この番組で紹介された甲斐さんの著書「画面の告白」を眺めていたら
「はなまるマーケット」について書かれている章があり
そこに「SWITCHインタビュー」の甲斐さんの対談相手が、中井貴一さんだと知って
奥さんが、甲斐さんのラジオ番組に投稿したこと…
「福岡選出の某男性議員が、留学していたという大学には、そんな留学制度はないと
中井さんの奥様が断言なさっていたという話」…が掲載されていたので、ご紹介します(笑)
「『持ちネタ』があるのは何もお笑いの人だけの専売特許ではない
映画とかドラマのプロモーションのためにトーク番組に出て来る俳優陣の中にも
そんな『ネタ』を持っている人がいたりして結構ツボにはまる時がある」との書き出しから
件の男性議員が「学歴詐称が原因で議員を辞める直前の早朝に
駅前で街頭演説をやって泣いてみせたりした、あの場所はオレが育った街の駅前である
朝から知り合いがいないか、思わず目で追ったりしたものだ。ハズカシイ」と自虐ネタを挟んで
「その議員が在籍したと言われたペパーダイン大学という学校がある
当時、大変な騒ぎになったのだが、そんなイチバン旬なタイミングの時に
番組にゲストで出た中井貴一さんが突然、実はウチの奥さんがその大学の卒業生で、という話になった
ワイドショーとかニュースで(その学歴詐称問題が)取り上げられるたびに
奥様は『あの大学は数ヶ月とかの短期留学はないはずだ。アリエナーイ』とおっしゃられ
更に『復学したいと思っている』と議員がのたまえば
『そんな制度はない。アリエナーイ』と事あるごとにお二人の間で話題になったらしい
その議員にしたら、日本では誰も彼もが知っているというほどの著名な大学ではない
それを踏んで『ここは使える』と思ったのだろう
だが、そうは問屋が卸さない。天は見ている
よりによって、有名な俳優の奥方が、その学校の卒業生だったというのがまたニクイ
しかも、そんな旬なネタを、絶妙なタイミングで番組に出て
『アリエナーイ』を連発して話す中井さんもスゴかった。これは家族で大爆笑した
また、中井さんの奥様話はいつも、いかにも楽しそうで
歯切れがよくリズムが良いので、かなりウケる
皆さん、今後も彼にご注目を…」といった具合にまとめられていて
この記事をお書きになった時点で、もうすでに中井さんのトーク力に注目なさっていたことが窺えます
それはともかく…ナレーターの六角精児さんが
「画面の告白」のハリウッド俳優たちについての抜粋を読み上げられたあと
「日本人の俳優では中井が一番のお気に入りだという」とナレーションなさると
甲斐バンドの「虜」をBGMに(笑)ロケバスらしき車内にいらっしゃる甲斐さんが映り
「非常に興味尽きない方なんで、もう是非お会いしたいなと…
それは、やっぱり話することで、おのずとね、生き方みたいなことが…
あの…意欲みたいな原動力とか…みたいなことが、おのずと出て来ると思うんで
そういう話になったら面白いよなと思いますね」とコメント
そして…「中井が待つのは、東京・銀座にある老舗の映画館」というナレーションと共に
その「東劇」へと向かって歩いて行かれる甲斐さん
館内に入られたトコで、予告で流れたシーンとなり
甲斐さんが「おおー!」とおっしゃると「こんにちは!」と中井さん
「どうも、お久しぶりです」「ご無沙汰申し上げております」と挨拶を交わされ
甲斐さんが「(対談場所は)『東劇』って聞いて、ちょっと…
イヤ、さもありなんって感じもするけど、ナンでこの場所に…?」とお訊ねになると
中井さんは「僕は、あのー、個人的に映画を観るのももちろん
子供の頃から好きだったんですけど、映画館の中よりも、ロビー好きなんですよ
映画館の…そのロビーに入った瞬間が、一番ワクワクして、僕が好きな瞬間なんですよね
(『ハイハイ』と甲斐さん)…なので、ロビーでお話ししたいっていうのが…
(『ハッハッハッ』)…基本的には、ここを選んだ理由なんです…(『わかる!』)」とお答えになり
ここで「表現することは生きること…そう語る達人2人の舞台が開幕」とのナレーションが入って
ようやく(笑)椎名林檎さんのテーマ曲が流れ始め
その合間合間に「この声がロックに向かわせた」とか「正統派ってなんだろう」といった
クレジットが出て
最後に「SWITCHインタビュー 達人達」のタイトルがドーン!
画面左下に「Vol.294『じゃない方』へ行こう」というサブタイトルが出て、対談スタート♪
まずは、甲斐さんが「あのー、僕、実はですね、あの…中井作品マニアっていう訳でもなくて
どっちかっていうと、僕、一般的なレベルだと思うんですよ
ただ、あの…もちろん『ふぞろい』から…『ふぞろいの林檎たち』…
あの辺からもう、ちゃんと観てる…観てるんですけど…
そいで、あのー、今回、こういう話になった時に、ナンか急に中井さんが(頭を)よぎってですね」
…と、対談相手に中井さんを指名なさった経緯を説明し始められたんですが
ラジオ番組では、ご自身とは「違うジャンル」の方を…ということで
岸部一徳さん、松重豊さん、役所広司さんのお名前も候補に挙げてらっしゃいましたよね?(笑)
まあ、中井さんをお選びになった決め手については…
「いつの間にか、こう…自分の心の中にいる人っていう…
まっ(そういう人は)なかなかいないと思うんですけど、しばらくそこに触れてないと
こう…ちょっと、俄然また、こう…触れたくなるとか、観たくなるとか…っていうような人が
中井貴一なんだっていう…今回改めて、ナンかそういうのを思ったんですよ」
…とラジオ番組同様に明かされたものの、中井さんはうつむいてクスクス(笑)
更に…「『記憶にございません』観た時に『えっ!?この年齢で、このベテランなのに
ここで一番キャリアハイが来るんだ!?』って思ったんですよ
もう、アレ…キャリアトップ…『スゴイな!』と思って、僕…
『ここで、最高の演技が来るんだ!?』と思って…アレが一番、僕、ビックリしたんですよ」
…と、これもラジオ番組で話されていた「もう1つの理由」を話されると
「フフフ…(笑)」と笑って聴いていらした中井さんから
「『そんな僕は中井さんの、あの…マニアでもなく、あの…本当に一般的』
…って(おっしゃったけど)結構マニアですよ(笑)」とツッコまれ(笑)
「そうですか?(笑)」「結構、観て頂いてるなと思って…」「あ、そうなのか…(笑)」
「ハイ、あのー、非常に嬉しく思っております、ハイ」「イヤイヤ、イヤイヤ」
…といったやり取りのあと、更にディープな展開になって行くんですが、それはまた次回に…