こんなニュースが・・・
わが江蘇省で7月1日から最低賃金が引き上げられる見通し。
すでに省政府の合意は得られているとのこと。
地域別の月額最低賃金は、南京市や無錫市、常州市を含む
1類エリアで1320が1480元(12.1%up、約2万3500円)、
2類エリアで1100が1280元(16.4%up、約2万300円)、
3類エリアで950が1100元(15.8%up、約1万3500円)に調整される。
時給の最低額も、地域ごとに
11.5が13.0元(13.0%up)、
9.6が11.0元(14.6%up)、
8.3が9.5元(14.5%up)に設定されたそうです。
そういえば、今日、我が社の弁護士さんから
『最低賃金が上がるよ』的な(笑)中国語のメールが届いていました。
この国では、毎年、中央政府が賃金のUPを指導します。
それに基づいて、各省がUP幅を設定します。
言ってみれば、政府が各企業に対して春闘を仕掛け、
UP額を強制しているような感じです。
欧米、日本では考えられませんが、この国ではそれに従わなければなりません。
毎年、ほぼ10%最低賃金がUPしてるんじゃないかな・・・
もともとそれをクリアしていた企業も、毎年毎年では
最低賃金の上昇に追い付かれてしまいます。
大変なことです
昨年11月の記事で、この国の前のTOPが
『10年で所得を倍にする』と宣言したという記事を書きました。
その方針に沿っているんでしょう。
いまや世界2位のこの国です。
今までは、アメリカ方式が世界の基準とされてきましたが、
これから、この国がもしアメリカを抜いて世界一になれば、
これからは、この国のやり方が世界の基準となるんですね。
ところで、わが昆山市は江蘇省の第何類エリアに当たるんでしょう?