直近の二つの本番演奏の自分の録音をはじめとし、最近の私の傾向で感じたことがあります。それは
「出だしを制することができるようになりたい。」
そう、出だしの段階で意識が遠のき手がうわついて震えるのです。そしてうまく弾こうとがんばったはずが反対方向にいっています(涙)子供のころや再開後数年ぐらいは聴衆を玉ねぎだと思うだけでなんとかなっていたのですが、今はそういうおまじないが自分に通用しなくなりました。本番に向けてせっかく練習してきたのだから、もっと自分を信じればいいのですが・・・。
次の曲の譜読みを始めました。思いっきりゆっくりと音を聴きながら弾くことから始めました。譜読みの時期は、考えながらの練習が、最もしやすい時期だと思うようになりました。あせらずにやっていこうと思います。
久しぶりに音源をアップしました。昨日の演奏です。反省点を踏まえながら今後に向けてがんばっていきたいです。
会社行かなくちゃ~(汗)
注)公開は期間限定にします。今週日曜日には削除します。
また、朝アップした時点の音源には編集ソフトの名を反復する外国人の声が入ってしまっていて申し訳ありませんでした。入れ替えました。
パソコンが使えるようになりました。まことに長らくの間お待たせしました。
今日はステップでした。会場はひそかにあこがれていた雑司が谷音楽堂。写真に撮りました。閑静な住宅地の奥まったところにひっそりと建っていました。入るとせまいロビーの向こうはすぐにホールという環境で、思ったよりも小さいところでしたが、薄暗い照明が美しく、素敵な会場でした。ただロビーは本当に狭かったです。まさに純粋な「音楽」のための施設だといえるでしょう。
バロックのステップだったため、かならず一曲はバロックの曲を弾く必要があった今回のステップ。チェンバロもおいてありました。模造の大理石の模様のある由緒あるチェンバロでした。チェンバロやクラヴィコードのトークコンサートが聴けたのもうれしかったです。あの小さなクラヴィコード、音もとても小さかったのですが、強弱や陰影がちゃんと出ていました。感動しました。
しかしあこがれの会場でも自分が演奏するとなるとその思いが発揮できるかは別であり・・・。練習の成果も出し切れたとは言えない結果になってしまいました。大変よく響くス○イン○ェイのピアノで、聴きながら演奏するように心がけたのですが、コントロールが非常に難しかったです。なかなか暴れん坊のピアノだと感じましたが、それでも自分の手の内にするのが大切なのだと思います。基礎の確認とともに、雰囲気やピアノを早く自分の手の内に入れる、ということも大きな課題だと感じました。
ほかの出演者の方たちのピアノやチェンバロの演奏も聴けました。ピアノの方は私の部は全員暗譜でした。大変真摯に取り組まれており、かなりの気合が入っていたような気がします。私も気合は入っていたのですが肩の力も(汗)・・・まだまだ修行が必要です。