日頃撮る被写体の中で好きなものの一つに建築物がある。特に日本建築。
先日、天王洲の建築倉庫ミュージアムでこんなタイトルの展覧会をやっていたので会期終了間際に滑り込んだ。
今回の一番の目的だった杉本博司のサヴォア邸。
杉本博司 「サヴォア邸」1998(建築家:ル·コルビュジエ)
キュレーターは解説をこう綴っている。
杉本博司のサヴォア邸は、この世に漂う建築の「魂」のように見えます。
建築家の脳裏に最初に宿りながらも必ずしもそのままの姿では生まれなかった建築物の原型。
敢えてレンズを無限遠の二倍の焦点距離に設定することで、作家はその不可視の部分に迫ろうとしています。
「サヴォア邸」模型 2010 (所蔵:大成建設株式会社)
トーマス・ルフ「h.t.b. 02」1999 (建築家:ミース・ファン・デル・ローエ)
トーマス・ルフ「h.t.b. 17&19」1999 (建築家:ミース・ファン・デル・ローエ)
インテリアに合わせたと思われる額装。美しい。
建築倉庫ミュージアムの模型収蔵庫見学ツアーが面白い。
湿度50%、気温20℃に保たれた庫内を懐中電灯で巡る15分間。怪盗になった気分♬
私の鎌倉建築物写真の「作為表現」は他人にどう見えているのだろう。
そもそもそこまでの思い入れで撮ってもいないが。気付きの多い展示会でした。
ブロトピ:今日の写真日記
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