キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

政界の尾骶骨の今後は?

2016-05-14 10:21:07 | Weblog

今や政界の”尾骶骨”と成り下がった社民党。党首吉田忠智が今頃になって慌てふためいている。参院は衆院のような解散はなく、参院議員の任期は6年もあるのだから早めに手を打つのが常識だろう。これ程先が読めないのでは国会議員の資質欠如だ。社民党参院議員現党首吉田忠智と前党首福島瑞穂の任期が切れ、改選を迎える。前回の平25年の参院選比例は約125万票で1議席に留まった。その後の趨勢を見れば社民党が参院選で戦う状況は極めて厳しい。改選2議席を確保するには倍の250万票要るが甚だ難しい。2人仲良く雁首揃えて落選もあり得る。低迷続ける社民党にはこの票数は不可能と悟ったのだろう。吉田は政治団体「国民怒りの声」の設立を表明している小林節と会談、共闘を打診したがにべもなく断られたそうだ。これから新党を立ち上げようとしている輩が落ち目の社民党と組む筈がない。”窮すれば鈍する”最早見境もつかない病状だ。切羽詰った吉田は民進党の岡田に民進、社民両党の合流を持ち掛けたが岡田は「参院選前は考えにくい。維新の党旧民主党は長い時間を掛けて新党結成に至った。参院選を目前にして同じ事が出来るとは思わない」とけんもほろろに断られた。社民党クズレが民進党内で党の結束を乱したり、過激に左に舵を切ろうとしたり、岡田の頭痛の種になっている。ここで消滅寸前の社民党と合流すれば民進党が道連れにされ奈落の底に急降下しかねない。たった5人(衆院2人、参院3人)の党だ。党首吉田は民進党との合流を提案、社民党本部は「常任幹事会で民進党への合流、の提案や決定は行っていない」と全面否定。福島、沖縄の照屋寛徳両名が合流反対の急先鋒だ。福島「社民党が消滅してしまう。党首が勝手に言っているだけ」照屋は「行きたい人は離党すればいい」と党首吉田の面目丸潰れ。民進党内でも「露骨な選挙目当てで支持者が離反する」「共産党との連携で批判を浴びている、さらに社民党なんてシャレにもならぬ。党が左に倒れてしまう」と歓迎する手合いはいない。展望が開けず、御先真っ暗な社民党、13000人弱の党員はさて?写真はシャクヤク(芍薬)