旅芸人のアンソニー・クインと少し頭に障害を持つジュリエッタ・マシーナは一緒に旅をする。二人の生き様を通して、人間とは何かを問いかけるフェデリコ・フェリーニの名作。見終わった後、ほろ苦い思いを噛み締める事の出来るのもこの映画ならでは。
百田尚樹が初めて書いた本格ミステリー。東京を舞台にした劇場型誘拐殺人事件が次々と起こる。
百田尚樹には当たりはずれがあるが、これは当たり。
彼のデビュー作「永遠の0」は素晴らしい名作。山崎貴監督が映画化、これは最低の映画。
特攻隊の隊員が敵の軍艦に突っ込む直前、知覧の本部に「自分がこれから敵艦に突き込む事を無線で連絡するところ」がすごく切ないところなのに、映画ではそのシーンが全く描かれていなかった。
デリヘル 嬢を現場まで届けるいわゆる「デリヘル ドライバー」の実態をどこか切なく描いたオススメの名著。デリヘル 業は「女の子」が中心だが、その陰で働いている男たちの心情が分かる。
子供の頃、「サンダーバード」はNHKで夕方放送していた。放送は30分。1時間番組なので、前編・後編。
サンダーバード2号の秘密兵器に憧れた。秘密基地のプラモデルが喉から手が出るほど欲しかったが、金持ちの息子しか買えなかった。
サンダーバードで気になった事がいくつかある。
まずサンダーバード1号が発射される時、プールが開く。もし、そのプールで泳いでいる人がいたら!
サンダーバード2号が発射台へ向かう時、倒れる椰子の木は枯れないのか?
そもそも、国際救助隊の運営資金は?資金が潤沢でないと、ロケットの燃料も買えない。
これらの疑問が有りつつも、僕はワクワクしながら、サンダーバードを観ていた。サンダーバードは模型の「汚し(実際に使っている様にロケットや建物などをわざと汚す事)」が上手かった。