さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

きい探訪 No05 ~古座川町~

2015-02-22 19:54:44 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
2015紀の国わかやま国体・大会」を前に、各市町村の競技会場とその周辺の観光資源や地域の魅力について週替わりで取り上げている。

今週は、デモンストレーションスポーツのウォーキングが行われる古座川町を紹介したい。

ウォーキングは健康づくりや参加者らのコミュニケーションを目的に5km~10km程度の距離を歩くというもので、競技は古座川町内で行われる。

古座川町内には、マグマが噴出し形成された巨岩や巨石群がある。
県の文化財で名勝・天然記念物に指定されている「滝の拝」や、国の特別天然記念物に指定されている「 一枚岩」 については、その経緯や古くから伝わる民話などを第175・176号で紹介の通り。


【写真・AR動画対応】一枚岩(古座川町)

他にも、巨岩が風雨にさらされ蜂の巣のように無数の穴が開いた「虫喰岩」や、牡丹の花のように大小の穴が開いた「牡丹岩」、古座川上流の「まぼろしの滝」、樹齢400年で高さ30m、幹回りが6mある「光泉寺の大銀杏」など、自然の観光スポットが多数存在する。

道の駅 一枚岩 鹿鳴館」は、一枚岩を一望しながら休憩ができ、古座川の情報を集められるスポットとしておすすめしたい。
同館スタッフの山本隆寿さんが、自ら撮りためた古座川の四季をまとめ、来館者に説明してくれる。
山本さんは「古座川は四季を通して魅力のあるところ。自然が織りなす神秘的な世界は訪れる人に力を授けてくれます」と古座川の魅力を力説してくれた。

アクセスは国道42号高富交差点から国道371号を北上し車で約20分。
古座川の旅の起点にして欲しい。

(次田尚弘/古座川)
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きい探訪 No04 ~串本町~

2015-02-15 14:31:10 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
2015紀の国わかやま国体・大会」を前に、各市町村の競技会場とその周辺の観光資源や地域の魅力について週替わりで取り上げている。

今週は、女子サッカー、成年男子のラグビーフットボール高等学校野球(軟式)が行われる串本町を紹介したい。

競技会場となる「サン・ナンタンランド野球場・多目的グラウンド」は、橋杭岩に程近い高台にあり、スタンドの観客席からは「くしもと大橋」が見える風光明媚なところだ。

橋杭岩の起源と伝説については第172号でご紹介の通り。
くしもと大橋」は平成11年9月に開通した串本本土と紀伊大島を結ぶ290mのアーチ橋と386mのループ橋から構成される。
紀伊大島の東端にある「トルコ記念館」や「日米修交記念館」、荒々しく切り立つ「海金剛」は本州最南端の町であることを実感させられる。
エルトゥールル号の海難事故を題材とした12月公開予定の日本・トルコ合作の映画を通し、訪れる人が増えるだろう。

本州最南端の石碑が建つ、潮岬灯台近く、潮岬観光タワーの南端に昨年7月「本州最南端 潮風の休憩所」が完成。


【写真・AR動画対応】本州最南端 潮風の休憩所(串本町)

館内には白蝶貝採取のためオーストラリアの木曜島へと渡った町民らの歴史を紹介する展示室もある。
休憩スペースからはどこまでも続く太平洋の大海原を望むことができる。

串本町本州最南端の地にふさわしい、おおらかで浪漫溢れるところ。
訪れる方々には、雄大な海、町の歴史からパワーをもらって欲しい。

(次田尚弘/串本)
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きい探訪 No03 ~太地町~

2015-02-08 20:02:24 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
2015紀の国わかやま国体・大会」を前に、各市町村の競技会場とその周辺の観光資源地域の魅力について週替わりで取り上げている。

今週は、デモンストレーションスポーツのウォークラリーが行われる太地町を紹介したい。
太地町は周囲を那智勝浦町に囲まれ、面積が約6平方キロメートルと和歌山県内で最も狭い町。
古式捕鯨発祥の地としてご存知の方も多いだろう。

国道42号の森浦交差点から県道240号へ入ると観光客を出迎えるが如く、クジラの親子のモニュメントがある。
更に直進すれば、クジラのしっぽのモニュメントと共に捕鯨船「第一京丸」が展示される「太地くじら浜公園」がある。


【写真・AR動画対応】「太地くじら浜公園」で展示される捕鯨船

海を見れば那智勝浦漁港が程近くにあり、青蒼い空と海の波間に、木々の美しい緑が特徴の美しく小さな島々が多数見える。
同公園からは那智勝浦港周辺の周囲17Kmに浮かぶ130もの岩礁を巡る「紀の松島めぐり」の遊覧船が発着。
那智勝浦町のホテルから宿泊客の乗船も可能で、観光客に人気だ。

また、近隣には「町立くじらの博物館」がある。
館内には400年以上にわたる太地の捕鯨文化を学ぶ展示に加え、シロナガスクジラの骨格標本、イルカを中心に周辺海域の魚類の展示、ゴンドウクジラによるクジラショーなどが見られる。
イルカと直接ふれあえたり、一緒に泳げたりする体験コーナーも充実。

都市部では体験できないクジライルカの全てがここにある。

(次田尚弘/太地)
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きい探訪 No02 ~那智勝浦町~

2015-02-01 13:31:21 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
2015紀の国わかやま国体・大会」を前に、各市町村の競技会場とその周辺の観光資源や地域の魅力について週替わりで取り上げている。

今週は、レスリング剣道の競技が行われる那智勝浦町を紹介したい。
競技会場となる「那智勝浦町体育文化会館」はJR紀伊勝浦駅から車で5分程の沿岸にあり、アリーナ面積が1,328平方メートル、客席が1階・2階合わせて1200席以上を誇る。
休日となれば併設する屋外運動場で少年サッカーの試合が催されるなど、日頃から町民に親しまれる体育施設だ。

紀伊勝浦駅から程近い勝浦漁業協同組合魚市場横で、毎週日曜日の午前8時から11時の間に開かれる「勝浦漁港にぎわい広場」がお薦めだ。
水揚げされたばかりのマグロをその場で解体し直売されるほか(時間は不定期)、地元の海産物や農作物が朝市として販売される。


【写真・AR動画対応】「勝浦漁港にぎわい広場」で開かれるマグロ解体ショー

近くには「海乃湯」と呼ばれる足湯もあり、豊かな漁場と旅人を癒す温泉の良さを実感できる。

最近は漁港周辺や近隣の商店街などに、マグロの刺身加工品をセルフで購入できる直売所や店が増えてきた。
日曜日に限らず、漁港へ立ち寄れば新鮮でお買い得なマグロが購入でき、持ち帰り用の保冷剤や地方発送の用意も整っている。
料理店ではマグロの目玉や胃袋、卵などを食べられるところも。
生マグロ水揚げ高日本一の勝浦漁港を満喫して欲しい。

(次田尚弘/那智勝浦)

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