アメリカに来てから初めて、学外での口頭発表を行った。
9時40分から、15分+5分の発表だった。約半年前のRecent discovery seriesの時の発表内容と実質的には同じで、少し削って、時間枠内に収まるようにした。
アメリカ人はもちろん、日本人でも、英語が得意な人や、やり手の人は、発表にジョークを入れて、受けを取るという高等テクに挑戦する。チャックの発表は、笑いにあふれていて、非常に和やかなムードで進むのが常だ。元ボスのS先生は、しょっちゅう、“あのネタは海外でも受けた”みたいな話をしていた。仲間内でも、T辺氏や、はなこさんは、必ずネタを入れるらしい。以前拝聴したT辺氏のギャグは、凍てつく寒さだったが・・・・。自分には、まだ余裕がないので、その手のおふざけは一切なし。“発表では笑いをとらなきゃね~”なんて台詞を吐ける日は来るのだろうか?
さて、それなりに準備をしたので、発表自体は特に問題なく終了した。後日、Steffenに聞いたところ、英語は全く問題なかったと言ってくれた。もう少し早く喋ることができれば、発表内容を増やせるのだが、下手に早口で喋ると理解してもらえない。Richardは、well organized storyと言って褒めてくれた。この辺りは、元ボスのS先生に徹底的にしごかれたおかげだ。
質問は3個来た。最初は、Richardからで、2個のユニットを別々に発現させてみたらよいのでは?という趣旨の質問だった。これに対しては、きちんと答えられた。2番目の質問は、2個目のユニットが見えないのはdynamicsが関与しているのか?というような趣旨の質問だと思ったのだが、英語が上手く聞き取れなくて、要領よく答えることができなかった。アメリカ人は、おそらく考えながら質問しているので、最終的に何を答えればいいのか難しいことがある。日本では、短く端的に質問するのがよいとされている。最後の質問は、Brendaからで、測定温度にケチをつける内容の質問だった。Brendaは、おそらくかなりキレる人で、話すスピードも速い。天才の早口に凡人がついていくのは大変だ。結局、質問の意図をほとんどつかめないまま、測定温度の言い訳を多少述べたところで、座長に終了宣言を出されてしまった。
発表終了後、チャックは良い発表だったと言ってくれた。しかし、彼はいつもそう言うので、実際のところどう思ったかは不明。嬉しいことに、休憩時間中に、SJCRHでポスドクをしているという人が何人か寄ってきて、面白い発表だったと言ってくれた。そのうち一人は、Ph.D. student時代にCMTD関係の仕事をしていたらしく、割と話が盛り上がった。その後のポスターセッション中に、Tanjaも発表内容について質問をしてくれた。
Memphisは、一般的にはNashvilleよりはるかに治安が悪い町と認識されていて、レベルの高いScienceができるような町ではないと思っていた。しかし、SJCRHのfaculty member達(Richard, Brenda, Tanja, etc.)は、全員が非常にレベルの高い研究者だった。こういう人たちと、直接話をすることができたのは、自分にとっては大きな収穫だった。これは、小さなシンポジウム(今回のシンポジウムの参加者はおそらく50人程度)ならではの利点だ。さらに、アメリカでは、日本と比べて身分の上下関係が希薄なので、相手が教授で、こちらがポスドクでも、見下したりせずに、話をしてくれる(のが一般的)。呼びかけるときも、First nameで呼ぶのが一般的だ(これは日本人にとっては、大変障壁の高いactionだが)。ただし、見識の高い人たちと話すときには、当然こちらにも高い見識が要求され、自分の考えていることをはっきりと述べる必要がある。日本人は、明らかに、自分の意見を述べることに不慣れで、トレーニングが必要だ。
9時40分から、15分+5分の発表だった。約半年前のRecent discovery seriesの時の発表内容と実質的には同じで、少し削って、時間枠内に収まるようにした。
アメリカ人はもちろん、日本人でも、英語が得意な人や、やり手の人は、発表にジョークを入れて、受けを取るという高等テクに挑戦する。チャックの発表は、笑いにあふれていて、非常に和やかなムードで進むのが常だ。元ボスのS先生は、しょっちゅう、“あのネタは海外でも受けた”みたいな話をしていた。仲間内でも、T辺氏や、はなこさんは、必ずネタを入れるらしい。以前拝聴したT辺氏のギャグは、凍てつく寒さだったが・・・・。自分には、まだ余裕がないので、その手のおふざけは一切なし。“発表では笑いをとらなきゃね~”なんて台詞を吐ける日は来るのだろうか?
さて、それなりに準備をしたので、発表自体は特に問題なく終了した。後日、Steffenに聞いたところ、英語は全く問題なかったと言ってくれた。もう少し早く喋ることができれば、発表内容を増やせるのだが、下手に早口で喋ると理解してもらえない。Richardは、well organized storyと言って褒めてくれた。この辺りは、元ボスのS先生に徹底的にしごかれたおかげだ。
質問は3個来た。最初は、Richardからで、2個のユニットを別々に発現させてみたらよいのでは?という趣旨の質問だった。これに対しては、きちんと答えられた。2番目の質問は、2個目のユニットが見えないのはdynamicsが関与しているのか?というような趣旨の質問だと思ったのだが、英語が上手く聞き取れなくて、要領よく答えることができなかった。アメリカ人は、おそらく考えながら質問しているので、最終的に何を答えればいいのか難しいことがある。日本では、短く端的に質問するのがよいとされている。最後の質問は、Brendaからで、測定温度にケチをつける内容の質問だった。Brendaは、おそらくかなりキレる人で、話すスピードも速い。天才の早口に凡人がついていくのは大変だ。結局、質問の意図をほとんどつかめないまま、測定温度の言い訳を多少述べたところで、座長に終了宣言を出されてしまった。
発表終了後、チャックは良い発表だったと言ってくれた。しかし、彼はいつもそう言うので、実際のところどう思ったかは不明。嬉しいことに、休憩時間中に、SJCRHでポスドクをしているという人が何人か寄ってきて、面白い発表だったと言ってくれた。そのうち一人は、Ph.D. student時代にCMTD関係の仕事をしていたらしく、割と話が盛り上がった。その後のポスターセッション中に、Tanjaも発表内容について質問をしてくれた。
Memphisは、一般的にはNashvilleよりはるかに治安が悪い町と認識されていて、レベルの高いScienceができるような町ではないと思っていた。しかし、SJCRHのfaculty member達(Richard, Brenda, Tanja, etc.)は、全員が非常にレベルの高い研究者だった。こういう人たちと、直接話をすることができたのは、自分にとっては大きな収穫だった。これは、小さなシンポジウム(今回のシンポジウムの参加者はおそらく50人程度)ならではの利点だ。さらに、アメリカでは、日本と比べて身分の上下関係が希薄なので、相手が教授で、こちらがポスドクでも、見下したりせずに、話をしてくれる(のが一般的)。呼びかけるときも、First nameで呼ぶのが一般的だ(これは日本人にとっては、大変障壁の高いactionだが)。ただし、見識の高い人たちと話すときには、当然こちらにも高い見識が要求され、自分の考えていることをはっきりと述べる必要がある。日本人は、明らかに、自分の意見を述べることに不慣れで、トレーニングが必要だ。
SJCRHってchildren's hospitalのresearchでは全米No.1とかじゃなかったでしたっけ?labのお金のいくらかは寄付金で運営されてfacultyはgrant application書きなしで無条件にRO1一つ分くらいがおりて来るとか来ないとか。かなり色んな人が行きたがるという場所だという話は聞いた事があります。やっぱりレベルが高い人が行きたがるのではないでしょうかねぇ?でいる人もそれ相応という感じで。
ちなみに僕のギャグに対して、凍てつく寒さとか、寒風吹きすさぶ光景とかなんと人聞きの悪い。そうではないんです。寧ろ日本の禅を思わせる『無』です。発した後空気がキーンとしているのが肌でひしひしと感じられました。Super strong styleの侘び寂びだと解釈して頂きたかったです。最近はこれからはショートコントを入れてもいいかなぁと思っています。
ティナがT辺さんのギャグを拝借したとき(それもどうかと思うんですが)は受けてましたよね?一度、日本の学会でT辺ギャグが寒いのか、侘び寂びなのか、検証しないと。