杉田成道監督から、甲斐さんにドラマ主題歌のオファーがあり
「風の中の火のように」をお作りになったという話は続き…
阿川さんが「イヤ、曲を作るっていうのは、どういう風に…?」とお訊ねになると
「でも、それは、物語を編むのと一緒のことですよ」と甲斐さん
でも、阿川さんが「イヤ、全然違います!…(『違います?』と甲斐さん)
全然違います!…(『そうですか?』)
ちょっと…ある時、私は『作詞をしてみないか?』って言われて…
深くは話せないんですけれども…そいで『あっ、面白そう』と思って…
詩を書いたこともないけれども、ナンか、シャワー浴びながら
『こんな感じ?』みたいなことをやるんだけど、つい、物語調になっちゃうんですよ
ナンか、何々が…『昔々、おじいさんとおばあさんがいました』
(『ハイ!ハイ!ハイ!判る!判る!判る!』)
『そのおばあさんは…』みたいな…ずっと続きで…
こう…書いちゃうような感じがするんですよ」と明かされると
甲斐さんは「それ、実は秘訣があるんですよ
僕ね、あの…江國香織さんっていう直木賞作家、いつも行くバーが一緒なんですよ、僕…
(『また、色んな所で、色んな人と出会ったりして…(笑)』と阿川さん)
それでもう昔から江國さんと仲良いんですけど
ある時…ある時に江國さんに『作詞してくれませんか?』って言ったんですよ
(『江國さんに?あの人は出来ますよ』)
江國さんに…そう!そう!イヤ、それで、そしたら…
そしたら、あの人はどんな風に…解釈で書いて来んのかと思ったら…
あの…要するに『童話』みたいな解釈で…(『元々、絵本書いてたから…』)
そう!そう!絵本書いてたから、みたいな解釈で、詞が上がって来たんですよ
『あっ!スゴイな!』と思って…だから、たぶん童話みたいな感じで書く…
(『絵本は文字数が少ないから、かなり詩と、歌詞と近い』)
ああ、そう!そうです!そうです!近い、近い、近い
だから、そういう理解で、そういう解釈で、こう…切って来るっていう…
『ああ、そういう切り口もあるんだな』という…」と振り返っておられました
そもそもは、松藤さんがお作りになった曲のために、江國さんに作詞を依頼なさった訳ですが
その内容はもとより「タイトルが全部『ひらがな』なんだよ!」と大絶賛なさっていたのは
かなり、甲斐さんの意表を突く「切り口」でいらしたんだなあと…?
ともあれ…「イヤ、だから、上手!…上手って失礼ね?(笑)
スイマセンね、スーパースターに向かって…よく出来てるなあと思って…」と阿川さん
甲斐さんが「イヤ、だから、ホントに…そういうことなんでしょうね」と返されると
「やってみたい気持ちはあるけれども…」と明かされ
甲斐さんも「イヤ、絶対やった方がいいですよ!阿川さん」とお勧めになったものの
「ムリ!ムリ!ムリ!ムリ!」…って、どんだけ~!?(笑)
すると、甲斐さんが「阿川さん、書きながら、自分でナンか吹き出しそうだもんね(笑)
自分の詞に自分でツッコむ…『おいおい!』って…(笑)」と
テーブルをドンドンと叩いて大笑いなさって(笑)
阿川さんも「『ナンちゃって』とか書いちゃう…
『こんなに好きだったのに 僕はもう死にそうだ
…ナンちゃって!』とか、書いちゃいそうです(笑)」と乗っかられたんですが
「スイマセン、あの…メール読んでいいですか?(笑)」と甲斐さん(笑)
「ハイ、えー、その(「風の中の火のように」が主題歌だった)
『並木家の人々』に出てた武田さん、武田鉄矢さん…」と、おっしゃって
ラジオネームの紹介なしに、いきなり読み始められたのは、奥さんのメール…
ちなみに、ラジオネームを書き忘れた訳じゃアリマセン(笑)
「こんばんは!甲斐さん、お誕生日おめでとうございます!
前回の放送で、武田鉄矢さんの話題がありましたが
実家に残っていた古い雑誌の切り抜きに
『野菜は虫のエサと言う おろか者・武田鉄矢』というタイトルで
『食事』に関するインタビュー記事が掲載されていました
その食についての『美学』という欄で、武田さんは
『野菜は食べん!あれは虫が食うものだろうが』とおっしゃったり
『食べる』という欄には『小さい頃、バナナが1本36円でした
メロンは、映画の中の食いものと思っておりました』とお答えになっているんですが…」
…と「バナナが1本…」の辺りから、笑いを含んだ声でお読みになっていたんだけど
奥さんが泣く泣く割愛した(笑)部分をご紹介しますと…
まだ芸能界での生活が苦しくていらした頃の武田さんと西田敏行さんは
たまに、お互いのご家族もご一緒に外食をなさることがあったそうですが
あるレストランで、デザートにメロンが出された時に
武田さんのお子さん達が「わー!メロンだ!メロンだ!」と大喜びなさったらしく
武田さんが、かなり恥ずかしい思いで西田さんのご家族の方をご覧になったら
西田さんのお子さんが「メロンってなあに?」とお訊ねになっていたと話されてました…(笑)
まあ、武田さんのことですから、少し盛ってあるかも知れませんけど…?(笑)
それはさておき、投稿は続き…
「そのすぐ隣には、ナンと!『チャンポン・チャンピオン・甲斐よしひろ』という記事があり
『作る』『片づける』の欄に『料理は嫌いじゃない。しかし、忙しくてヒマがない。
今や外食専門になった。よって、片づけることもない』とおっしゃったり
『食べる』の欄には、何故か『うまいラーメン屋の探し方』として
①人相の面構えと同様に、ラーメン屋の店構えを見る。古いほど良し。
(『ああ~!』と阿川さん(笑))
②店の戸を開いて、中に『ハエ取り紙』が吊り下がっていれば有望。
(『ナンじゃ、これ?(笑)』と甲斐さん(笑))
③店内に、おばあちゃんが座っていれば、大変よろしい。
④ラーメンを運ぶおばあさんが、丼に指を突っ込んでいたら、もうこれは涙モノ。
⑤その爪が割れていれば絶品!(『ナンだよ!』と甲斐さん(笑))…とポイントを伝授なさったり
最後の『美学』の欄には『チャンポンは、完全栄養食品であるという経験主義的結論』と書かれていたんですけど
この取材のことを覚えていらっしゃいますか?
私は、この記事を読んで、かつて甲斐さんが『サウンドストリート』(というラジオ)で…
チャンポンを召し上がる前にソースをダボダボとおかけになった(リードギターの)大森さんに
『それ、違う!ひと口食べて、味をみてからソースかけんと、正しい姿勢とは言えん!
そういうこっちゃ、究極のラブソングは書けんよ』と、おっしゃった話を思い出しました」
…と最後まで読み終えられ「スイマセン、ホントにもう…(笑)
なに言ってんだか、昔のこととはいえ…(笑)
あの…でも、博多のチャンポンの旨いっていう評判の店は、ホントに、あの…古くてですね
のれんが脂ぎってる店ほど旨いんですよ!
(『おばあちゃんがいて…?』と阿川さん)
そう!そう!ホントにこう…ギットギトの…
(『爪の割れたおばあちゃんが…』)…そうです!そうです!これ、ホントなんですけど…
あと、僕、あの…妙安寺ファミリーバンドって…
アマチュアの時に、あのー『照和』ってライブハウスで歌ってる時に
妙安寺ファミリーバンドっていう、アマチュアのバンドがいたんですよ
僕、そこで1年間、あの…そこに住んでたのね、家…自分ち家出して…(『はい?はい?』)
妙安寺ファミリーバンドが、下宿でみんな住んでたんですよ
そこに僕、1年くらい、一緒に住んでたんですけど…(『一緒に?』)…ハイ
で…『照和』っていうライブハウスで、僕、働きながら歌ってたんで…
で、毎…毎…毎日(照和へ)行って、毎晩帰って来るんですよ」と
「合宿所」に触れていらっしゃいましたが
甲斐さんが、この合宿所に「家出」される時に
「妙安寺」と聞いて「お寺さんなら精進料理やろうけん」と思われたお母様に野菜を持たされ
その野菜が甲斐さんの居候代になったそうです(笑)
その後も食料に困ると妙安寺のメンバーの皆さんから
定価や、機嫌によっては半額で譲って頂いたらしいんだけど(笑)
合宿所の冷蔵庫の中の食物に、住人の方々の名前が書かれているのをご覧になった時は
「軽いめまいがするくらいのカルチャーショックだった
卵にも豆腐にもキャベツや玉ねぎにまで、大きく黒々とマジックで
字を読めないヤツにも判らせる勢いで書いてあった」んだとか…(笑)
でも、その当時のことを「とにかくみんな優しかった。良くしてもらった
カーサン(門田一郎さん)を中心にどんな事でも議論し、掘り下げ、絡まり、論破し、いたわり
そして最後は笑いで着地するというような日々だった」と振り返っておられました
ただ、門田さんは…「甲斐は『照和』でウェイターもやっているから
毎夕、バスに乗って出かけて行く
帰りは、その日出演していたバンドを誘って帰って来る。我が家のように…」と記されてます(笑)
それはともかく…「で、そのバス停降りた所の斜め前にチャンポン屋があって
ほぼ1年近く、毎晩、チャンポンと小ライスと
小ライスに、たくあんが2切れ付くんですけど、それをほぼ…
(『うわ!体でチャンポンになっちゃいそう』と阿川さん)…ウマイねぇ!(笑)
(『ほぼ365日、チャンポンと小ライスと…』)
そう!ほぼね、340日くらい食べたんですよ
で、フツーは、同じ食べ物、ずーっと食べてると
栄養失調になりそうじゃないですか?…って言う…よく言うんですよ
(『ああ!でも、チャンポンはちゃんと栄養が…バランス取れてるっていうことなんですか?』)
そうなんです!そうなんです…っていう話ですね、これ、きっと…
さっき(の投稿に)書いてるの…甲斐よしひろの美学…
(『そうなのね、具合悪くならなかったのね?』)
イヤ、ない。ナンか、ものすごく健康でした
だから、ほぼ1年近く食べてるんで、チャンポン…
ナンか困ったら、チャンポンが一番良いと…(笑)ナンの哲学?(笑)」とおっしゃってましたが
投稿者的には、思いがけず懐かしい「合宿所」の話が聴けてニンマリな様子?(笑)
ただ、阿川さんが「武田鉄矢さんは、野菜は食べない人なんですね」とおっしゃって
甲斐さんも「ねぇ?ナンか面白いですね」と返されてましたけど
奥さんが、このメールを送ったあとの「ワイドナショー」で
武田さんが「昔は生野菜を食べちゃダメって言われてたんですよ
温かい野菜しかダメだって…今は生野菜も食べますよ、大好きです」
…と話されているのを拝見したらしく、訂正メールを送るか?と思ったもののスルー(笑)
まあ、甲斐さんが「もう、あの…『セイヤング』やるたびに
武田さんの話でね、盛り上がってですね…(久保さんの笑い声(笑))
ナンかこう…ナンか、話題で盛り上がってるっていうか
若干、悪口入ってますけど…(笑)スイマセン(笑)」とおっしゃっていたし
訂正メールを送ったとしても、スルーされたんじゃないかと…?(笑)