現在、改定作業中の「草加市公共施設等総合管理計画(素案)」について、市民等からの意見を募集するパブリックコメントが3月6日までおこなわれています。栄中学校の建て替えなどが明記された一方、学校単位での保育園やコミュニティ施設との複合化なども検討として挙げられています。そのうち、2039年度までの各計画期間ごとの主な内容をまとめました。
①計画期間2023~27年度の主な内容
今年4月からスタートするこの計画期間は具体的に実施する内容がメインとなっています。
- 栄中学校:適正規模での建て替えを検討。
- 瀬崎小学校:敷地内で瀬崎児童クラブの移転(移設)を検討。
- 市民温水プール:適正規模での建て替えを行う。
- 養護老人ホーム松楽苑:適正規模での建て替えを検討(現地か近隣地で建て替えを検討)
- 西町職員住宅:解体工事を行う。※跡地に市営住宅「(仮称)西町住宅」を建設し篠葉住宅、神明住宅が移転予定
- 北谷書庫:解体工事を行う。
- 消防本部:まつばら綾瀬川公園南側公共用地に移転する。
- 市民交流活動センター:谷塚サービスセンター、青少年交流センター、谷塚児童センターは現地での更新を検討。市民活動センターはまつばら綾瀬川公園南側公共用地への移転を検討。
②計画期間2028~31年度の主な内容
- 草加中学校:老朽化しているA棟・B棟はプレハブ棟の機能と合わせて施設更新を検討。
- 奥日光自然の家:適正規模での建て替えを検討。
- 篠葉住宅、神明住宅:西町職員住宅解体後の跡地へ移転を検討。
- やつか保育園、谷塚ミニコミュニティセンター、谷塚南ミニコミュニティセンター:市民交流活動センター解体後の跡地に新設する施設への移転による複合化を検討。
③計画期間2032~35年度の主な内容
- 川柳中学校:川柳文化センターを移転統合し複合化施設として建て替えを検討。
- 八幡小学校:しのは保育園、八幡コミュニティセンターを移転し複合化施設として建て替えを検討。
- 草加小学校:住吉児童館(児童クラブ)を複合化した上での建て替えを検討。
- 新里小学校:柳島コミュニティセンター、やなぎしま保育園を移転し複合化施設として建て替えを検討。
- 勤労福祉会館:新田駅西口土地区画整理事業地内の公共施設整備予定地への移転を検討。
- 中央公民館、草加北ミニコミュニティセンター:まつばら綾瀬川公園南側公共用地への移転を検討。
- 勤労青少年ホーム:まつばら綾瀬川公園南側公共用地への移転を検討。
④計画期間2036~39年度の主な内容
- 新栄小学校:しんえい保育園、新栄児童センターを移転し複合化施設として現地建て替えを検討。
- 八幡北小学校:やはた保育園を移転し複合化施設として建て替えを検討。やはた保育園分園は移転統合するやはた保育園と機能集約を検討。
- 川柳小学校:老朽化しているB・C棟と屋内運動場は建て替えを検討。
- 高砂小学校:C棟は適正規模での建て替えを検討。
- 瀬崎小学校:せざき保育園、瀬崎コミュニティセンターを移転し複合化施設として建て替えを検討。
- あさひ保育園、しんぜん保育:勤労福祉会館移転後の跡地への移設を検討。
- あおやぎ保育園:川柳文化センターが川柳中学校と統合された跡地への移転を検討。
- 草加市文化会館:ホール棟とコミュニティ棟は適正規模での建て替えを検討。
- 市民体育館:適正規模での建て替えを検討。
- 環境業務センター・消防署青柳分署:青柳分署は現地より北部への施設移転を検討。施設移転ができない場合は、環境業務センターとの複合化施設として建て替えを検討。環境業務センターは適正規模での建て替えを検討。
以上が2039年度までの検討に掲げられた項目(2040年以降の内容は素案でご確認ください)です。個人的な見解ですが、非常に重要な検討項目が掲げられている一方で、②以降の期間は実態に合わない内容や市民サービスを大きく後退させかねない検討項目も散見されます。これら計画素案の内容について3月6日までは自由に意見を提出することができます。
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