平成26年9月14日(日)から12月13日(土)の期間、和歌山県全域で、地域とJRグループの連携による全国大型観光キャンペーン「和歌山デスティネーションキャンペーン(わかやまDC)」開催されることは以前もご紹介したが、その歴史や具体的な取り組みについてご存知だろうか。
そもそもデスティネーションキャンペーン(DC)は昭和53年11月から昭和54年3月に、当時の国鉄と和歌山県が実施したキャンペーン「きらめく紀州路」が始まり。
和歌山県ではDC開始10周年の昭和62年と世界リゾート博の平成6年、世界遺産登録の平成16年に開催。今回は10年ぶり、5回目となる。
今回、新たな和歌山の魅力紹介や滞在時間の延長、身近な観光資源を磨きあげ「おもてなし」を強化するなど、和歌山ならではのキャンペーンを展開。
「和み、和らぐ。和歌山からはじまる旅。」をキャッチフレーズに、「特(スペシャル)」「歩(ウォーク)」「体験」「食」「湯」「笑顔」と題した企画を実施するという。
DCは現在宮城県で開催中(4月1日~6月30日)。
「笑顔咲くたび 伊達な旅」をキャッチフレーズに、「松島・塩釜」「鳴子・平泉」「仙台・白石・福島」「三陸・登米」などのモデルコースの充実、復興応援の周遊バスや語り部タクシーの企画、イベント列車の運行など、宮城県の魅力発信と復興応援への思いを込めた積極的な活動が行われている。
仙台駅では、伊達政宗に扮した「Suicaペンギン(JR東日本が発売するIC乗車カードのキャラクター)」のモニュメントを各所に設置。観光客に人気を博している。
【写真】人気を博す、宮城・仙台DCのモニュメント(仙台駅前)
開催を来年に控えた和歌山にとって今年は準備をすすめる年。秋にはプレDCの開催が予定されている。
DC発祥の地として、全国に負けないPR活動でたくさんの方に和歌山の魅力を知ってもらいたい。
(次田尚弘/和歌山)