午後、学校から帰ってくるのを待って、子ども達を旦那のなじみの床屋さんへ連れて行った。
上の子は先月末あたりから、髪が切りたいと騒いでいたので大喜び
下の子は、行きたくないとごねて駄々をこねるので
、『これ以上髪伸びたら、女の子に間違えられるよ?』とか、『床屋さんにお父さんが「4時に行く」って約束したのに、行かないとお父さんがうそつきになっちゃうよ』とか、『床屋さんの帰りにお菓子買いに行こうよ』などとなだめすかしてみた。
すると『前と後ろだけ切る!』というので(どうも耳やもみ上げのあたりにハサミが当たったり、襟足をそられたりするのがイヤらしい)、『それでいいからとにかく行こう!』と、なんとか連れて行った。
床屋さんは、住宅街の奥まったところにあるひなびた感じの小さな床屋さんで、おしゃべり好きな50代のこじゃれた奥さんがやっている。本当に常連さんだけのお店といった感じのところだ。
いつも開いているわけではなく、
をしてみて、居るかどうか、やってもらえるかどうか、確認してからでないとやってもらえないので、前の日に旦那がやってもらった時に、子ども達の予約も入れてもらっていた。
上の子は、真っ先に『先に切る!』といい、散髪も顔そりも、気持ちよさそうにやってもらっていた。顔そりの時には気持ち良すぎて居眠り
していたほど。
続いて下の子。
この後に及んで『切らない!』とごねるので、『切らないと女の子みたいだよ』というと、床屋の奥さんもすかさず『カッコよくしちゃるから、髪切ろうよ。あっという間に切ってあげるから。』といってくれると、下の子も『じゃあ、前と後ろだけ。そらないでよ!』といってしぶしぶ椅子に座った。
ちょきちょきと切り出してすぐに『もうやめる』『もう終わった?』と、もうもう嫌な
様子。
奥さんも『もうちょっとがまんしてね。すぐ終わらせるから。』などと言いながら、手早く切ってくれていた。
上の子に較べると、ちょっとうまく切りそろえられていないかんじもしたけれど、何とか散髪してもらい、やっぱり襟足があまりきれいじゃないので、『首の所だけきれいにしよう!』と、奥さんは無理やり首にシェービングクリームを塗り、ささっと襟足と、もみ上げまでを剃ってくれた。子どもは嫌だったのに、剃刀を当てられてしまってはもう身動きが取れず、『やだ!やだ!
』といいながらもなんとか我慢していた。
最後にちょっとだけ髪を切り調え、終わると、慌てて椅子から飛び降りた。
私が、『すっきりしたでしょ?』と聞くと『ぜんぜんすっきりしない!』ともうプンプン
だった(苦笑)
他の床屋さんだとこうはいかないので、うちの子を知ってくれている(障害があるということは知らなくとも、散髪嫌いな子ということをわかってうまく扱ってくれる)奥さんに切ってもらえるというのはありがたい。
子ども達は現金なもので、散髪料を私が支払った後、床屋の奥さんが、『おやつでも買いなさいね。まあコンなんじゃ大した物は買えないかもしれないけど(^.^)』と100円づつくれるともう大喜び。
お礼を言い忘れているので、私が『何も言わないの?』と2人に問うと、『ありがとうございます!!』と、どこから声だすのよと思うくらいの大声で挨拶。
帰りにスーパーに寄り、晩御飯のお買い物。いつものごとく2人で小競り合い
『こんな大きくなって騒いでいる子いないでしょ!』というと、一瞬おとなしくなるけど、すぐにまたケンカを始める・・・のくりかえし。ぐったり
もらった100円で、スーパーの一角にあるガチャポンコーナーで、ホントに欲しいのだかよくわからないものをゲットし、(ガチャポンをやれたと言うことだけで満足だったらしい。しばらくやってあげていなかったから)、2人ニコニコ
ご機嫌で帰ってきました。
私はちょっと出かけただけで、すっかり疲れました