ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2021年8月24日(火) 大峰奥駈道の序盤・吉野奥千本から四寸岩山までを歩く!

2021-08-26 22:34:04 | 人数限定登山
桜の名所・吉野。春以外の季節は静かです。奥千本から山に入ると、いくつもの茶屋跡が
見られるいにしえの道をたどることができます。







夏はこれといった花が少ないけれど、ヤマジノホトトギスはいくつか咲いていました。








クサギの花も満開。葉に悪臭があるのでこの名がついたとか。クサイけど、若葉は山菜として
利用されるそうです。果実を草木染に使うと、きれいな空色になります。







守屋茶屋跡。こんな場所で茶屋としての商売が成り立つほどの往来があったということに
驚きます。








大きなカエデの木が目印。








丸々と太ったヒキガエルに遭遇。虫をたくさん食べたのかな?この後ともちゃんに捕まり、
しばらく弄ばれてしまいました。








知らないと通り過ぎてしまいそうな、目立たない薊岳の山頂。








稜線を吹き抜ける風を受けながら、気持ちよく歩いていると、ほどなく四寸岩山(1235m)に到着。
1寸は3センチくらいだから、4寸だと12センチくらい。12センチの岩なんてそこらへんにあるので、
名前の由来になったとは思えませんね。「口耳四寸(こうじしすん)の学」ということわざがある
とおり、「少しの距離」という意味があるので、吉野からちょっとの距離にある山という意味なの
かもしれません。








西側が開け、黒滝村の山々が見えました。鉄塔が並ぶのは柏原山かな?








さらに南下し、足摺茶屋跡(足摺宿)へ。きれいな小屋の内部には木彫りの不動明王像があります。







周辺には印象的な白い岩が点在して、ちょっとしたカレンフェルトになっています。もしかしたら
地下には洞窟があるのかも。








往路は尾根の西側をトラバースするようにつけられた新道をたどります。新道であるはずですが、
現在は歩く人も少なく、やや荒れ気味。随所に岩清水や源流があり、昔の茶屋を支えていたと
思われます。








新茶屋跡。いつのものなのか、大きな茶釜が転がっていました。




ついでに青根ヶ峰にも立ち寄ってから、奥千本に戻りました。吉野では気温は26℃くらいだったのに、
大和上市駅では32℃でした。やっぱり山は涼しい!
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2020年3月17日(火) 玉置山・宝冠の森からの絶景

2020-05-31 21:53:45 | 人数限定登山


朝方に降った雪で、参道の石段が滑りやすくなっていました。コースで最も危険な個所かも?








奈良県最大と言われる「大杉」を見に行きました。








平成16年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された、玉置神社。








宝冠の森への尾根道。最初は平和な雑木林の登山道ですが、しだいに急斜面のアップダウンが
出てきます。










キレットの岩場には鎖がありますが、安全のためヘルメットとハーネスを装着し、ロープで確保して
通過してもらいました。








キレットを過ぎても、岩場は続きます。








宝冠の森に到着。和歌山県側の絶景が迎えてくれました。








熊野灘を遠くに見ながら、北山川が蛇行する木津呂もすぐ下に。








同じ道を引き返します。








シャクナゲ群落を抜けると玉置山(1076m)。また、花が咲くころに、見に訪れたいものです。




                      

4月期の予定は、ホームページをご覧ください。

人数限定登山の残席状況と、ウェブ予約はこちら

(コロナウイルス感染拡大防止対策のため、一部の山小屋や施設が休業となっている場合があり、
予定を変更する可能性があります。)

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2020年3月11日(水) 明智光秀ゆかりの金山城と、麓のスプリングエフェメラル 

2020-05-31 17:51:25 | 人数限定登山


登山口。今年の大河ドラマの主人公、明智光秀が八上城攻めの際、この山に築城したということで、
「明智光秀ゆかりの城」というのぼりが並んでいます。








石垣にタマゴケを発見!(どんだけダマゴケ好きやねん。)








園林寺跡。明治末期から大正時代は尼寺だったそうで、割れた瓦やお椀のかけらを見つけては、
ひとり興奮する、元・考古学専攻のともちゃんでした。








金山の山頂(537m)。








少し下ったところに、鬼の架け橋があります。







たちまち空が晴れ、架け橋の向こう側に虹が現れました。いいことありそう!








下山してから、しばらく車道を歩いて追手神社へ。








びっしりと生えた苔がきれい。









境内の奥に、ユキワリイチゲの群落があります。








他にも、たくさんのスプリングエフェメラルを見ることができました。
イチリンソウ。







ニリンソウ。








セツブンソウ。








セリバオウレン。

可愛い花をいっぱい見られて、大満足で帰途につきました。




                      

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2020年2月23日(日) 堂満岳にも春の予感

2020-05-30 21:23:36 | 人数限定登山
Mr.Dashが高熱を出したため、本日のガイドはともちゃん一人。なので写真も少な目です。








雪のない青ガレ。








金糞峠に着くと、風が吹き抜けて寒い寒い!ろくに休憩もできず、そのまま稜線を進みました。








山頂(1057m)で、他の登山者にお願いして、写真を撮ってもらいました。








ノタノホリ。薄氷が張っています。








少し下りたところの沢沿いに、バイカオウレンの群落を見つけました。可愛い!




                      

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2020年2月20日(木) 雪の少ない大普賢岳

2020-05-30 21:06:43 | 人数限定登山


さすがの大普賢岳も、今年は雪が少ないのでがっかり。でも、その分スピーディに歩けて、
山頂に立てる可能性が高くなります。








中途半端に凍った岩の表面がちょっと怖い。








網の橋にアイゼンが引っかかりそう。








小普賢のコルで風を避けながら昼食。








いつもの雪だるま職人出現!








標高が上がると、雪山らしい風景になってきました。








無事、大普賢岳山頂(1779.9m)に到着!








雪が少なくても、達成感は十分!!








山を下りる時も注意が必要です。








下山すると、すっかり雪が消えていました。



                      

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