入りました。

この日はもう一泊します。

今日の宿

山小屋の外はこの景色!

夕暮れ

あとは山小屋の温泉でユッタリ。大日岳が見える良い湯でした。

 

次の朝

良い天気ですが、下り坂とのことですので早めに退散します。

さらば。また逢う日まで。

大日岳がうつくしいですなあ。

途中人だかりがあったのですが、案の定ライチョウでした。やっぱり人気者。

名残惜しいですが下界に戻ります。

ほとんど登山はしてませんが、本当に来てよかったと思います。

室堂は誰にでも開かれた高山であり、だれでも来ていいのです。

こんな場所があることを嬉しく思います。

自分が身体を壊して、さらにそう思えました。

そして多くのものを吸収でき、それらは全部無料というのがまた嬉しいですな。

雄山で見た夜明けは決して忘れることはないでしょう。

 

さて下山後は富山市をふらつきます。

お茶屋で一服

富山城を見学

その後、格安ビジネスホテルにチェックイン。

荷物を置いて再び散策。

腹ごしらえ

夕暮れ時になると浴衣を着た人々が現れ始めました。

お祭りかなと思いついて行くと、段々人が増え…

最終的には花火が上がりました。

花火のあとはラーメンとビール。

さらに缶ビールとお菓子を買ってホテルで2次会。

思いがけず、富山で楽しい1日を過ごしました。

 

これにて2019年の夏旅行は終了。

たまにはこんな旅も良いものです。

しかし次の夏こそはガッツリ山をやりたい!

 

現在も治療中ということでもわかると思いますが、検査の結果は残念ながら悪かったわけです。

しかしながら何とか前向きに闘病中で、今のところ順調にいっております。

雄山からみた夜明けの景色を時々思い浮かべながら生きております。

 

 

 

 

 

 

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幽玄なる英彦山

2020年01月12日 | 

入院は年内で無事終わりました。

なかなかしんどかったですが、今回予定していた治療は全て完了。

あと3回ほど入院しなくてはなりませんけど、頑張ってみようと思っております。

 

さて、今回は英彦山に登ったときのお話ですが、なんと2019年7月のことです。

他にも書かなくてはいけないことが多くありますので早く追いつかねばなりませんなあ。

 

英彦山にはもう何度も登ってますが、毎回違う顔を見せてくれます。

どの山もそうなんでしょうが、修験の山は特に天候によって表情をガラリと変えるのです。

今回はガスってしまいました。

晴れれば神の存在を身近に感じられる平和な山ですが、ガスると神の領域に足踏み入れてしまった気分になります。

言ってしまえば不気味なのです。

しかし、この「恐れ」も山岳信仰には無くてはならないものなのでしょう。

信仰は別にしても山に対して恐れを抱くことは、我々登山者には必要なことだと考えます。

それにしても豊前坊からのルートは雰囲気あります。

すごいことになっております。

あと、暑い。

1本杉もなんか怖いです。

途中で人だかりができていたので、ひょっとしてと思い尋ねてみると…

オオヤマレンゲ!

はじめて観ました。

なるほど花好きのおじ様達が騒ぐのもわかります。

存在感のある花でした。

稜線に出ると時折青空が見え始めました。

中岳がちらちらと姿を見せます。

視界も良くなってきました。

登頂!マウンテンバイク?

イマイチではありますが展望もありました。

ゆっくり昼食をとったあと下山開始。

下山中は急に天気が良くなりました。

北岳辺りで完全にお天気に。

涼しい風が吹き、あまりに気持ちが良いので大休止。

あの幽玄な森も新緑に包まれた明るい森に変わっていました。

山伏さんも。

ほら貝とほら貝ホルダーが欲しくなりますね。

朝と同じ登山道とは思えない道を下って行きます。

2度おいしい山行だと言えるでしょう。

無事下山して温泉に入って終了。

次はどんな顔を見せてくれるのでしょうか?

英彦山は深いですね。

 

そしてこの後、病気が発覚して1回目の入院となってしまうのでした。

ここから長い長い闘病が始まり、今現在もまだ終わってないのですから嫌になりますよ。ほんなこつ。

なのでこの年の夏の遠征は絶望的かと思いきや、なんのなんの行ってきましたよ。

ここなら退院後ほどなくても何とかいけるでしょう。北アルプスは立山です!

 

 

 

 

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