葦の呟き

お嬢に翻弄される日常と、時折、自作の絵本を綴ります。

芸術の秋 3

2018年12月03日 | おでかけ
もう12月だけど、周りはなんだか秋っぽいのでまだまだ芸術の秋です。

土曜日、新国立美術館に行ってきました。
金曜日に学校から帰ってきたお嬢から、

「東山魁夷が12月3日までだって!」

という報告があり、土曜日午後(午前中は部活ね)は別の予定があったんだけど東山魁夷に軍配が上がり、行ってきました。



まずはピエール・ボナール展。
チケットに描いてあるやけに足の長い猫、実際の絵で見た方が可愛かったです。そして徐々に違和感がなくなるっていう不思議。
じわじわと好きになっていく感じです

その後、東山魁夷展。
混雑具合にまずびっくり。
結構広い空間なんだけど、結構大きい絵がたくさんあるんだけど、人の壁でなかなか全体像を見られないほどの人でした。
でもねー行ってよかったです。
久しぶりに絵を見てゾクゾクしました。吸い込まれそうで、ずっと見ていたいと思っちゃいました。

そして見たかった襖絵がまた期待以上でした。
「濤声」は、ほんとに海の音が聞こえてくるようで・・・っていうか、聞こえたし!

できれば、もうちょっと人の少ない時に行きたかったです

展示室を出たところのミュージアムショップは、レジ待ちの列がものすごいことになっていたので諦めました。
いろいろ魅力的だったんだけどなぁ。

もっと早く行っておけばよかったと後悔だだもれですが、とりあえず行けてよかったってことにしておきます。


美術館を出た後、ちょっと足を伸ばして渋谷の東急ハンズに行ったんです。お嬢が東急ハンズというものに行ってみたいというので。
東急ハンズ自体はお嬢の大好物がたくさんあったんだけど、そこから駅まで歩く間はお嬢にとってはかなり緊張の時間だったようです。
そもそも人混みが苦手で田舎好きなお嬢に、渋谷の人混みと喧騒は理解しがたいものだったのかもしれない
電車の中で、ポツンとお嬢が言いました。

「あぁ田んぼが恋しい…」

お嬢にとって盛りだくさんだった土曜日、心に残ったのが都会への恐怖ではなく絵画への感動だったらいいなと思う次第です。