ぐうたらかあさんのなげき

二人の息子は発達障害、家事は嫌いなダメ主婦、そんな母のぐうたらな、でも悩み多き日々・・・

2006-07-27 23:14:24 | 育児
今夜は、蛍を見に行った。
職場の上司が企画した蛍鑑賞会。子供も連れて参加。
夜8時ころがいちばんの見時ということで、7時半に職場に集合。
職場から車で40分ほどいった所にあるキャンプ場。
そこにはイルミネーションのように光る蛍たちが。
生まれて初めて蛍を見た。
人工繁殖しているという蛍たちであったが、数も多く、非常にきれいだった。
鑑賞会を企画した部長がこれまた蛍に詳しく、生態などを詳しく説明してくれてとても有意義な鑑賞会だった。
そして帰り道、もう一箇所、これは部長のひみつの場所といって、自然繁殖している蛍をみせてもらった。
数は少なかったが、街灯もない山の中、なんともいえない淡い光が、これまた怪しく美しかった。
そこで、子供達にと、部長が蛍を2匹、捕まえてくれた。
世話の仕方も教えてもらい、光る蛍をもらったわが子たちはその場では非常に喜んでいたのだが・・・・

帰路につき、家も目前というところで、上の子が突然泣き出した。
「蛍を山に返したい」と。
夜も深まり、蛍の光の勢いもおさまってきただけだったのだが、うちの子はこのまま死んでしまうと思ったらしい。
もともと、子供が虫を捕まえてきたり、カブトムシなどを飼いたいといったとき、こんこんと「虫も一生懸命生きているんだよ」とか、「自然のままのほうが幸せなんだよ」とか、「世話できないなら、自然に返してきなさい」
などといって、虫を飼うことを避けてきたので、きっと、命というものになにか感じるものがあったんでしょう。
かといって、既に10時もとうにすぎ、捕まえた場所まで戻ることはちょっとできない。
しかたがないので、同じ種類の蛍を人工繁殖させている場所が地元にあるので、そこに放しにいくことにした。

山の沢はもう蛍は光っていなかったが、「ほたるの里」と書かれた看板はたしかにあり、明日からほたるまつりという看板も建てられていた。
そこに蛍を放すと、それまでメーメー泣いていたのが、やっと安心したような笑顔を見せた。
家に着くまで、ちょっとべそべそしていたものの、家に帰ると本当に安心した様子で、布団にもぐるとあっというまに就寝。

学校ではいろいろトラブルを起こしたりして大変な面もうちのがきんちょにはあるものの、こういった小さなことで、いい子に育ってくれてるなぁと思える瞬間があるというのは非常にうれしかった。

蛍を見られた以上に、有意義なひとときだった。。