いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

こつこつ練習しましょう

2010年08月12日 | ピアノ・音楽
 レッスンレポです。
 まずアンサンブルのシューマン「楽しき農夫」から。前回の教訓をもとに練習していきました。微妙な進歩は見られたような気がするものの、できていないところがたくさん。旋律部を把握するために、色鉛筆でたどっていきました。そして色鉛筆でたどった旋律はしっかり歌わせるように心がけました。旋律が複数の楽器にわたって移動するのが面白いです。また、似たようなフレーズがリレーみたいにバトンタッチされるのも面白いです。2小節単位でパートが往復したり、低音楽器(チェロ)から高音楽器(バイオリン)へと受け渡したりと多彩な感じがします。他楽器のパート部分も心の中で同時に鳴らしながら演奏したらイメージが膨らみそうです。今から合わせて練習できたら楽しそうだなあ~(他楽器の方はプロの方で、合わせる日も近くなってからなので無理なのですが。今の段階でそういうことを考えること自体ご法度かも)しかし、それ以前の自分のパートが出来ていません。特に打鍵がまだまだです。例えば和音。響くようになるためにはまだまだ練習がいりそうです。上から押さえるのではなく、鍵盤に置いたまま下から上へ、腕や肩の力は抜いて、指の関節に力を集約し、高速で打鍵するのが理想です。数回やりなおして「出来た」という瞬間がたまにあります。その瞬間にした自分の行動をプログラム化し確実にインプットできたらいいのですが、そこら辺が最も大きな課題のようです。インプットしたとしても、実際の演奏の中で運用されなければ意味ありませんからね。そのためには地道な練習がいりそうです(汗)
 「楽しき農夫」でかなりの時間がかかりました。ベートーヴェンのソナタ5番も譜読みの甘いところの指摘が。また、突撃のようなfのかっこよさに気をとられ、曲の中にいくつか存在している終止形への意識が足りなくなっていました。終止形という基本を無視し、突撃fを作曲していた部分もあったようです。この写真の部分の「終止」と書いてあるところ(22小節目)、次へと続きそうなので思わず勢いよく弾きたくなりそうなのですが、それだと「終止」の意味がなくなってしまいます。ヘンレ版は親切にこの箇所を前の21小節目のffに対比してfと書いてくれています。他の版には見当たらないので気をつけて弾く必要がありそうな気がしました。
 そしてシューマンの「予言の鳥」はほとんど時間がない状態。リズムは32分音符が三連符になるという解釈でよかったので間違えていませんでしたが、その前にほんとうにこの曲を弾く?ときかれました。シューマン、この曲だけだと終わったような感じがしないのでは、ということでした。確かに中途半端な感じがしないでもないです。正直まだシューマンは本腰を入れられない感じですが、納得できる選曲をしたいと思いました。森の情景の「別れ」が急浮上している状態です。
 
 しかしもっとも大切なのは目の前の曲をしっかり聴きながら練習することだということでした。いつの間にか細かい練習や分析がおろそかになっていたというのは自分でも十分に自覚しています。身につけるべき技術もあるというのも自覚しています。目の前の曲の魅力をしぼりだす勢いで練習するべしということですね。本気でそうしようとして練習したら、同じところを何度も繰り返すという羽目になるのですが。。。

 無事仕事に就けそうです。結局今まで一番長くやってきた事務系の業種に近い仕事になりました。定期的に通えるし、レッスンも今のペースで続けられそうなので、ひとまずほっとしました。(ただ肝心なのはその後なのですが)

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2 コメント

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Unknown (かじやん)
2010-08-13 18:11:13
アンサンブルされるんですね!
プロの方とされるなんて素敵!演奏会があるのですか?

ベートーベンは5番なんですね。私は19番です。
和音はほんと弾きにくい。
鍵盤に指をつけて、肩や腕の力をぬくのですね。私もやってみます。
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こんばんは! (のここ)
2010-08-13 20:15:47
 そうなんです。アンサンブルデビューです!10月初めにあるステップのアンサンブル企画に出ることになりました。いきなりプロの方なので、うれしいやら緊張するやらです。

 かじやんさん、今年はベートーヴェン19番で出られるのですね。なつかしいです、昨年冬を思い出しましたよ。5番、全楽章を目標にしていたのですが、どうも来年はじめにある本番では1楽章でせいいっぱいのような気が(汗)
 和音、難しいですよね。私の場合、打鍵が出来てないようでダメ押し状態です。なかなかうまくできないのですが、言葉だけでも覚えておけば弾く時に気をつけられそうな気がしました。言葉で表現しきれないものもたくさんありそうな気もしているのですけどね。
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