今年の夏休みは八ヶ岳に挑戦してきました。
九州からほとんど出ない自分にとっては初の2000m越えとなります。
一日目
JRで博多えきから出発。お金がないので指定席は取っておりません。しかし博多からは人も少なくゆっくり座れました。
しかし名古屋から特急”しなの”に乗り換えると満員。長野の茅野駅までは立つことに。
ここでは京都からこられたご夫婦と出会いました。八ヶ岳が目的地だそうで山の話などしながら楽しく過ごせました。
このご夫婦とは登山口からしばらく一緒に歩き、お二人の宿である山小屋でお別れ。お金がないワタクシはさらに2時間歩いて赤岳鉱泉でテント泊です。
赤岳鉱泉
この日は夕方まではガスっていましたが、夜には晴天となりました。
星空が驚くほどきれいで、ビームライフルのような流れ星を観ながら至福の時を過ごしました。
明日は間違いなくお天気でしょう。
2日目
朝すこし寝坊してテントから這い出すと...ガスってマス! アレー?何も見えません。
昨夜のお天気はどこへやら。
とりあえず硫黄岳に向けて出発。
尾根を2時間ほど歩くと硫黄岳に登頂。
なーんにも見えません。
しかもかなりの強風で雨まで降ってきました。
そしていよいよ難所の横岳岩峰の通過が始まります
いくつかの岩場を越えると横岳主峰・奥の院に登頂。
やはり何も見えません。
さらに岩峰は続きます。
ガスの中にぼんやりと見える岩峰郡は不気味かつ神秘的な感じです。
しかし視界が悪いだけに高度感が無く、クサリ場も両側がキレ落ちたリッジもあまりスリルがありません。楽しみにしていたポイントなだけに残念です。
この横岳は高山植物の宝庫でいろいろな花が咲いていました。
花は詳しくないので名前も知りませんが、厳しい自然環境に咲く花々には感動を覚えます。
これは知っています。有名なコマクサ 可憐!
難所横岳通過を終え地蔵の頭に到着
これから最高峰・赤岳への登りとなります。
赤岳への道はなかなかしんどかったです。雨も風もさらに強くなっていきます。
何とか赤岳登頂!
やっぱり何も見えません。
やり遂げた感はありますが、やはり雄大な展望が見れなかったのは残念でなりません。
そのまま赤岳鉱泉に下りました。
3日目
朝目を覚ますとドシャ降り!
諦めて下山。
しかも下山したら晴れてきました...。
八ヶ岳の森はなかなか良かったです。
そして登山口でバスを待っていると、知った顔の2人が下山してきました。
なんと行きでご一緒したご夫婦です。
なんだかとても嬉しくなり帰りもご一緒させて頂きました。
茅野駅で記念に。
名前もお聞きしてませんが、またどこかの山で再会することを願ってお別れしました。
非常に残念な結果となった八ヶ岳挑戦ですが、悪天候の中3000m近い山を歩いたことは良い経験となりました。
必ずや再挑戦するでしょう。
覚えてらっしゃい!