23日、創刊20周年を迎えたわかやま新報。当連載共同執筆者である竹中平蔵氏からの祝福メッセージを紹介したい。
(次田尚弘、神野翔)
【写真】祝福する竹中氏。
創刊20周年記念祝賀会でビデオメッセージが放映された。
わかやま新報の創刊20周年、そして津村新社長のご就任、おめでとうございます。
時代が大きく変化しています。よくグローバルとローカル、という言い方、ないしはグローカルという言い方をします。
和歌山に住む古い友人が言いました。「今、世界や日本、東京の情報は、インターネットで手に入れる。
そして、ローカルの情報は、和歌山新報で手に入れる」。
県北部の唯一の日刊紙として、この地域に根ざした情報を提供し、そして地域を盛り上げ、地域を活性化する。わかやま新報の役割は極めて大きいと思います。
本当に厳しい時代であるからこそ、私たちはしっかりと情報を得て、明日に向かって前向きに取り組んでいかなければいけない。
そんな中で、津村さんという新社長が就任をされた。新しいリーダーシップに私は大いに期待したいと思います。
リーダーというものは、組織に異質な物を持ち込む人だと、私は小泉総理の元でお仕えし、そのように思いました。
わかやま新報の伝統を引き継ぎながら、さらに新しい付加価値を付けて、その存在感をますます高めて頂きたいと思います。
いずれにしましても、和歌山のみなさん、頑張りましょう。
私も、ささやかにふるさと納税を続けておりますけれども、わかやま新報がさらに盛り上がることを祈念しています。
(竹中平蔵)