4日前に死亡したミヤマの死体が妙なことになっていた。
関節、口、お尻など、強度が弱い部分が白くなっている。この白い物体は、白きょう病菌というカビの一種と思われる。昆虫にとっては致死性の病原菌であり、感染すると、体内の水分を奪って宿主を殺してしまう。どうりでミヤマの体がカチカチになっていたわけだ。白きょう病菌は、養蚕業に被害を与える他、カブ・クワ愛好家にとっても恐るべき病原菌だ。
生物農薬として使われることもあるというから、クワテラリウムに入れたネフロレピシスに吹き付けられていた可能性が考えられる。しかし、白きょう病は潜伏期間が短く、感染後1週間以内に死亡するという。8月11日に、クワテラリウムにミヤマを入れてから、17日間も生きていたことを考えると、必ずしもネフロレピシスが原因とは断言できない。
白きょう病菌は常在菌で、自然界にも存在しているという。たまたま空中を浮遊していたカビの胞子に当たって感染してしまった可能性も十分あるだろう。
心配なのは、白きょう病菌に侵されたミヤマが入っていたクワテラリウムに、ノコを入れてしまったことである。伝染性が高い病気であれば、既に感染してしまっているだろうから、このまま様子を見ることにした。
関節、口、お尻など、強度が弱い部分が白くなっている。この白い物体は、白きょう病菌というカビの一種と思われる。昆虫にとっては致死性の病原菌であり、感染すると、体内の水分を奪って宿主を殺してしまう。どうりでミヤマの体がカチカチになっていたわけだ。白きょう病菌は、養蚕業に被害を与える他、カブ・クワ愛好家にとっても恐るべき病原菌だ。
生物農薬として使われることもあるというから、クワテラリウムに入れたネフロレピシスに吹き付けられていた可能性が考えられる。しかし、白きょう病は潜伏期間が短く、感染後1週間以内に死亡するという。8月11日に、クワテラリウムにミヤマを入れてから、17日間も生きていたことを考えると、必ずしもネフロレピシスが原因とは断言できない。
白きょう病菌は常在菌で、自然界にも存在しているという。たまたま空中を浮遊していたカビの胞子に当たって感染してしまった可能性も十分あるだろう。
心配なのは、白きょう病菌に侵されたミヤマが入っていたクワテラリウムに、ノコを入れてしまったことである。伝染性が高い病気であれば、既に感染してしまっているだろうから、このまま様子を見ることにした。