誰が6700万円払う責任があるのか

『“迷惑動画”めぐり6700万円余の損害賠償を求め提訴』というニュース。
ひところ、ってもう何時の事やら忘れてしまいましたが、
回転すしの安全性を揺るがしたあの事件ですね。
記事によると、

回転ずしチェーン「スシロー」の店内で、
しょうゆさしをなめるなどの迷惑行為をした動画がSNS上に掲載されたことをめぐり、
「スシロー」の運営会社、「あきんどスシロー」が
客に対して6700万円余りの損害賠償を求める訴えを起こした。
運営会社は
動画がSNS上に投稿されたことで、全国で客が大幅に減り、
株価急落、160億円以上の損失があったと主張。

これに対し客側は、

・行為をおおむね認めて反省している
・客の減少は、業界の競争が激しく同業と競合していることも考えられる

と訴えを退けるよう求める書面を
裁判所に提出し、争う姿勢を示している。

とのこと。

6700万円ですか・・・
サラリーマンの生涯年収が2億5千万の時代です。
個人的には支払いできないだろうなぁ・・・
算出根拠が書かれていなかったので
妥当なのかどうか分かりませんが、
これって、行為はもちろん悪いことですが、
地方の一店舗の事件をそれを全国区にした奴にも賠償責任があるんじゃないかな。

そういう意味では、

①なめた奴
②撮影した奴
③動画公開させた奴
④動画を拡散させた奴
⑤それを全国区のニュースで報道した奴

③以降が地方事件を全国区にした奴ですが、
彼らが共同で償うのがいいんじゃないかな

ようやく下火になってきたこのニュースを
また取り上げた番組では、一人のコメンテーターが

やったことに対しては責任能力がある子どもは、
きっちり償わなければいけないことは必要だと思う。
なので、払えないといって逃げちゃうケースはあるんですけど、
そこは給料の差し押さえも含めてきっちりやっていくことは必要

と言い、別のコメンテーターが、

罰はこの提訴であって、
やっぱり更正できる余地も残さないといけない。
個人的にはスシローであれば皿洗い・掃除・荷物の搬入とか、
いわゆる裏方さんの仕事をやらせるのもひとつ手じゃないかな。
そうすれば
スシロー側も企業としての少年を育成・教育する観点でイメージも上がるし、
少年もその働きの中で自分を見つめ直し自分がやった罪の重さを感じれる

と言わせています。
違うサイドの意見を両方扱うという
放送法の主旨に沿った放送として評価はできますが、
そもそも、

あんたらが取り上げなければ、
スシローが、全国で客が大幅に減り、株価が急落し、
160億円以上の損失しなかったんじゃないのかな

と思います。

※あくまで私の個人的な感想です。