内容紹介
オイシイ! マズイ!
がすべてじゃない!
メシとはつまり…
物語なんだ!
世の食通たちに愛され続ける
マンガ「孤独のグルメ」の原作者が描く、
ひとりメシの美学をまとめたグルメエッセイの決定版!!
庶民的な思考を捉えることに抜群の才能を発揮する著者の、
崇拝とも呼べるような食への愛。
過剰なまでに緻密な、食前、食中、食後の心理描写。
どこか情けないダンディズムを介して、
著者の抱く食への哲学が表現されています!
地方の居酒屋やどこにでもあるような街の定食屋etc……。
何気ない日常の中で、食べることで得られる「純粋で無垢な悦び」。
そんな他愛のない幸せに目を向けさせてくれるエピソードが満載です!!
内容(「BOOK」データベースより)
ロング&ベストセラー漫画の原作者が描くひとりメシの美学…。
著者について
久住昌之(くすみ・まさゆき)
1981年、久住昌之原作、泉晴紀作画のコンビ「泉昌之」で描いた短編マンガ『夜行』でデビュー。
以降、マンガ、エッセイ、デザイン、音楽など、多方面で創作活動を展開、現在に至る。
泉昌之の83年初版の単行本『かっこいいスキヤキ』は今も売れ続けるロングセラー。
実弟・久住卓也とのコンビ、Q.B.B.の『中学生日記』で第45回文藝春秋漫画賞を受賞。
谷口ジローとの共書『孤独のグルメ』も根強い人気を保ち、フランス・イタリアなどで翻訳出版されている。
久住 昌之(くすみ まさゆき、1958年7月15日 - )は、日本の漫画原作者、漫画家、エッセイスト、装丁家。東京都三鷹市出身。現在は漫画原作からデザインや音楽活動など幅広い活動を行うアーティストとして活躍している。自身でも漫画を描くが、他の漫画家に原作を提供した際に、特に精彩を放つ。
経歴・人物
法政大学社会学部卒業。大学在学中から美術や音楽活動に興味を持ち、美学校に通い、赤瀬川原平に師事した。また、南伸坊などと知り合う。1981年には、美学校の同期生、泉晴紀とコンビを組み、『泉昌之』として『ガロ』誌に漫画を持ち込み、漫画家デビューする。
また、写真家滝本淳助とのコンビによる「写真四コマ漫画」も発表。滝本とはその後も交友が続き、彼の異常な価値観を描いた『タキモトの世界』は、天下の奇書。
また、色んな人が見た不思議な夢を聞き集めて、久住が絵に描いた『夢蔵』(実際は、なんと半分以上が滝本の夢だった。また、漫画家の「東陽片岡」がそのペンネームを決める切っ掛けとなった夢も収録されている。)なども執筆している。
三鷹生まれで、学生時代からいきつけにしていた、三鷹駅前の名物ラーメン屋「江ぐち」を舞台にした、初の単独著作であるエッセイ『近くに行きたい 舞台は江ぐちというラーメン屋』は、元来からラーメン好きの間で有名であった「江ぐち」の名を、さらに高めた。
1987年から「タモリ倶楽部」のコーナー「東京トワイライトゾーン」にも、滝本とともにレギュラー出演し、人気を博した。
平行してデザインや装丁・エッセイの仕事でも活躍。
また、実弟の絵本作家・久住卓也との二人からなる漫画家ユニット「Q.B.B」(Qusumi Brothers Bandの略。久住が原作で、卓也が絵を担当)でも活動。『中学生日記』で第45回文藝春秋漫画賞を受賞した。また、同作品は2006年に山下敦弘監督により短編映画化され、その映画のDVDには『中学生日記』の新作漫画が添付されている。
また、近年は谷口ジローとのコンビによる漫画作品も多い。そのうち、『孤独のグルメ』は、イタリア・フランス・スペイン・イギリス・ブラジル等で翻訳出版された。
他に、江口寿史の元アシスタントである漫画家・河野哲郎とのコンビ作もある。河野のアメリカ漫画的な絵柄をいかした、アメリカほら話的なテイストな作品を書いている。
バンド活動も学生時代から行っており、楳図かずおの“まことちゃん”のバンドにも参加する他、自身のバンド「モダン・ヒップス」でCDリリースなども行っている。
久住昌之さんの取材を20年以上前にした事がある。面白い活動をして、めが離せない人。