ぐうたらかあさんのなげき

二人の息子は発達障害、家事は嫌いなダメ主婦、そんな母のぐうたらな、でも悩み多き日々・・・

家族で過ごせる幸せを噛みしめる夜

2018-09-19 23:32:00 | 日常生活
。。。前記事より続く。

ものすごくゆっくりとした時間を過ごして、片付けたらもう夕方。
暗くなり始めたので、今のうちにできることをしておこうと、明かりの付くものを居間に集める。

旦那と息子も仕事から帰ってきた。
ガスコンロが地震の影響で、安全装置が働いて使えなかったので、旦那に見てもらうとすぐに使えるようになった。
冷蔵庫の中にあって日持ちしそうにない肉と豆腐、それに玉ねぎで『肉豆腐』を作った。
あとは私が会社から持って来たもので、十分な食卓。
旦那が仕事で使っているバッテリーをいくつか持ってきてくれたので、それで大方のものは事足りた。
タブレットのワンセグでテレビを見て、ラジオで聞く以上の甚大な被害状況を見て驚く。

我が家はこんな状況でもうろたえず家族で食卓を囲み、過ごせる事に、改めて幸せだと思った。

バッテリーも限りがあるので、もったいないね…とロウソクを付ける事に。

用意していたのは、20数年前に結婚披露宴で、キャンドルサービスで使った巨大なメモリアルキャンドル(爆)

5月の連休に行った大掃除の際、私が捨てようとしたら、旦那が『何かあったら困るからとっとけ』と、捨てるのを拒んだ。
邪魔くさいと思いつつ、またしまいこんだのだが、本当に役立つときが!!!

旦那は得意げに『ほら、捨てなくて良かったろう(笑)』と嬉しそうに火を灯した。
この他に、いつ買ったのだか記憶にないけどしまってあった、お寺でもない限り使いそうにない感じの長さ25センチの仏壇用ろうそくと、下の子が昔、チャリティ販売するために学校で作ったらしい、ロウを溶かして色を付けてコップに入れて冷し固めたアロマキャンドル(らしい)にも火を灯した。
3つのロウソクの明かりは暗いけれど、あたたかい光だ。

情報源をタブレットのテレビから、ラジオに切り替え、ロウソクの光の中、静かに時間をやり過ごした。

前日のお風呂の残り湯。
いつもお風呂の用意は下の子が担当なのだが、お湯を溜めるときに時間を忘れて溢れさせてしまった。家族4人入ってもそれほどお湯は減っていなかった。
翌日、それが幸をそうした。プール並みのぬるさでバスタブになみなみと温存されていて、残り湯特有の匂いもなく、汗を流し、髪を洗う程度のことは出来た。


夜9時くらいまで居間にいたけれど、とりわけすることがあるわけでも無いし、眠くなってきたので、早々にベッドに入った。

夜中2時頃、目が覚め、懐中電灯片手にトイレに行ったときには気づかなかったけれど、旦那が3時すぎに目を覚ましたとき、家の外がほんのり明るく、『街灯ついてるんじゃない?』というので、玄関先を見てみると、家の近くの街灯の明かりが付いてる!

どうやら夜中11時頃に電気が復旧していた模様。
何日もかかるんじゃないかと思っていたので、ひとまず安堵。

朝、下の子の学校は交通機関が復旧していないので、休校。
旦那と息子も普通に現場へ。私も通常通り会社へ向かった。
信号機はまだ所々点灯しておらず、大きな交差点には警察官が交通整理をしていた。
職場でも、通電した人とまだ停電してるという人もいて、同じ町でも復旧に時間差があるようだった。

我が家は一週間程度であれば、食品ストックがあるので、水と熱源(我が家は現在キッチンはLPガス、暖房は薪ストーブ、カセットコンロも焼き肉用のコンロも常備してある)が確保できていたのもあり、それほど慌てることなく、こんな非日常を過ごすことが出来た。

これが、新居になると、キッチンはIHコンロに、暖房は都市ガスを使ったパネルヒーターに。電気がないと何も出来ない状態に。。。

旦那に不安を訴えると、『ポータブルストーブとカセットコンロのガスを多めに常備しておけばいいでしょ』
と、楽観的な返事。
そりゃそうだけど。でも今、品薄だってさぁ。
まあ、引っ越しはおそらく来年2月末から3月にかけて。
来年夏のオフシーズン狙うしかないか(苦笑)


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電気のない日中は意外に穏やかに過ごせた

2018-09-19 23:31:00 | 日常生活
。。。前記事より続く。

私は仕事から帰宅してすぐ、大きめの鍋や水筒、ヤカン等に水を溜めた。浄水場が停電していたとしたら、今後断水もあり得ると思ったので。(実際そんな噂がSNSや口コミで広がりはじめていた。)
それが終わって一息。とりあえず、情報が欲しいと思った。
スマホはまだ充電は十分あるけれど、これでいつものようにラジコやNHKの防災アプリを使うのは、いつまで停電が続くか判らないのに、もったいない。
スマホは省電力モードにして充電を温存。

うちにラジオってあったっけ???
しばし考えた。そういえばずいぶん前に旦那が仕事場でラジオ聞くなら持っていって良いよと言って貸してくれたラジオを私は玄関に放置したまま、置きっぱなしだった気がする。。。

玄関の下駄箱の上を見てみると…あった!
確か充電できる乾電池を入れてくれたと思ったけど、放電しちゃってないかしら。
恐る恐る電源を入れてチャンネルを合わせるツマミを回してみた。
我が家は何故か電波の入りが悪くてラジオが聞きにくいのだけれど、停電で家電等からの余計な干渉が無いせいかいつもよりラジオの電波をすんなり拾うことが出来た。
ニュース的な情報が随時ほしいと思い、AMのNHKにチャンネルを合わせた。
発電所の復旧に一週間以上かかるみたいなこと言ってる。。。。。。

私は、この電気のない時間をどうしようか考えた。水はまだ出ていたので、キッチン周りをいつもより丁寧に掃除してみた。

それが終わると今度はやろうやろうと思いつつしていなかった書類の整理を始めた。
衣装ケースにとりあえず入れて放置していた、子どもたちの学校関係の書類。
5月の連休に大掃除したとき、大方捨てたのだけれど、なんとなく捨てきれなかったもの。特に下の子は支援学級だったので、先生が日々こと細かに書いてくれているものが多くて、処分できずにいた。

中を確認しながら、こんなことあったっけ…なんて懐かしく思いながら、捨てるのは後ろ髪ひかれるけれど、今後これを見返すことがあるのか?引越し先に持っていってどこに置くんだ?と自問自答しながら、でも全部は捨てきれず、先生と交わした連絡帳や成績表、子どもの名前やコメント・作文が掲載されている文集や冊子、数点の絵は残して、学級通信や日誌、工作等は処分する事にした。
今回残したものは、また後日、ホントに残すかどうか考えよう。。。

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電気のありがたみ。。。その日の朝

2018-09-19 23:30:00 | 日常生活
平成30年9月6日、午前3時8分、テレビから緊急地震速報がなったかならないうちに、突然の停電、そしてユラユラと家が揺れ始め、古い我が家は、カコーンカコーンと音を立てている。
私は、暗闇を這って旦那のいる寝室ヘ。
『地震、停電!』と旦那を揺すると『ホントだ!』と飛び起きた。
地震が収まってすぐスマホでNHKの防災アプリを開くと苫小牧方面の揺れが酷かったことが判った。
我が家の地域は震度3。外は街頭も消えて真っ暗。

私はこの日、早朝4時からの出勤で、午前2時すぎに起床して家族の弁当を3個作り、さて自分の出掛ける準備…と思った矢先の出来事だった。

いつもの感じなら数分で電気は復活するかと思い、旦那が出して来てくれたマキタの作業灯(これがかなり明るい!)を使って化粧をし、身支度を整えていたが一向に電灯は点かない。

いつも時間より早く出勤してくるお姉さんの携帯に電話してみた。
『今日仕事出来る?』と聞くと、
『会社の中は予備電灯が付いてるよ。電気使わなくてもできる作業を、電気復活するまで、できるだけやろう。仕事遅れたら困るし。』と言うので、とりあえず出勤する事に。

信号は案の定消えていたので、大きな通りを行こうと国道へ。

たまに信号が点灯しているところもあるものの、ほぼ真っ暗。

ゆっくり慎重に会社に向かった。

電灯の消えたあちこちのコンビニには、もう車がたくさん駐車し始めていた。

会社につくと、真っ暗そうなので、車に乗せてあった懐中電灯を持って中へ。
作業着に着替えて工場ヘ入ると、薄暗い(というかかすかに手元が見える程度)中で、お姉さんともう一人今日の出勤当番のおばさんが作業をはじめていた。
『会社来たときはもうちょっと明るかったんだけど、だんだん暗くなって来て。。。』と言った。
私が持って来た懐中電灯を見て『さすが!』と喜び、その明かりを頼りに作業を勧めた。
食品工場なのだが、やはりコンベクションオーブンは使えないし、最近入れ替えた電気式のフライヤーもだめ。
ガスと水道は使えたので、とりあえず、古いガス式のフライヤーで揚げ物をし、コンロでだし巻き卵焼きを焼く。
電気が復活したらいつでも焼ける様にと、味を付けた魚の切り身、そして肉も一口大に切って天板に列べ、冷凍庫に一時保存。(大型冷凍庫は温度が下がることなく保冷庫と化していた)
外が白み始める時間になってきたので、普段は開けたことのない高い位置にある窓というか扉を開けてみるとお天気の青空。工場内にひかりが差し込み、ホッとする。
おひさまのひかりって素晴らしい!
そのうちに工場長が登場。
『今日は仕事、ダメでしょ』と。『コンビニにはもうパンとかおにぎり、ほとんど無かったよ』とも。
その一言で作業を中断して、休憩室ヘ。
一時待機。スマホでニュースを確認すると、惨状が刻々と報道されていて、発電所がヤラれている様子。。。
部長が出勤してきて、お客さんに連絡を取ると、1件だけ商品を欲しいというところがあったので、そのぶんだけ工場に戻って、あるもので製造。
この時点で8時すぎ。あとは携帯番号を知らないお客さまには連絡も取れないし、固定電話は繋がらないし、どうしようもないので、自宅待機ということに。
調理したものは、もう明日は使えないので、持って帰って良いよと言われたので、家族が食べるぶんだけラップして持ち帰った。

帰宅途中のコンビニやスーパー、ホームセンターは黒山の人だかり。
交差点には警察官が二人一組で手旗信号の交通整理。
我が家は食品ストックはたくさんあるし、数日はどうにでもなるはずと思い、直帰。

旦那と息子は、仕事現場に向かった模様。
下の子は学校が休みになったけれど、ゲーム・動画・アニメ三昧の日々を過ごしていたので、電気がないと、漫画を読むくらいしか術がなく。。。

。。。。次の記事に続く。


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