昨日書いたハイドン作曲のピアノトリオ39番 Hob. XV/25の第3楽章の出だし、和音記号に基本的なミスがありました。どうしてこのようなミスをしたのだろうかと恥ずかしく読者の皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。画像を入れ替えます。
和音の動きはⅠ→Ⅴ→Ⅰ、正確にはⅠ→Ⅴ7→Ⅰになります。まさに終止形の典型的な形です。右手と左手を合わせて考えると、レファ♯ラドになるので、Ⅴ7です。緊張から弛緩へ、不安定から安定へと落ち着く方向に向かった動きであることには変わりありません。
勘違いしていた内容である、Ⅰ→Ⅳ→Ⅰの終止はアーメン終止と呼ばれます。Ⅰ→Ⅴ→Ⅰ(Ⅰ→Ⅴ7→Ⅰ )よりもやわらかい印象です。