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島根原子力発電所は、島根県松江市鹿島町(旧八
束郡鹿島町)片句にある中国電力の原子力発電所。
かつては「日本で一番県庁所在地に近い原発」と
言われていたが、2005年3月31日、所在地の鹿島町
が松江市と合併したことにより、日本で唯一、県
庁所在地に立地する原子力発電所となった。
1号機:原子炉形式:沸騰水型軽水炉 (BWR)
運転開始: 1974年3月29日
定格電気出力: 46.0万キロワット
2号機:原子炉形式:沸騰水型軽水炉 (BWR)
運転開始: 1989年2月10日
定格電気出力: 82.0万キロワット
3号機:原子炉形式:改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR)
起工:2006年10月24日
運転開始: 2011年12月予定
定格電気出力: 137.3万キロワット(予定)
【主なトラブル】
1977年3月1日
1号機:制御棒駆動水が戻り、ノズルにひびが生ずる。
1981年6月16日
1号機:配管から蒸気漏洩。
1981年12月7日
1号機:制御棒駆動系挿入・引き抜き配管の、表面
に傷がみつかる。
1992年2月20日
1号機:中性子束異常信号の為、原子炉が自動停止
する。
1995年7月30日
2号機:緊急停止排出水容器・水位異常高信号の為、
原子炉が自動停止する。
2004年3月17日
2号機:格納容器内の、冷却機の凝縮水量と、床ドレ
ン量が増加し、原子炉を手動で停止させる。
2006年10月13日
1号機:復水貯蔵タンクに腐食がみつかる
2010年4月30日
中国電力は、経済産業省原子力安全・保安院と島
根県、松江市に対し、島根原発1,2号機の総点検の
調査結果についての報告書を提出した。報告書に
よれば、点検計画表の誤記載による機器の超過使
用が506ヶ所、点検の誤記載と記載漏れも1159ヶ所
あったとされる。
2010年9月6日
経済産業省原子力安全・保安院は、1、2号機の点
検漏れや不備が多数あった問題に対する再発防止
策を盛り込んだ保安規程変更案を承認したと発表
した。
2010年10月21日
中国電力は2号機の点検不備の再発防止策などにつ
いて島根県と松江市に説明し、島根県と松江市は
運転再開を認めた。
2010年12月28日
中国電力は、島根原発2号機の定期検査を終了し、
当初計画より5ヶ月遅れで定格出力での運転を再開
した。1号機は2011年4月7日現在、検査のため運転
停止している。
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2011年4月13日(読売)
「避難方法早急に考えねば」福島原発「レベル7」
で松江市
2010年5月31日(朝日)
運転開始後に活断層が見つかった中国電力島根原
発(松江市)の1号機と2号機をめぐり、中国5
県と大阪、京都、奈良、長野各府県の住民計約
130人が「地震で原発事故が起きる危険性がある」
として、中国電力に運転の差し止めを求めた訴訟
の判決が31日、松江地裁であった。片山憲一裁
判長は、耐震安全性は確保されているなどと判断
し、住民側の請求を退けた。住民側は控訴する方
針。
【エピソード】
大和シジミの養殖が盛んな宍道湖を訪問しようと
していた矢先の東日本大震災。それじゃついでに
島根原子力発電所も見てこようと急遽予定変更。
※活断層にプルサーマル計画の全国展開とは気が
重いことだ。
【脚注及びリンク】
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(1)「宍道断層」(島根大学)
(2)「中国電力・島根支社HP」
(3)「SPEEDI収集放射線リアルタイムデータ 島根県」
(4)「島根原子力発電所敷地境界説明図」
(5)「舘野淳. “労多くして益少なし―不必要な「プ
ルサーマル」講演資料,2009.10」
(6)「島根原子力発電所」wikipedia
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