▲テレ東深夜ドラマの意欲作「コタキ兄弟と四苦八苦」
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
視聴していた冬ドラマがほとんど最終回を迎えたので、冬ドラマの雑感です。
今回は、抜群に面白かった「アンナチュラル」脚本家、野木亜紀子のオリジナル脚本で、主演に古館寛治、滝藤賢一助演、ヒロインに芳根京子、週替りに豪華なゲストを迎えるというテレ東深夜ドラマの意欲作「コタキ兄弟と四苦八苦」です。
兄・一路(いちろう)(古舘寛治)は、予備校の英語教師だったが、現在は無職でつつましい暮らしをしている。
楽しみと言えば喫茶シャバダバに通うこと。
可愛いアルバイト店員のさっちゃん(芳根京子)に話しかけようと試みるが、いつもうまく行かず空振りに終わっている。
そんなある日、兄の家に、突然転がり込んできた弟・二路(じろう)(滝藤賢一)。
兄弟の再会は8年ぶりで、兄が弟に勘当を言い渡して以来のことだ。
突然の来訪をいぶかる兄だが、弟が来る直前に事故を起こしていたことを知り、慌てて現場へ向かう。そこで出会った被害者の男・ムラタ(宮藤官九郎)から、自分の代わりに待ち合わせ場所へ行ってほしいと頼まれる。
待ち合わせ場所に現れた女を見て、兄弟は絶句する。その女は…!?(テレ東HPイントロより)
週替りのゲストは、初回が市川実日子、第二回が岸井ゆきの、第四回が樋口可南子、第七話が門脇麦という期待させる面々でしたが、正直大して面白くありませんでした。
ところが、終盤ゲストなしの第九回から十回、実は芳根京子がレンタルおやじたちの腹違いの妹であることが判明してから最終回のラストシーン、実はあと二人くらい腹違いの兄弟がいるかも知れないというオチまでがとても面白かったです。
最後の三話でこのドラマを見続けた甲斐があった、というのが正直な感想です。
とくにドラマの展開をガラリと変え、最終回まで勢いづかせた第十回をベスト回とします。
春ドラマでも野木亜紀子オリジナル脚本のドラマがあるので楽しみです。
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