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早速、「富獄百景」を借りてきて読んでみました。
この様な本をこの年になって読むなんて思いもしなかったが、感想文を書けと言われれば、御坂峠の天下茶屋から眺めた富士は、まるで風呂屋のペンキ絵みたいと表現していたのが面白かった。
今から半世紀前に東京で銭湯に通っていたけど、確か壁に富士の絵が描かれていたと思う・・だけど御坂峠から眺めた富士では無くて、駿河湾から眺めた富士だった気がするのです。
この本が書かれたのは戦前で、私は昭和の40年代だったので流行が違っていたのでしょうか?
富士には、月見草がよく似合う。・・このフレーズが有名らしいが、凡人には、「へー、そうなんだ」位にしか思えないのです。
個人的にはすそ野まで眺められるこのアングルが一番です。
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前の日の夕方には、こんなおどろおどろしい雲が掛っていました。
もう一つの感想は、やけに句読点が多い事!
山を登りながら息も絶え絶えに読んでいる様な感じを受けてしまいます。
私の文章は句読点が少なくて、これも読みづらいとは思うのですが、彼の文章は一緒に”はぁ、はぁ”言いながら読んでいる感じがしてしまうのです。
学生時代に勉強をさぼったせいか、どうしても句読点の打ち方が良く分かりません。
何はともあれ、今年も富士を眺められて幸せです。