さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

「たま駅長」がキャラクター 岡山のポイントカード「たまルン」

2012-06-24 00:01:09 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

前々回、路面電車仕様の「たま電車」について紹介させていただいたところ、岡山にも和歌山とよく似た「たま電車」があるとは知らなかった、岡山の市民も「たま駅長」の存在をよく知っているのか、などと大きな反響をいただいた。今回は、主に岡山県内で普及している「たまルン」というポイントカードについて紹介したい。

 

主に岡山県内で利用できる「たまルン」は、和歌山電鐵の親会社にあたる両備ホールディングスが、昨年4月から発行。資本提携のある岡山高島屋、同社のグループ会社、カードの制度に賛同する加盟店などで買い物をすれば、一定金額毎にポイントを付与される。

 

 

 

【写真】ポイントカード「たまルン」

 

http://www.tamarun.jp/で紹介されている)

              

 

カードの提示で割引などの特典を受けられたり、月2回程メールマガジンの送付を受けることができる。

 

特徴は、使用範囲を1つの企業内に限ることなく、地域密着型の経営をモットーとする両備ホールディングスと岡山高島屋が共同発行し、さらに、地域で加盟店を募るなど、地域のオープンカードの役割をしていることだ。岡山高島屋を訪れた際、来店者の多くがカードを使う様子を見てそう感じた。

 

たまルン」は、広島市内の店舗(安佐SA)でも利用できることから、以前から筆者も所持しているが、キャラクターである「たま駅長」がなんとも愛らしい。ポイントをルンルン楽しく貯められそうなデザインだ。

 

路面電車仕様の「たま電車」、ポイントカード「たまルン」をはじめ、岡山でも「たま駅長」は地域活性のシンボルとして定着していることを、和歌山の皆様にお伝えしたい。

 

(次田尚弘/広島)

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和歌山発のテレビコマーシャルが続々 フィルム・コミッションが応援

2012-06-18 08:43:04 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

宇宙服のような白ずくめの衣装を着た若者たちが駆け回るカルピスソーダのテレビコマーシャルが、県立桐蔭高校科学部の生徒たちの出演で和歌山をロケ地に撮影されたことを新報の記事で知ったのはつい最近のことであった。

 

今また、コンビニチェーンのセブンイレブンを展開するセブン&アイのスウィーツを宣伝するテレビコマーシャルが話題になっている。和歌山城をバックに和歌山市東高松のみどり幼稚園の園児たちの元気な姿のあと、園舎で先生たちがおいしそうにお菓子を食べるシーンが続き、生石高原をバックにした映像で締めくくる、というものだ。

 

 

【写真】県内の風景が映るCMは、同社のウェブサイトからも見られる

 

http://www.sej.co.jp/products/cm/index.html

 

 

「このところ和歌山は全国版のCMによく登場するね。」と言うと、物知りの友人が、「それは偶然じゃない。県の観光振興課の熱心な働きかけの成果だ。」という。そこで観光振興課を訪れ、県観光連盟の原見仁志事務局長と米田彰夫さんにお話を伺った。

 

それによると、2000年頃から映像作品の制作を支援する組織として、各地にフィルム・コミッションが設立され、地域の魅力発信の役割を果たしているという。和歌山でも県観光振興課内にわかやまフィルム・コミッションが設けられ、映像制作会社等に和歌山での撮影を働きかけ、制作側からの問い合わせや希望をきく窓口ともなっているのだという。

 

先に触れた2つのCMも、放送時間こそ短いが、数十人のスタッフが和歌山に来て、泊まりがけで制作したものらしい。こうした積み重ねにより、県外に対しては和歌山の奥深い魅力をアピールすると共に、地元の私たちも和歌山の良さを再認識することができれば、その意義は計り知れないだろう。

 

(宮本年起 / 和歌山)

 

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路面電車仕様の「たま電車」 岡山市内で運行

2012-06-10 00:56:13 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

和歌山電鐵貴志川線でお馴染みの「たま電車」。岡山市にも路面電車仕様の「たま電車」があるのをご存知だろうか。

 

 

写真】岡山電気軌道の「たま電車」      

 

和歌山電鐵の親会社にあたる両備グループ岡山電気軌道が平成21年4月30日から運行。和歌山電鐵の再生で同社に対する地元・岡山の活性化への期待が高まり、岡山の子供たちへの(端午の節句の)プレゼント、岡山市が政令指定都市になった記念(平成21年4月1日)などの意味も込め導入された。

 

筆者も路面電車仕様の「たま電車」に乗車した。一両編成で車体には35匹の「たま駅長」が描かれている。車内は和歌山電鐵の「たま電車」ほどの装飾はないが、座席には和歌山電鐵と同じシート地が採用されている。中吊りなどの広告スペースにも「たま駅長」の様々なポーズのポスターがあり、岡山でも「たま一色」だ。

 

 

写真】「たま電車」の車内

 

たま電車」は街に笑顔を、子供たちに夢を与える存在で、かつ、和歌山電鐵の再生、岡山市の政令指定都市移行など、地域の変化に夢や希望を与えるシンボルだと感じた。

 

(次田尚弘/広島)

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「甘露」のような味わい NEXCO西の天然水「高野のしずく」

2012-06-03 19:36:25 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

先日、山陽自動車道の、とあるサービスエリアを利用した。喉が渇いていたので飲料水のコーナーへ。すると「高野のしずく」と書かれたミネラルウォータがあった。手に取ってみると、世界遺産・高野山麓で汲み上げた天然水であるという。

 

  

 

【写真】「高野のしずく」       

 

西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社と西日本高速道路ロジスティックス株式会社は、今年3月1日から、NEXCO西日本管内のサービスエリアとパーキングエリア計98箇所と通信販売で、和歌山県かつらぎ町で採水した天然水を商品化し販売している。価格は500ミリペットボトルが1本100円(税込)だ。商品化の理由は、NEXCO西日本グループ高野山に所縁があるからだという。

 

九度山町から高野山へと続く高野山道路は、昭和29年3月、和歌山県により工事を着工。昭和31年4月に日本道路公団(NEXCO西日本の前身)に引き継がれ、昭和35年7月完成。当初は有料道路として開通。昭和62年に無料化、平成5年に国道となっている。

 

ペットボトルのラベルには天が感じて降らす水=「甘露」のような味わいが楽しめると書いてある。実際に「高野のしずく」を、同乗していた友人らと飲んでみた。癖のない軟水で飲みやすい。高野山の風景を思い描くと、まるで新緑の森から湧き出す湧水を手にすくって飲んでいるような、爽快だが少し厳かな気持ちになれた。NEXCO西日本グループがすすめる、高速道路沿線の地域の特色を活かした商品開発は、地域の魅力発信に貢献している。

 

(次田尚弘/広島)

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