【高浜原発リスク評価】
過去の主なトラブル
1999年9月14日
3号機に使用予定だったMOX燃料ペレットにデータ改ざ
んが発覚。MOX燃料製造データ改ざん、関西電力高浜
原子力発電所三号炉に使用予定だった、イギリス原子
燃料公社(BFNL)製造のMOX燃料ペレットの寸法デー
タを改ざん。データの偽造は、22ロット分。関西電力
は独自の抜き取り調査を行っているが、偽造を見抜け
なかった。発覚当時、高浜四号炉用のMOX燃料が日本
へ向けて輸送中であった。なお、関西電力は1999年
10月にデータ改ざんの疑惑について情報を得ていたが、
BFNLからの不正はないとの連絡を受けて通産省や福井
県に報告せず。
国と関西電力は同年9月24日、現地調査に基づく中間
報告を発表。報告書は、高浜三号炉用のデータ改ざん
を認めたが、高浜四号炉用のMOX燃料については不正
はないとしている。
表 琵琶湖周辺原発地震対策指針
設置者 | 発電所 | 想定津波 m | 地震対策 |
関西電力 | 美浜 | 0.74~1.86 | 現在過般式の発電機および空冷式の発電機増設。海抜32メートルの位置に設置することも検討中(美浜)/ 総額500億~1000億円規模の設備投資/非常用発電機や海水ポンプなどの設置/送電線の強化/使用済み核燃料プールの冷却機能強化 |
関西電力 | 高浜 | ||
関西電力 | 大飯 | ||
日原力発 | 敦賀 | 総額200億円規模の新たな地震・津波対策の設備投資→非常用電源車の配備や使用済み核燃料プールに冷却水を入れる新配管設置など | |
北陸電力 | 志賀 | 11メートル以上の津波が襲っても安全な体制を構築/ 冷却ポンプの予備機を増やし、迅速な復旧に対応/非常用電源車を5台配備 |
作成:2011.3.29
【エピソード】
【脚注及びリンク】
-----------------------------------------
(1)「日本原子力研究開発機構」
(2)「日本の原子力発電所」
(3)「放射性物質による環境汚染予防に向けて」
(4)「地域防災計画データベース:消防庁防災課」
(5)「関西原子力事業部高浜発電所」
(6)「原子力発電の事故隠し・データ改ざん一覧」
-----------------------------------------
■
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます