エドガー・ライス・バローズに虜になったのは、中学生の時だった。家から学校まで電車に乗って片道1時間半。貪る様に本を読んでいた時期だった。
バローズと言っても誰という人は多いだろう。「ターザンの生みの親」である。
「火星シリーズ」「金星シリーズ」「ペルシダーシリーズ」「ターザンシリーズ」と著作は多く、創元推理文庫の表紙は武部本一郎が描いていて、女性がグラマーでセクシーだった。そんな表紙にも興奮している僕がいた。
どの本も「ヒロインが悪党にさらわれ、ヒーローがヒロインを助け出す」というストーリー。当時は何冊読んでも飽きなかった。
コロナで苦境の今、もう一度「火星のプリンセス」を読んでみたい。