フェリーニのこの映画、ストーリーはほとんど憶えていないのだが、「巨大な女」が出て来た記憶は明確だ。「巨女」「高身長女子」が好き。そんな嗜好がある人にはオススメだ。
田舎の豪農の家で生まれた「奇子」は座敷牢に閉じ込められ、外に出ることなく育った。
やがて、彼女は豊満な肢体の、大人の色気に満ちた「女」に成長していた。
奇子の身体を奪おうとする男たち。彼女の人生は・・・
僕は高校2年、3年と京都の駿台予備校に夏期講習で通っており、河原町三条にあった薄暗い本屋で大都社版の「奇子」を見つけて買った。それから手塚治虫をむさぶるように読む事となる。暑い京都の想い出だ。