パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

槍・穂高縦走③ 穂高岳

2016年08月29日 | 


穂高縦走の日。

朝食前に北穂山頂に行ってみました。


日の出前 前穂





出てきました!


だんだんと日が昇っていきます。




贅沢な朝ですねえ。

この北穂から望む槍ヶ岳も見納め。

穂高に行くなら是非北穂小屋に泊まってほしいです。

北穂山頂にありますので夕暮れ、夜明けの絶景を楽しめます。

とにかく山頂からの展望が絶品なのです。

小屋の雰囲気も良く北穂ブレンドコーヒーも旨い!あとグッズのデザインセンスもいいと思います。私は手ぬぐい買いました。

名残惜しいですが出発の時です。

今日は穂高を縦走して岳沢に下ります。


振り返る槍


さあ、ここから涸沢岳までは気の抜けない難所が続きます。

大キレットを超え安心しがちですがここからの縦走路のほうが危険度は高いように感じました。

難所とともに絶景も続きます。


前穂


涸沢岳と奥穂


涸沢カール

この縦走路の難しさの一つに落石の危険があります。

とにかく浮石が多く、しかもそれがデカい!

常に上に注意しつつ落石をおこさないように気を配る必要があります。

また人為的な落石の他に、自然に起きる落石もあります。

ゴウン ゴウンという音が響き渡りデカい岩が転げ落ちていくのを何度か見たり、聞いたりしました。

前日の雨で土や砂が不安定な状態になっているようです。

雨はこんなところにも影響するのですね。


険しい岩稜がすきな人にはお勧め


涸沢岳の岸壁。美しいですな。






ようやく涸沢岳山頂が見えてきました。


涸沢岳登頂!

これで核心部は超えました。

とはいえまだまだ気は抜けませんが。


次は奥穂だ

その前に穂高岳山荘で一休み。


しかし雲が上がってきていますので、早々に出発。


奥穂への道

山荘からの急登はやや険しいですが、そのあとは大分登りやすくなります。


振り向くと槍ヶ岳からの道のりが見えます。


ジャンダルムがすぐそこに!

近い将来西穂から縦走できたらと思っています。


そして頂上!

標高3190m

国内第3位の高峰に登らせて頂きました。

始まりの山は236mの井野山でしたからずいぶん高いところまで来れるようになったものだと。

少しガスってしまいましたがしばらく展望を楽しみます。




ジャンダルム 今回は我慢


乗鞍?

さあ、まだ前穂が残っています。

吊り尾根を前穂に向けて歩きます。


北尾根


登山道はこちら側をトラバース


見下ろせばスタートでありゴールでもある上高地

旅の終わりが近いことを知り少しさみしくなります。


やや険しい岩稜を超えると紀美子平

ザックをデポして前穂山頂までピストンします。

ガレた道を登り行くと


今回の旅最後のピーク 前穂高岳山頂です。

残念ながらガスって展望なし。

でも今回は天候に恵まれたほうで良いものをたくさん見れたから贅沢は言うまいと、思っていると…


お!







一瞬ではありますが晴れました!

感謝。感謝。山よありがとう。


その後は穂高の稜線を何度も振り返りながら岳沢へ下ります。


夏休みが終わるのですね。

岳沢小屋につきぬるめのビールで一人乾杯。

この小屋もなかなか良い雰囲気でいろいろな人と山談義をして楽しく過ごせました。

すぐに下山せずに山麓で1泊して帰るのが良いんですよね。

余韻にふけりながらゆっくりできるし、いきなり現実に戻るのはギャップに耐え切れないかもしれませんから。

逆高所順応みたいなものです。


さて最終日。


最後に穂高を見納めて下山します。

下山してもそこは上高地。

美しい梓川の流れを観ながら散歩気分で歩けます。









これにて今回の旅は終了。

日本を代表する山域というだけあって感動の連続でした。

登ったというより登らせて貰ったと言いたい山行であったと思います。

人々が昔から山に神を感じてきたのがわかった気がします。

本来人がいてはいけない場所に行かせてもらうのが登山である!言えばちょっと大袈裟でしょうか。

まあ、そう思うのはワタクシの勝手であります。

















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槍・穂高縦走② 大キレット越え

2016年08月25日 | 


台風の影響で午後は雷雨!

との予報があちこちで出ています。

そして当然多くの人が下山を開始します。

3000mの稜線で雷は危険すぎますよね。


自分の中でもほぼ下山する方向で決まっていましたが、南岳までとりあえず行ってみることにしました。

せっかく博多からやって来たのだから少しでも多くのピークを踏んで帰ろうと思ったのです。

まずは大喰岳に向かいます。

楽しみにしていた3000mの稜線歩きですがガスって何も見えません。

しかし大喰岳の頂上直下まで来ると急に明るくなって…


槍ヶ岳が姿を現しました。





完全に見えたわけではありませんがガスをまとったお姿が良いです!

ガスで見えていなかったので気づきませんでしたが、数人登山者がいたようで歓声が聞こえました。

すぐにまたガスって真っ白になってしまいましたが、期待していなかった分嬉しかったです。


この後はガスが晴れることもなく中岳を通過し南岳に到着。

南岳山頂では雷鳥がいました。

ガスると出てくるんですよね。

そして南岳小屋で決断の時を迎えます。

大キレットを超えるか、下山して温泉にするか、です。

普通に考えれば温泉です。

温泉か…イイな。

同じように悩んでいる人がいまして一緒に悩んでいたのですが、とりあえずキレットの入り口まで行ってみようかということになり2人で歩き出します。

ちなみにこの方、槍の穂先で私の前を歩いていた人です。

そして結局大キレットへと下ってしまいます。

行くと決まったら雷が来る前にわたりきる必要があります。

間に合うか?



ガスって下が見えないのでやや高度感に欠けますが。充分スリリングです。

しかも雨が降ってきました。



足もとが滑らないよう注意しながら慎重に行きます。

濡れた長谷川ピークと飛騨泣きはさすがに緊張しました。



それでも何とか2人ともクリア!

2人でと言っても、かなり距離はとっていたし協力もしてないのですが、自分の他にも頑張っている人が近くにいるというのは大きな励みになりました。

今回の大キレットに関しては単独行とは言えませんな。

大キレットは難しいと感じるところはさほどないのですが、なかなか緊張の解けない感じでした。

落ち着いてやればできる!といった感じです。

何はともあれ難所の大キレット通過おめでとう、自分!

さて北穂高山頂に到着しましたが展望はなし。

ここから歩いてきた縦走路を振り返って感動するのが定番なのですが真っ白です。

残念。

この日は北穂高小屋に泊まります。

しばらく小屋で休んだのち外に出てみると、雨は降っているもののガスが流れ出しました。



そしてさらにガスが流れ


槍~北穂の縦走路が現れました!

しっとりと雨に濡れる槍への道も良いではないですか。

いやあ見れるとは思っていなかったので非常に嬉しいのです。


さらに時間をおいて北穂山頂に行ってみると、なんと晴れてます。

雷雨はどこへ?


大キレットから槍もきれいに出ました。


笠ヶ岳方面


雲の中から前穂出現

天気予報はずれ!

下山してたら今頃悔しがっていたことでしょう。


さらに夕暮れ時に再び山頂へ。





涸沢、奥穂、吊り尾根を経て前穂

明日はこの稜線を歩ききるぞ。
















おやすみ槍ヶ岳

とにかく北穂からの展望は素晴らしくいつまでも見ていたいくらいです。

へたくそな写真では伝えきれない絶景でした。

やはりあの感動は実際に山に来た人にしか味わえないものだと思います。

この調子だと明日の朝も絶景が見れそうです。



穂高岳編につづく













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槍・穂高縦走① 槍ヶ岳

2016年08月22日 | 


今年のお盆休みは槍・穂高縦走!

上高地から槍沢を詰めて槍ヶ岳、大キレットを超え北穂~奥穂~前穂、岳沢を下り上高地に戻る計画。

今回は槍ヶ岳登頂まで。


年に1度の夏山遠征を始めて5年目でやっと槍ヶ岳です。

その姿を間近に見られると思うと嬉しくて眠れません。

まあ寝ましたけど。

仕事を終わらせて新幹線で名古屋まで行きネカフェ泊。次の日の始発の特急に乗ると上高地に昼過ぎには到着できました。

この日は横尾山荘で泊まり。

そして本番スタート。いよいよ槍ヶ岳アタックの日が来ました。


山荘前からは朝日を浴びる前穂。

天気はよさそうです。やった。

しばらく樹林帯の道を行くとだんだんと景色が開け、明るい槍沢へと出ます。





アルペンムード高し!

さらに進むと傾斜もまし、フーフー言い出す頃ついに…


槍ヶ岳出現!

一気にヴォルテージが上がります。

いやぁ神々しいですなあ。

剱岳をはじめて観たときのことを思い出しました。

さらに槍目指して進んでいきます。

が、見えてからが結構長い。



そしてやっと槍の肩に到着。


間近に見る穂先。

うーん、かっこ良し。


穂高方面には雲が湧きはじめました。


天気が良い内にアタック開始


さすがに人は多い


特に梯子場は渋滞します。


子槍 


前穂がちらり

頂上直下では写真撮影のため大渋滞


見下ろす子槍 この上で踊るのは無謀だと思います

穂先への登りは決して難しくはないのですが、落石をおこさないように気を使います。

そしてついに


槍ヶ岳登頂!ありがとうございます。

晴天の中、槍ヶ岳に登頂することができ嬉しく思います。

山頂からの絶景を堪能してから下りました。








穂高方面はすっかり雲の中

槍の肩まで下りてくると、どんどん夏雲が湧きあがりあっという間に穂先もガスの中に消えてゆきました。



初日は大成功と言えるでしょう。

槍ヶ岳は誰もが言うとおり良い山でした。

この日は槍ヶ岳山荘で泊まり。


次の日は難所・大キレット越え!

しかし天気予報は午前中曇り、午後から雷雨…。

稜線上で雷はさすがに危険。

大キレットを超えるまで天気がもつかどうかが問題です。


大キレット編につづく。















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扇ヶ鼻と久住山

2016年08月19日 | 
お盆前の話になりますが、くじゅうに行ってきました。

遠征直前ですので軽く扇ヶ鼻を牧ノ戸から登ります。

初めの展望台で夜明けを迎えます。





いきなりとんでもない景色が見れました!

さらに登ると


星生山頂部が朝日に輝きます。


振り返れば涌蓋山もピカー


三俣に至ってはダイヤモンド三俣になってます。


由布岳方面もきれいですね。

あっさりと扇に登頂





相変わらず雄大な眺めでした。

しかし、あまりにもあっさりしすぎなので久住にも行ってみることに。


夏の久住山!

が、登頂するとガスで真っ白。


たまにガスが切れて雲海が見えると歓声が上がります。


山頂部だけガスっているようです。

くじゅうの山頂は相変わらずにぎやか。

団体、単独、家族、仲のよさそうなおっさん達、おじいちゃんと孫

実にさまざまな人々が楽しんでおり笑顔が絶えない山頂でした。

そろそろ下山開始。


星生辺りはもう晴れていました。


うーん夏ですな。


夏・全・開!

とても涼しかったので、下界に下りたときの厚さには参りました。

やはり夏は高いところに限ります。


さて今年も行ってきました!夏の遠征。

予定通り北アルプス槍・穂高縦走です。

3000Mの稜線と岩稜祭り!

後日報告いたします。



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早朝宝満山

2016年08月04日 | 


久々に宝満山を登りました。

月末の日曜日なので午後から仕事。

よって、近場の宝満山です。

暑いのが苦手なので夏場は敬遠している宝満山ですが、暗いうちから登り始めれば涼しいだろうとヘッデンつけてスタート。

暗くても激暑でした...。

しかし、夜明けの山頂は雲海まで出現し素晴らしいものでした!













汗だくになった甲斐がありました。


しかし何回登ってもしんどい山であります。
コメント (3)
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