のぶたと南の島生活

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復讐はお好き?

2007-07-05 | 小説
最近は、コージー・ミステリも海洋冒険小説もスラプスティック系も全く新訳本が発売されないので、なかなか本屋に行っても欲しい小説に巡り会わないんだけど、この間、カール・ハイアセンの新刊「復讐はお好き?」が発売されているのを発見。
大好きなハイアセンなだけに、早速購入してスピーディに読破しました。いつもの作品よりもエピローグが長いため、全体的に間延びしている感じがぬぐえませんが、それでもいつものように一癖二癖もある登場人物達が織りなすスピード感溢れる展開、内容のいい加減さに馬鹿になって読むには最高です。
一番受けたのは50歳過ぎのサブキャラが殺人犯に恐喝℡を掛けるのですが、本人はジェリー・ルイスの声色をしているのに、殺人犯から「○○」の真似か?と聞かれて激高するシーンですかね。
バスの中で声を出さずに笑ってしまって、立っている他の乗客の人は気色悪かっただろうな~って感じです。
○○が誰だったかについては、殺人犯が30歳くらいという設定なので年齢のギャップを感じさせる人物ってことで・・・・

そうそう、洋画でザ・シューターが放映されるのにちなんで極大射程が本屋さんに結構並んでます。読んだことがない方は、ボブ・スワガー・サーガの世界へひとっ飛び。映画の出来がどんなものか判りませんが、ボブの完結編の大きな複線になっている本作ですから読んだら病み付きになるかも(笑)