パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

南アルプス南部縦走 ②赤石岳

2018年08月31日 | 

荒川小屋でゆっくり体を休めた翌日は、いよいよ赤石岳を目指します。

正月に踏めなかったあの頂。

今回は敗退ということはないでしょうが、やはり気合が入ります。

 

小屋を出て順調に高度を上げてゆくと悪沢方面から日の出。

富士山もきれいに見えています。

「さあ出発だ。今、日が昇る。」的な図。

悪沢先輩も姿を現し始めます。

この赤石に向かう道は素晴らしく魅力的で最後まで疲れを感じさせないものでした。

振り向けば悪沢先輩!

行く先は快晴!

これぞ夏山!といった感じであります。

しばらく行くと大聖寺平。休憩適地ですので中央アルプスを観ながら少しゆっくりしました。

その後は本格的な登りに。

しかし絶景が続き全然キツくないのです。

素晴らしお天気で北アルプスの槍まではっきり見えました。

昨日登った荒川三山もガスがすっかり取れて良く見えます。

富士山方面はきれいな雲海が完成しています。

そして小赤石が近づいてきます。

しばらく稜線歩きを楽しむと…。

小赤石到着!

夏の赤石が大きくそびえます。

こちらが正月に来たときのもの。

どちらも良いですな!

小赤石からの展望。

それではいよいよ赤石岳山頂を攻めましょう!

小赤石から赤石岳までの道は天空の散歩道と称されますが、その通りでした。

迫りくる赤石。

そしてついに…

赤石岳登頂!

山頂からはどこを観ても絶景!

冬にたどった尾根も見えました。

念願の赤石岳を晴天の中、登頂できて感無量!

ゆっくり山頂を楽しんだ後は、避難小屋でコーラを買って大休止。

名物おじさんもとても良い人でした。

悪沢岳のTシャツを着ていたので「悪沢の回し者だな!」と言われたのは良い思い出です。

ここに泊まったら。さぞ壮大な夜明けが見れるのでしょうね。いつか泊まってみたいです。

なごりおしいですが山頂を後に、百閒洞を目指します。

振り返る赤石。名前の由来となった赤い石がごろごろと。

明日登る兎岳や、聖岳の姿が見渡せます。

緑の山々がいかにも夏の南アルプスといった感じです。

赤石方面はすでにガスの中。

天気が良い内に登頂できてよかったですね。

それにしても聖岳は巨大です。

明日登るのが楽しみ。

毎日1座3,000m峰を狙えるのですから、贅沢ですよねえ。

しばらくは天気の中を歩けたのですが

ついにガスが上がってきました。

午後になると天気が崩れるのは夏山の常ですが、南アルプスは特にその傾向が強いように思えます。

百閒平を超え、急激に高度を下げると百閒洞に到着。

今夜の宿である百閒洞山の家に入ります。

小屋の前には小さな沢が流れ、とても気持ちの良いところです。

夕食には名物のとんかつも出て、いうことなし!

この日はほぼコースタイム通りに歩けたので、たっぷり余った時間を楽しめました。

 

いやあ、赤石岳良かったなあ…。

 

次回はラスボスの聖岳を目指します!

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アルプス南部縦走 ①悪沢岳

2018年08月22日 | 

今年の夏は南アルプスに行ってきました。

南アルプスに夏訪れるのは初めてです。

とにかくデカい!という印象の南アですが、その1部を歩いてみてさらにその印象は深まりました。

冬と違って緑に包まれた山々がより大きく、深く見えた旅となりました。

今回は椹島から千枚岳、悪沢岳を超えて荒川小屋までの2日間です。

 

仕事を納めて夕方から博多発の新幹線で静岡まで行き、静岡でネカフェ泊。

翌早朝、静鉄の登山バスに乗り込み畑薙第一ダムまで。

その後は南海フォレストの送迎バスで椹島まで行きます。

椹島で椹ドッグを食べて小腹を満たしいよいよ登山開始!

 

しかし天気はあいにくの雨。

新しい吊り橋を渡るといよいよ登山道に入ります。

 雨が似合う森なのですが、暑くてたまりません。

段々と雨足は弱まってきました。

 

駒鳥池

このころには結構くたばってしまいました。

どうも南アルプスのコースタイムはキビシイように思えます。1時間以上押してしまいました。

なんとか今日の宿である千枚小屋までたどり着きました。

明日は晴れそうな雰囲気。

初日から、汗だか雨だかわからない液体でずぶ濡れ。

この日は人が多いようで避難小屋での宿泊となりましたが、なかなか快適でした。

夕食のハンバーグもウマいのです。

夕食時に小屋のおじさんが、明日は午後から天気が崩れるだろうと予言していたので、それを信じて翌朝は早めに出ることにしました。

山小屋スタッフのいうことは聞いておくべきです。以前も後立キレット小屋のスタッフの助言を聞き、難無きを得たことがあります。

 

2日目

暗いうちから出発します。

小屋の前からは雲海と富士山。

高度を上げていくと天気も良くなってきました!

しかし不穏な雲も現れ、おじさんの予言通りになりそうな予感

南アルプスの夜明けは壮大でした。

今から始まる稜線歩きに期待が高まります!

始めに目指すピークは千枚岳。

千枚岳への道は様々な花が咲いていて癒されます。

 

そして登頂

千枚岳。

千枚岳より富士。 今回の旅は常に富士山が見守ってくれます。

次は丸山を目指します。

しかし早くも天候が崩れてきました。

丸山登頂。実は3,000メートルあるんですね。正式なピークではないようですが。

さて次はいよいよ悪沢岳に挑みます。

小雨の中、悪沢を目指し登ります。

意外と岩が多いのです。

そして頂上が近くなると…

明るくなってきました!

登頂と同時に晴れ!サービス満点ではありませんか!

百名山であり3,000m峰の悪沢岳登頂です!

悪沢頂上より富士

そして行く先には…

これから向かう荒川中岳と前岳。その奥には明日登る赤石岳!

赤石岳はとくにデカく見えました。

中岳に向かい出発すると、山頂に日が射してきました。

正直、悪沢のオマケぐらいにしか考えていなかったピークですが、なかなか登高欲をそそる山容ではないですか。

悪沢を下りながら南アの山々。

いちばん奥に白く輝く甲斐駒が目立ちます。あれに登ったのは一昨年の正月か。

そして手前には…

塩見岳!かっこいいですなあ。

こちらは去年の正月に登頂。あの頂から、この悪沢を観たときは「あの山なんだろう?」と思っていました。

さらに赤石にも日が射します。

この山は今年の正月に小赤石まで行って無念の敗退。ラクダの背を登っていると悪沢岳が良く見え、いつかはあちらも行かねばなるまいと思っていましたが、意外と早く来れました。

悪沢の下り。意外なほど岩だらけでした。

振り返る悪沢岳。後ろには富士。

今回のメインの1つである悪沢岳を最高の形で登頂することができました。

しかしサービス満点なのはここまで。

この後は予言通り雨になりました。

荒川中岳

荒川前岳

展望はありませんがこれで荒川三山コンプリート!

中岳から見る悪沢岳が楽しみだったのですが、次の機会にとっておきましょう。

 

雨も降っているし早々に山頂をあとに下って行きます。

カールを見下ろしながらの楽しい下り。

そして赤石岳に近づきながら荒川小屋へと下って行きます。

荒川小屋もなかなか快適。

夕食のカレーライスは絶品でした。

 

旅の出だしとしてはまずまずといえるのではないでしょうか。

塩見から、そして小赤石から眺めていた悪沢岳に良い形で登頂できたことは喜ぶべきことでしょう。

その魅力的な名前に負けることのない名山でした。

 

そして次はいよいよ、冬期に敗退した赤石岳に挑みます。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三俣山と坊がツル

2018年08月19日 | 

夏の遠征前の最終調整として三俣山に行ってきました。

長者原よりすがもりコースで目指します。

すがもり越え

しかし強烈な暑さで、すでにグロッキー。

風もないのです。

愛の鐘が復活していました。

大休止の後、アタック開始。

まずは西峰

次は

本峰

夏!

暑!

さらに

南峰

なんとなく、ここからすがもりに戻るのがおっくうになり急きょ坊がツルに急降下することに。

この坊がツルへの直通コースは存在は知っているものの歩いたことはなかったので、ちょっと興味が湧いたのです。

しかし、下りでこの道はお勧めできないという結論に…。登りで使ってもかなりキツそうでした。

急降下の途中にある展望台より坊がツル。

下りきって見返す三俣山はいつもよりデカく見えたのでした。疲れた…。

法華院で贅沢ジュース休憩

大船山

そして長者原に戻ります。

タデ原手前の湿原

タデ原の木道ではキリギリスが産卵中。こんなに暑いのに確実に秋は近づいているのですな。

 

下山後はさっさと帰路につき、途中筏場の湯に立ち寄り入浴。

猪うどんは旨い!

今回は遠征前に軽く流す予定でしたが、猛暑と激下りで割と疲れてしまいました。

夏は好きなのですが、なんせ暑さに弱いもので…。

でも短い夏山シーズンですので今回もしっかり楽しんできました。

前日買い替えたばかりのサポートタイツをひっかけて早くも破ったショックは隠しきれませんが。

 

さて今年も行ってきました夏山遠征!

予定通り南アルプスは悪沢岳、赤石岳、聖岳縦走。

なかなか大変でしたが、どっぷりと山につかってきました。

次回の講釈で。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする