12/30
本日は三島駅を出発しいよいよ福島入りです。
翌日に安達太良山に挑戦するため岳温泉の宿に向かうのです。
新幹線と在来線を乗り継いで二本松駅まで行きますが、意外にも座ることができました。
二本松からはバスで岳温泉まで。
岳温泉から宿に向かうのですが予定より早く着いたので近くを散策。
静かでよいところです。
神社があったのでお参りしておきました。
そしてお昼に名物ソースカツ。
おいしくて、すごいボリューム!
そういえば昨日の夜はトンカツだったっけ…。
有名なお店らしく、少し並んで待ちました。
店内ではテレビがついており、番組ではくじゅうの法華院山荘が紹介されておりました。
こんなところで我がくじゅうを観るとは不思議な気分です。
余談ですが近くのテーブルに家族連れがいて、中学生ぐらいの女の子が凄まじい勢いでうどんをすすっていて見とれてしまいました。
その後宿に電話を入れて迎えに来てもらうことに。
本当はくろがね小屋に泊まりたかったのですが年末年始は空いておらず断念。
そこで岳温泉で宿を探したのですがこれまた何処もいっぱいで、やっと見つけたのがペンション・イノセントエイジでした。
このイノセントエイジ、ちょっと変わったペンションでバンドマン向けのスタジオ付き宿なのです。
アマチュアの合宿や、プロの作曲作業など幅広く利用されているそう。
山に登るのだと伝えると、珍しがられました。
ほどなくご主人が車で来てくれて宿まで乗せてもらいます。
このご主人も山をやるそうで安達太良の話を聞かせてくれました。
明日は登山口まで送ってくれるそうです。
助かります。
こんなのどかで静かな場所にイノセントエイジはありました。
素敵な建物です。
これが今日の寝床。
オ・サ・レ!
とても居心地が良くてゆっくりと長旅の疲れをとることができました。
俺の陣地!
他には2組のバンドが滞在しています。
若者と若くないのが。
しばらくバンド活動から遠ざかっているので少し羨ましい。
こんなところでカンヅメで曲作りしたら、名作ができるかケンカして解散するかでしょう。
名作ができたが故に解散という結末もあるか…。
あとで奥様に聞いたのですが、プロのミュージシャンたちは1月ぐらいこもってアルバム2枚分ぐらいの曲を完成させるんだそう。
凄いですね…私なんて最近は1曲かくのに半年くらいかかってます。
スタジオ内を見せてもらったのですが、Tスクエアやレミオロメンなどのサインがありました。
そして夕食。
食堂はライブできるように機材とPAブースがあります。
バイキング方式でおいしいんです。
マーシャルやジャズコーラスをみながら食事とは、なんとも不思議ですが落ち着きもします。
さあ、素敵な宿でゆっくり休んだらいよいよ冬の安達太良山に挑戦です!
12/29
恒例の雪山遠征の旅が始まります。
今年は福島の山を登るのですが、初日は旧友を訪ねて静岡県は三島市を訪れます。
新幹線に乗り博多駅を出発。
年末にしては空いていてゆっくりとできました。
大量にダウンロードした漫画を読んだり、音楽を聴いたり、惰眠を貪ったりと、この時間は結構好きなんです。
明日からは東京を経由するのでこうはいかないでしょうが…。
そして列車は静岡入りします。
富士山と工場 なかなかシュール。
天気が良い。
三島駅に到着しましたが約束の時間まで大分ありますので三島の街を散策することにします。
旧友の田沢氏の家には遠征の前後によく泊めてもらうのですが、たいてい暗くなってから到着し翌朝早く出立するのでどんな街なのか全然知らないのです。
知らない街をうろつくのは昔から好きなので、楽しみです。
ネットで調べると源兵川という川が流れており、なかなか風情のある街並みであるようです。
この川は町中を流れていて、三島市は水の街なのです。
いいですね。
観光客も当然多いのですが、地元の人も多くそれぞれ散歩したり、本を読んだり、写真を撮ったり、おしゃべりをしたりと、日常に溶け込んだ川のようです。
水が凄く奇麗なのです。
夏にはほたるが舞うらしいのです。
こんな駅近の町中に蛍が舞うのを観れるなんて贅沢ですなあ。
これは正直住みたいです!
すっかり気に入ってしまいました。
なにが採れるのかな?
セクシかぁ~
ヒートアップ中
川ゾーンを離れ商店街ゾーンに行ってみます。
ノスタルジック…!
夕方が良く似合うのです。
何だか懐かしく、落ち着く街並みです。
再び川ゾーン現る。
電車が来ないかなと待ってみましたが来ませんでした。
川辺のおカフェーでくつろぐゆとりある生活…羨ましい。
まあ、本日は私もかなりのゆとり時間を楽しんでおりますが。
住みたい街ナンバーワン認定。(タケダ調べ)
田沢め、いいとこ住んでやがる…。
さて田沢氏ですがどういう人物かというと
まず本名は鈴木であります。
訳あって田沢なのです。
わたくし学生時代は軽音楽部(CARCASS GRINDER誕生の地でもあります)にいたのですが、その時のギター仲間なのです。
非常に丁寧で安定したピッキングをするギタリストであり、雑で力任せな私とは対極なプレイと言えましょう。
なぜか本人の自己評価は低いのですが、そのプレイを聴いて我々同期のギタリストが「上手いな…」と思わずつぶやいたことを彼は知りますまい。
その丁寧なプレイとは裏腹に激情的な男でありました。当時は。
君パンクだなというと、パンクは嫌いだと言っておりました。
正統派ハードロックを愛する真面目なやつなのです。
音楽以外にも文学好きで、よく小説の話などもしたものです。
釣りにも行ったし、酒も飲みました。
そして訳あって静岡に戻ったのですがいまだに交流がある数少ない友人なのです。
まあ、そんな人物であります。
夕方にはそんな田沢氏が奥方と2人で迎えに来てくれました。
三島が素晴らしい街だということを話すと、そう?みたいな反応でした。
住んでいる人から見たらそんなものなんでしょうか?
夕飯にとんかつを食べた後は田沢家に向かいます。
そして迎えてくれたのはデカい猫!
デカい身体と深い色の瞳が印象的な猫君。
保護猫を最近お迎えしたそう。
初対面の私を警戒することもなく、かといってすり寄ってくるでもない、犬と猫の中間的な性格。
この家に来るべくして来たような気がします。
そこにいるのが、とてもしっくりくるのです。
これからもよろしく。
その後はいつものように他愛のない話をして就寝。
翌朝駅まで送ってもらいました。
旅の出だしはこの上なく順調。
この日はいよいよ福島入りです。
田沢夫妻
私の周りでは数少ないオシドリ夫婦。
また遊ぼうぜ。