パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

宝満山の天狗道

2021年03月13日 | 

先日は初めて登る山の楽しさについて書きましたが、今回は何度も登ってきた宝満山です。

同じ山に何度も登る面白さは季節、天気、時間帯によって毎回違う顔を見せてくれる山を味わえることにあるでしょう。

そしてもう1つの楽しみ方、それは違う登山道で登ることです。

この面白さがわかると登山がさらに好きになるでしょう。

それまでは頂上というただ1点を目指すものであった登山が、頂上に至るまでの過程全てを楽しめるようになるのです。

するといろんなことが見えてくるものです。

ここで振り返ると歩いてきた道がよく見えるとか

お気に入りの休憩ポイントが見つかったり

少し遠回りだけど気持ちの良い道があるなど

また、頂上までの過程が異なると、不思議なことに頂上に着いた時の印象も変わるのです。

同時にいつもと変わらない頂上がそこにあることに安心感を覚えるという矛盾した思いもあります。

 

宝満山はいつもは正面登山道で登っていたのですが、今回初めて違う道で登ることにしました。

天狗道です。

宝満沼にはまっている相棒に案内してもらいました。

天気がとてもよく2月だというのに春のように暖かいのです。

山頂にはガスがかかっていますが、これはすぐに消えるでしょう。

はじめは正面登山道を行きます。実はかなり久々の宝満です。

懐かしい石段の道

途中から正面登山道と道を分け、いよいよ天狗道に入ります。

正面登山道と違いワイルドで静かな道でした。

時間はかかるけど傾斜は緩いように感じました。

人の手が入った歴史ある修験道の正面登山道

自然のままの天狗道

どちらも違う魅力がありますな。

そして久々の宝満山頂上に到着。

霞がかかっていますが変わらず良い眺め。

縄が新しくなってる!

この後はキャンプ広場に移動

ここで昼食

多くの人でにぎわっておりました。

下山も天狗道を取りました。

さらに天気が良くなって、木漏れ日が気持ちの良い帰り道となりました。

無事下山。

いつもの温泉につかって帰りました。

 

天狗道はなかなかに良い道でした。

こうなると他の道もきになってきますな。

宝満だけでなく英彦山にも多くの歩いたことがない道が存在しますし、あれだけ何度も通ったくじゅうにも踏んでない道がまだあるのです。

まだまだホームにも楽しみが残っているではありませんか!

そう考えるとなんだか楽しくなってきます。

 

しかし今現在は繁忙期。当然楽しくはないです。

 

 

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公園の猫

2021年03月05日 | 

いつもの公園に行ってきました。

もはやシリーズ化しておりますな。

黒猫発見

鋭い眼光

…に反してこんな感じ

顔半分に銀色の毛が混ざってかっこいいです。

目つきの悪さも魅力のうち

猫の表情ってのは

見飽きませんなあ。

次は青い瞳が目を引く白猫。

ちょっとずつ距離を詰めてきて

仲良くなれました。

なかなかの美人

お次は三毛

昔飼っていた猫を思い出します。

猫って目が合うと目を閉じますよね。

個人的考察によりますと、割と好意的な行動のような気がします。

おっ、強そう。

こいつは手強いかと思いきや

チョロ

ヤマネコのような風格

きりっ!

きりりっ!

この角度に自信があるようです。

 

今回は初対面の猫ばかりでした。

ココの猫たちはなんだか幸せそうに見えます。

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牛斬山と香春岳

2021年03月05日 | 

”香春岳は異様な山である。決して高い山ではないが、そのあたえる印象が異様なのだ”

小説「青春の門」にはそう書かれているらしいです。

読んだことはないのですが。(映画は見ました。)

確かに異様な山なのです。

前回、福智山の帰りに寄ったコンビニの駐車場から見たこの山はまさにそうで、夕方の斜光を浴び輝いているのですが黄砂が舞っていたため赤とも黄色ともつかぬ不思議な色に染まりなんとも言えぬ存在感を放っておりました。

またその造形が異様で3つ並んだ山がなぜだかわかりませんが不安な気持ちにさせ、石灰石採掘のために削り取られた一の岳の無残な姿がさらに不安を掻き立てるのです。

しかし妙に心を引き付ける不思議な山でもあります。

そんな香春岳を牛斬山とセットで登ってきました。

初挑戦です。

 

スタートはJR採銅所駅

実はここに来ることも今回の楽しみの1つ。

すきなんですよねえ、こういうレトロな建造物。

いやあ、良いですね。いつかここから乗車してみたい。

それではスタート。

線路を渡り、はじめは矢山の集落を行くのですがこの集落が結構な急登。

思いがけぬ急登の集落を抜けると今度は竹林。

そして植林の登山道となります。

これまた結構な坂を登って

牛斬山登頂!

ガスってますが、これはほどなく晴れるでしょう。

ほらね。

残念ながら遠望は効かず、香春岳の姿は見ることはできませんでしたが良いものが見れました。

晴れた日にまた来たいですな。

 

次は香春岳に向かいます。

縦走路はまだガスっていましたが

だんだんと晴れてきました。

開放的で気持ちの良い道でしたよ。気に入りました。

いったん樹林帯に入ります。

そしてしばらく歩くと…

香春岳が低山とは思えない迫力で現れます。

これ登るのかあ…

この後五徳峠に出て香春岳への取り付きとなります。

しばらく歩くと分岐に出ますので今回は岩登りコースを取ります。

この岩場も楽しみの1つ。

岩登りコースは累々と積み重なる岩をよじ登るなかなか楽しいものでした。

難易度はそう高くはないのですが、かといって気を抜けるほど簡単でもなく適度なスリルを味わえるのです。

岩をよじっている間は、疲れをあまり感じない体質でして気が付けば山頂部にいました。

牛斬山が見えます。

遠く英彦山

すっかりお天気。

二の岳方面

山頂部の岩場を超えると

山頂です!

とても展望が良いのです。

ここで昼食とします。

英彦山を眺めながら優雅なひと時。

この日の山頂は自分のほかに、仲の良い家族が一組。

子供たちが学校や部活のことを楽しそうに話していて、なんだか平和な時間。

登ってみると全然異様でも不気味でもない良い山ではないですか。

満足して下山。

山麓には梅が咲いておりました。

振り返る三の岳

下山後は採銅所駅まで香春の街を歩いて帰るのですがなかなか楽しかったです。

良い雰囲気の神社発見。

御神木も良い感じ。

ここには地域の人が詠った短歌が飾ってありました。

お気に入りがこれ。

”コスモスはうすいピンクできれいだな

        風になびいてダンスをしてる”

良い詩ではないですか。

きっと、良い作品を作ろうとかではなく、本当にそう感じてそれをそのまま詠んだのでしょう。

コスモスの咲くころ、また来てみたいですね。

そんな小さな計画までいただいてしまいました。

一度は死を近くに感じていたワタクシには、今後にやりたいことを見つけるのは何より嬉しいことなのです。

おっと、これ以上語ると死亡フラグみたいになりそうなので、これくらいにしておこう。

調子はどうかね?

神社の多いところでした。

山を削って生きていた地域なので、山の神に対する畏怖の念が強いのかもしれません。

タケノコミサイル?

採銅所駅に戻った後は”異様な山”のビュースポットを探してみました。

なかなかいいんじゃないでしょうか。

そのあと寄った温泉の駐車場から。これもなかなか異様ですね。

温泉が閉まっていたのは残念。

 

これにて今回の山行は終了。

登山だけではなく初めて訪れた町を歩き、感じ、発見する。

こんな登山を今後はやっていきたいと思っています。

猫に出会えなかったのはちょっと残念。

 

実は近場でまだ行ったことのない山が結構残っているのです。

コロナのおかげで県外は自粛モードなので、地元福岡の山に再注目しています。

それに初めての山と町というのは、やはり楽しいものです。

 

山を始めたころから登頂した山を記す「ピークハント帳」をつけているのですが、最近更新がめっきり減っています。

始めたころは当然毎回のように初挑戦の山なのですが、だんだんと行く山が決まってきて初登頂の山が減ってきているのです。

なので今年からは未踏の山も積極的に登り、小さな冒険心を取り戻そうと思っております。

そして今回新たに牛斬山と香春岳の名が刻まれたのでした。

現在135座。

今年は何座まで伸ばせるでしょうか?

 

 

 

 

 

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